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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

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隣人の「幼児性」にほとほとあきれる(週刊 自転車ツーキニスト760)

2017/12/29


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       隣人の「幼児性」にほとほとあきれる760号 

■文在寅大統領の声明

 なんだかなぁ、昨日の韓国・文在寅大統領の声明には、ほとほとあきれたね。
「(慰安婦合意検討タスクフォースの「検証」結果を受けて、日韓合意に)重大な欠陥があったことが確認された。この合意では慰安婦問題が解決されない、という点を、改めてはっきり明らかにする」という。
 事実上の「合意破棄」への布石なんだろう。
 国と国とが決めた約束、それも満天下で発表した合意を、今も、そして今後も守らないんだそうだ。

「韓国民は納得していない」とか「前政権がやったこと」とか、何だかんだと理由をつけてるけれど、そんな論理が通じると思ってること自体がおめでたいが、ま、そんなのは、あなた方の勝手なお家の事情でね、どうぞ国内でやってくれ、というに尽きる。
 我々日本人としては「国と国との約束は守りましょうね」という至極当たり前のことを要求するだけだ。
 こちらは守ってるのである。そしてこれにて「不可逆的に最終決着」と両者で宣言したのである。それこそ、国際社会が見守る満天下のもと、握手して誓ったのだ。
 もはやゴールポストは動かない。
 河野外相は「もし万が一、韓国政府が既に実施に移されている合意を変更しようとするのであれば、日韓関係は管理不能となり、それは断じて受け入れることはできない」と言った。当たり前だ。

 じつのところ、あの日韓合意に関しては、こっちにだって、言いたいこと、不愉快な内容はあるのだ。だが、国家間の合意なんてのは100%の解決はないわけで(つまり常に「痛み分け」だ)、そのあたりはグッと飲み込んで「未来志向」のために合意した。
 隣人じゃないか、おたがい仲良くやろうぜ、とね。

■今回の話は「歴史問題」じゃないぞ

 ま、そのあたりの話は、各紙(あの朝日新聞も含めて)昨日の社説で縷々書いているし、別にここで改めて力説しちゃっても仕方ない。だけど、私として気になったのは、文大統領の同じ声明の中の次の部分だった。

「同時に、私は歴史問題の解決とは別に、韓日間の未来志向的な協力のために正常な外交関係を回復していきます」

 これ、もちろん「ツートラック外交」つまり「歴史問題と、経済などは分けよう」という話を示しているわけだが、いやはや、今回の場合、そりゃ無理ってもんですよ。
 だってね、今回のこの話は「歴史問題」じゃないもの。
 内容じゃなくて、その前提としての「決まりごと」「ルール」の話。
 国家間の合意が守れない、約束が守れない、と、本質はただそれだけでありまして、そういう国と「契約」なんて結べるもんなんすかね。

 経済の話ってのは、突き詰めて考えると、取引の契約をどう結び、金銭のやりとりをどう決めるか、という話に尽きるのであります。いちど交わした契約書ってのは(当たり前ながら)シビアなものでね。「社員感情(?)がどうの」「納得できていない人がいる」みたいな理由でひっくり返すことなどできない。
 ちょっと当たり前すぎて笑ってしまうんだが、そんな当然中の当然のことが分からない、ということを、大統領みずから表明してしまったわけで、これ、現代史に残る「異常国家ぶり」というのか、失礼ながら「幼稚国家ぶり」ではないんじゃろか。

■それにしても「ツートラック外交」

 それにしても、文大統領得意の「ツートラック」という言葉だ。いい加減、韓国の方々にも気づいて欲しいと思うんだけど、あなた方が、かくも嫌われ、孤立する理由は、じつはこの言葉に象徴される「外交態度の本質」にもあるぞ。
 英語にしたら何だかカッコよく紛れる(?)とでも思ってるのかもしれないが、これって要するに「二枚舌外交」ということと同義ではないの。
 都合のいいときは合意、悪くなったら破棄、あの約束は守るがこの約束は守らない、あのときはあのとき、今は今…。
 日本だけじゃなく、アメリカも、中国も「あっちではああ言ってたのに、こっちではこう言う」という二枚舌に辟易してるわけですよ。で、結局、約束を守らないんだから…。
 トランプ大統領が「激怒」し、習近平主席が「冷遇」するわけだわ。

■大統領も国民も……

 その根っこはどこにあるかというと、私が思うに、ある種の「自己中心性」、しかもちょっと信じがたいほど幼児的な「自分ファースト」なんだろうと思うのだ。
 常に自分の都合でのみ、ものを考え、他者について考えがいたらない。自分に都合の悪い約束は、その場で破ったってかまわない。理由なんて後でいくらでもつけられる…。
 そういった姿勢を、大統領みずから「国家としての姿勢であります」と満天下に示してしまったのが、今回の話でね。私など「もしかして(もしかせんでも)大統領以下、国家国民全員がもつ体質なのか」とすら疑ってしまうわけだ。だってね、次のような話が、それをみごとに証明してるんだもの。

 このところ増え続ける海外からの観光客なんだけど、それにともなって急増してる問題に「ノーショー問題」というのがある。店の予約をしていたはずなのに、予定時刻になっても、客が現れもしない(No Show)という問題だ。もちろん店側はきちんと用意している。「予約」という契約を守る。でも客は来ない。当然ながら、店にとっては大ダメージだ。
 韓国人旅行者に突出して多いんだという。
 店側が連絡すると「別の予定ができたから」「店の評判がいまいちだったから」「急に気が変わって他の店にした」なんて悪びれもせずに答えるんだそうな。そんなのはアンタの勝手な都合だろうが、約束は守りなさいよ!……という怒りを押さえつつ、店が「困ります」と抗議すると、決まって逆ギレされるらしい。
 何かに似てません?
 もちろん似てますよね(笑)。
 似てるどころか、上から下まで、大から小まで、みごと首尾一貫している。ちょっと感心するくらいにね(笑)。

 以前も書いたけど、我々のとなりには、こういうちょっと風変わりな隣人が住んでいる。
 こちらの論理など通じない。異様な言動としつこさで有名。自分勝手な論理を振り回し、町内の約束など守れない。こっちとしては辟易するけど、残念なことに隣人は「そういう人」なのだ。善も悪も好き嫌いもない。ただ単に「そういう人」。
 我々はそれを知った上で、今後もこの隣人とつきあわなくてはならない。
 ほんとにもう難儀なことだけど、残念なことに、どうやらそれは事実なのだ。

【以前のメルマガ】隣国との付き合い方を考える(週刊 自転車ツーキニスト691)
http://melma.com/backnumber_16703_6455554/

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