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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

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路上の“格差社会”の(週刊 自転車ツーキニスト741)

2017/09/01





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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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          路上の“格差社会”の741号

■自転車レーンの上に駐まるなって

 相変わらず自転車レーンの上にクルマを駐めるスカタンが多くて、まあ我々自転車乗りとしては困ってしまうわけだが(レーン上の駐停車違反については、反則金を5倍程度にすべきだな)、このところ、ちょっとした傾向がある。
 宅配便などの荷下ろし、荷捌き、ほか、こういうのは「わお、こっちとしては迷惑だな」と思うには思うものの、ま、彼らも仕事だし、すぐに去るし、昔からこういうのはいたにはいた。
 それとは別に、普通の営業車とかの「意味ナシ駐車」が何だかこのところ増えている気がするのだ。
 パスする際に、中を覗いてみると、居眠り営業車の多いこと。
 路上を簡易ホテルにしとる。たわけもん、だったら、別の迷惑にならないところに駐めてから、居眠りでも何でもせんかい、と思う。
 ただ、居眠り営業車についても、これまた、昔からよくいた。
 最近多い、いわば「新手」は、次の種の路駐営業車両だ。

■路上レストラン

 昼間の路上駐車、はっきりと正午前後に増える。
 これは私ヒキタの極私的統計であり、赤坂通りに限る、という超ローカル・リサーチによるんだけど(笑)、正午前後、ナビマークの上の営業車両が激増するのである。
 ナンデだ、と覗くと、決まって中で弁当を食べている。
 コンビニ弁当のこともあれば、愛妻弁当(かな?)のこともある。いずれにせよ、クルマの中を飲食スペースにしてるってわけ。
 これ、どう見ても、お小遣いの節約術だよね。
 以前だったら、どこぞにクルマを駐めて「さあ、ここならレッカー移動されないぞ、昼飯の時間だ、ラーメンでも食うか」になっていたのが、弁当に替わっているわけだよ。で、食べる場所がないから、クルマの中。クルマの中にいればレッカー移動されないから、赤坂通りだろうと、ナンだろうと、おけー。
 たわけが。
 もちろん迷惑だし、アブナイし、別のところでやってくれとは思う。
 思うんだが、その一方、なんだかちょっと考えるところがあるわけですよ。

■外苑西通りのスーパーカー

 その赤坂通りから、乃木坂トンネルを越えて西にちょっと行くと、ほんの数百メートルで外苑西通りに出る。
 白金から、広尾、麻布、青山を抜けて千駄ヶ谷にいたるという、何だかおセレブな大通りなんだけど、以前から不動産業界にはひとつの言い伝えがあって、それは「外苑西通りにスーパーカーをよく見るようになったら、時代はもうバブルだ」というものだ。
 わはは、分かりやすい。しかし、その言を借りるのであれば、いま、局地的に確かにバブルはきている。
 外苑西通りは、ちょっと前から「ポルシェとフェラーリは当たり前」になっていた。それが「ランボルギーニとロータスとマイバッハがトレンドかな」という状態に変わっていった。
 今現在の一番流行りは、断然「テスラ」だ。
 スーパーカーというカテゴリーからはちょっと離れるかもしれないけど、外苑西通りでは、正直テスラの方が、カローラより多い(ように思える)。ま、カローラが以前ほど売れなくなったというのもあるけれどね。
 見たところテスラ“100D”あたりが一番かな。だいたい1200万円を少し超える程度のモデル。当然ながら、これはどう考えてもお金持ちが乗るクルマであり(おそらくは)次のような趣味嗜好のヒトの選択肢だと思う。
「ポルシェもちょっと飽きたな、ベントレーは何だか重たいからなぁ、レクサスはデザインが子どもっぽい。で、今は何だろう、ちょっと未来的で、エコで、インテリっぽくて…、だったら、次はテスラかな、流行ってるし」なんてね。

■不景気じゃないが、多くの人には好景気でもない

 たしかに今は不景気とは言えない。失業率だって低いし、日経の株価だって5年前とは雲泥の差だ。数々の景況指数だって、それなりに悪くない数値を継続している。
 だけど、それを肌で感じる人は少ない。格差だけが明らかに拡がってるからだ。
 そして「路上レストラン」の営業車と「流行ってるから買ってみるか」のテスラが、同じ路上にいる、ということになった。

 どうだろう。
◎今(2015年-17年)、地価が特に上昇してるのが、港区、千代田区、渋谷区、文京区などの一部であること。
◎あの1986-91年のバブル時代は、郊外も含め、首都圏全体が上昇していたこと。
 このふたつの間には、やはり「格差社会」というキーワードがあると思う。

 あとは中国人リッチマンの「不動産爆買い」かな。バブル原資として。
 話はかなりズレるんだけど(笑)。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「東大卒で49歳の主夫がなにもはじめずに運動不足を解消しこんな体になった世界一かんたんな方法(Kindle版)」佐野壮著 Amazon Services International, Inc.

 長いタイトルでありまして、実際にそのタイトル通りの本。「こんな体」とは、細マッチョ&シックスパックの、表紙写真だ。もちろん著者本人。
 著者・佐野壮さんの推奨する「自由体操」、じつは現在、私も実践中であります。んで、これはいいかもと思っていたりします。
 自由体操ってのは、著者によると「いつでも、どこでも、どのようにでも、体を動かす」という、ただそれだけのこと。それだけで、運動不足解消、肥満解消、認知症予防、ロコモ防止の効果があり、ひいては肉体改造にもなるという。おまけにリバウンドとは無縁の「一生もの」の健康法であるそうな。
 これを聞いただけでは「じゃ、どんな体操?」ってピンとこないかもしれないけれど、読めば分かる。カラダを動かすだけ。で、ちりも積もれば山となる。
 おそらく本当だと思う。その通りやれば(といって何ら難しいことはないけれど)表紙写真のような肉体が手に入ると思う(ちょっと希望的観測)。私はそれを信じる。だって何だか体重も減ったもん。そういうわけで、信号待ちの際にもサドルの上で肩をぐりぐり動かしたりしている。会議中には手をグーパーしてる。
 本の後半、ちょっとコジツケかなぁと思う部分もないではないけれど、それもひとつのレトリック。
 おそらく本書の内容は正しい。
 なぜならば、私はこの著者が信頼できる人間であることを知っているからだ。

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「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
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「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
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  • 名無しさん2017/09/04

    自転車レーンの上に駐まっているクルマは、右側から追い越して行けば、良いだけです。



    我々自転車乗りとしては、ちょっと邪魔だなとは感じても、別段、困ってしまうことはありません。



    自転車レーンとして車道左側に一定の余裕を設けることで、クルマと自転車が共有・共用・共存するという素晴らしい風景です。