自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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ラジオを大リニューアル!の(週刊 自転車ツーキニスト713)

2017/03/30





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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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  TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」大リニューアルの713号

■今週末(4/2)からスタートだ♪

 さてさて、みなさま、お立ち会い。
 今月で満4年となる、TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」でありますが、今週末から「巨大リニューアル!」を敢行するのであります。
 もう2度ほど収録を終えたけど、ハッキリ申し上げて「格段に面白くなった!」との評判だ。……うそ。まだ放送してません。でも、少なくとも私ヒキタ自身は、確実にそう思ってる。それはたしかなのであります。
 番組構成は大きく分けて3つ。

(1)旬の自転車ニュースを取り上げる「週刊自転車ニュース」
(2)専門家(リニューアル初回は栗村修さん)を迎えて自転車について語っていただく「サイクリングトーク」
(3)宿題のお題(「桜」とか「連休」とか)について、石井疋田が自転車にからめて語り倒す「サイクル大辞典」
(4)んで、どこかに「自転車脳内BGM」が入ってくる

 いやいやいや、聴いていただければ分かります。
 喋ってて楽しいし、はっきりと内容がグレードアップした。
 今や、私、毎度の収録が楽しみでナランよ。

■細かく言いますとね

(1)の週刊自転車ニュースは、文字通り「自転車ニュースの解説」だ。
 1週間分かき集めると、そりゃもう自転車関連の面白ニュースは(意外なほど!)いっぱい転がっているもので、腹立つのもあれば、わははと笑うのもある。毎週3本程度。「高1自転車事故の謎」なんて、ちょっとシャレにならないのもあるんだが、「佐賀のカラフル自転車」というような、笑ってしまう社会現象(?)もある。
 同じ九州人の私としては、佐賀のカラフル自転車、宮崎の「タオラー」を思い出してしまいますた(謎)。

(2)が、変わらんようで、じつは一番変わったところ。
 同じ「サイクリングトーク」というタイトルながら、呼んでくるのは、みんな何らかの自転車「専門家」だ。第1回目、2回目は、有名な栗村さん(もちろん大専門家)なんだけど、その後、自転車ショップのオヤジさん、修理関連のエンジニア、自転車子育てのプロ、と、自転車にもろコミットしているヒトを呼んでくる。それぞれの得意分野を深掘りするわけだ。
 これが意外なほど面白かった。
 たとえば、2人目(第3回と第4回)はもう録ってしまってましてね。
 横須賀で50年以上続くサイクルショップの2代目なんだけど、外国人(米軍兵士とその家族)多数、坂道多い、首都圏ほぼ最南端の港町、という状況の中、自転車ショップにはどのような特徴が生まれるか。
 これは聴いてのお楽しみ。なるほどねー、ふむふむ、と思うよ。

 そして(3)が、喋っていて一番楽しいコーナーなのであります。
 これは以前「ヒキタサイクル」「イシイサイクル」と称していたのにちょっとだけ似ている。
 毎度宿題となる「お題」を、自転車で読み解くわけだ。今週末なら何だ? わ「桜」だな。
 桜か〜。
 自転車で各地をめぐる中、みなさま「自分にとってのサイコーの桜ランキング」って、どのあたりが脳内ラインナップされますか? 私はですねー…。
 岩淵水門(懐かしい)、駒場小劇場前(涙)、などなど色々ある中で……、ふむ、私にとってのベストワン桜は「生と死を繋ぐ場所に咲く巨大桜並木」でした。
 さて、それはどこでしょう。
 首都圏じゃありません。

■というわけで、ご期待ください♪

 これまで、ゲストを呼んで自転車四方山話をトークするという形式で、ずっとやってきて(それはそれで楽しかったんだけど)じつはその一方、内容は「玉石混淆」だと思ってた。
 その理由はひとえに「番組が常にゲストのヒトとなりに左右される」というところにある。
 そりゃね、鶴見辰吾さんや、新城幸也選手、菊地武洋さんとかなら、自転車話で盛り上がるさ。喋っていても面白いし、聞いてても面白い。
 しかし、その一方ね、すべてのヒトがそんなに自転車フレンドリーなわけじゃない。
「この頃ちょっと自転車に乗り始めました」というだけのアイドルさんなんてのは、正直やりにくかったよ(中にはそういう人もいたのです)。歩道当たり前、ヘルメットかぶったことない、ハンドサインって何ですか? なんてことだったりするからね。それはそれで「オジさんが教えてあげるよ、ぐふふふ」だったりもするんだが、いや、本人がそもそもあまり自転車に興味がなかったりするんで、何だかあまり張り合いがない。
 困ったなぁとか思ったりもしたもんだ。

 というようなことで、色々考えていたんだけど、今回リニューアルに踏み切った。
 私として目指しているのは「聴いてトクする自転車情報ラジオ」だ。
 そういえばラジオで石井さんとヒキタが言ってたな〜、これがそうか〜、なんていうのが、すぐに思い出されるような「印象に残るラジオ」。
 さあ、5年目の「ミラクル・サイクル・ライフ」であります。今後ともどうぞよろしく〜♪

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「健全なる精神」呉智英著 双葉文庫

 00年から10年頃にかけて、よく読んだなぁ、呉智英。今こうして読んでも、本気でマンガのようにツルツル読める。読みやすい。読みやすくて、含蓄が深く、……何だか懐かしい。
 本書は、呉エッセイの中でも割合肩から力が抜けたもの、適当にマイルドで、適当に過激な時事エッセイでありまして、読み進むうちに時代背景がふわっと立ち上ってきて、そうだったなぁ、つかみ所がないはずの00年代ってのも、けっこう色々あって、キャラの立った時代だったんだなぁというのが分かってくる。それを、いっけん頑固そうで、偏屈そうで、だけど本当は人なつっこくてどこかかわいいインテリおやじの語りで聴くのが、何か快感なのだ
 くだくだしくは述べないが、本書の真ん中当たりで書かれている「昭和30年代の郷愁」についての話が象徴的でね。
 ちょうど、映画「三丁目の夕日」が話題になっていた頃なんだけど、当時多くの人が言っていたような「あの頃の日本はよかった」「人情があった」「希望があった」なんて話に、呉は堕さない。
 呉は「昭和30年代ってのは、まだ毒が毒として存在し得たから懐かしいんだ」と喝破する。
 要するにこういうことだ。
 40年以降になると、日本からは、毒すなわち「不幸」の存在がかなり薄まってしまう。ところが、30年代の場合、まだ日本には「はっきりとした不幸」があった。リアルな貧しさ(食えないというような)があった。戦争だって、つい10年程度前の惨禍だった(バラックもあったし、傷病帰還兵も普通にいた)。貧しくて上級学校に行けない、なんてシチュエーションは普通にあったし、ガキンチョのかっぱらいや、喧嘩で殺人なんてのも日常茶飯事だった。
 だからこそ、その逆の「希望」がキラキラ輝いて見えたんだ、闇が深いから光が明るく見えたんだ、と。
 こういうところは、さすがは呉智英、と思う。
 映画の大ヒットからしばらくして「じつは昭和33年、ロクな時代じゃなかったよ、犯罪発生率も今と較べると桁違いに高いし、殺人などの凶悪犯も多い」なんてことが言われるようになった。昭和30年代、そんなにいい時代じゃなかったよ、とね。
 それは正しい。
 ただ、最初から「ほんとは悪い時代だったからこそ、希望が輝いて見えた」なんて言っていたのは、私の記憶の中では、呉智英だけだった。

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「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
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「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト
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「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
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【好評既刊本】
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書

「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
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