自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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神山の峠と不動産シェア自転車の(週刊 自転車ツーキニスト755)

2017/12/20




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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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        神山の峠と不動産シェア自転車の755号

■四国・神山(徳島県)の峠道

 このメルマガの読者の方から、前号に関して、下記のようなメールをいただきましてね。おお、こりゃ自転車フレンドリーな話だ、と(個人情報を除いて)紹介させていただきます。

 徳島の神山に行かれていたんですね! 徳島のサイクリストにとって、神山は聖地のひとつです。
 走って楽しい、人々が暖かい、そして坂(笑)。
 神山には84も峠があって、教育委員会から本が出ています。そして、これらの峠には「神山の峠道」という看板(標識?)がかかっています。ただこの本の地図がとっても雑(爆)で、ちょっと見、どこかわからない。地形図とにらめっこしてあたりを付け、オリエンテーリング気分で自転車で探して、看板を見つけたら驚喜…。
 車道沿いのことも、ブッシュかき分けのこともありました。
 看板は約50峠に設置されています。
 これまでの探索結果は、次の中に混じっています。主に2007年〜2012年頃です。よかったら見てもらえれば。

【と、ここから先のリンク先は、個人情報っぽくなるのでカット】

 と、こういうのは嬉しいね。
 神山について、私は「まちおこしのモデル」のひとつとして見に行ったのですが、そうか「神山の峠道」か。自転車の聖地でもあったとは…! 標識には気づかなかったなぁ。
 リンク先も見ました。四国、なんだか味わい深いというか、奥地が本物の奥地、というか、いいすね。
 次回は自転車で行ってみます。
 あと、この方が仰るように「オリエンテーリング気分で」は、かなり楽しいような気がします。
 そういや、神山には「ブロンプトンのレンタル自転車」がありましたぜ。こんな中山間地域なのに(ブロンプトンは坂が若干苦手)。オサレでありまんがな。

■その一方で、ヘンなCM

 さて、それとはまったく関係ないんだけど、不動産会社のアパマンショップが、来年からシェアサイクルに手を出すんだそうな。しかも無料。
 おや、これまた自転車フレンドリーな話。そういやアパマンショップ、都内にたくさん店舗があるし、そこに指定駐輪ポートを作っておけば、それなりの利便性が保たれるということかな。
 または、やってきた顧客を物件に案内する際に、セールスマンと一緒に自転車に乗って見にいこう、というのを兼ねてるのかもしれないね。ま、町の様子、雰囲気を知るのに自転車ほどいい手段はないし、それはそれでいいのかも。
 ということで、テレビCMでもさかんにアピール中だ。

【アパマンショップ・テレビCM】
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=ODTpWUKtUCs
 
 ……。あー、平気で右側通行、か。
 やはり自転車のことを、何ら分かってなかったか。
 自転車というものの特性を知った上で、業態や社会に活かす、というのではなく「流行りのシェアサイクルだから飛びついた」というのが見え見えだね。残念なことだ。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊」川島博之著 講談社+α新書

 前々からそうじゃないかなぁと思っていたら、やはりそうだった、というのが本書。
 あのデカい中国には、2種類の「人種」が住んでいる。
 ひとつは都市住民で、もうひとつが農村住民。そして、その2つには越えるに越えられない「戸籍」という壁があって、都市住民は豊かになったけど、農村住民は相変わらず極貧のまま。いわば「戸籍アパルトヘイト」があるというのだ。
 そのアパルトヘイトの下層に属する人々は、総数約9億人。都市住民との間には、当然のように差別があり、中国の人々は、その人種差をいわば「当然のこと」として認識しているという。
 タイトルや、帯キャッチフレーズ(9億人の農民奴隷は2020年に蜂起する!)を見ると、数多の「中国ヘイト本」のひとつと思われてしまうけど、まったく違った。
 中国全体を俯瞰し、村々、街々を実際に訪れ、平易な筆致で、どうしようもない齟齬と破綻と矛盾をあぶり出していく。それは統計的にも肌感覚としても「事実」としか言いようがないものだ。
 著者の川島氏、地べたに生きる人民に愛があるところがいい。中国にまつわる色んなこと(ほんとに色んなこと)が、なんとかソフトランディングならんことを、と彼は願う。
 私も願う。あまりにデカく、あまりに影響が強すぎるゆえ、中国人民ならずとも、世界中がそれを望んでいると思う。

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【ヒキタ最新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878

【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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創刊日:2000-09-15  
最終発行日:  
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