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MONO消しゴムにまつわるいくつかの微細な「謎」の(週刊 自転車ツーキニスト709)

発行日:3/7





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    MONO消しゴムにまつわるいくつかの微細な「謎」の709号

■消しゴムといえば“MONO”

 文具店に行っても、コンビニに行っても、消しゴムといえばTombow(トンボ鉛筆)の「MONO」が定番なワケですが、いや、まあ、こうしたものには「蘊蓄」の手合いがたくさんあるものでしてね。「MONO消しゴムは、じつは最初“MONO鉛筆1ダース箱”のオマケだった」とか。情報バラエティ番組の定番クイズだ(笑)。

 それとは別に、たとえば、メーカー名。
 トンボ鉛筆という社名は、あれま、ローマ字で書くとTombowになるのだ。
 トムボウ?
 お手元にあるMONO消しゴムを見てみてちょ。青白黒のストライプの黒線部分。昆虫トンボのマークの横にTombowと書いてあるでしょ。Tomboじゃなくて「w」がついてる。なんでだ?

 と、これには、理由がありまして、トンボ鉛筆がアメリカに商品輸出をしようとした際に「“Tombo”だと、お墓の“Tomb”を連想させてしまう。こりゃまずい」ということになった。
 で、wを付けたのだという。
 wを付けたら「TombowはTom(男の子の名前)のbow(弓)」ということになり、なにやら子どもらしい快活な印象になる、と。そういうわけで、wを付けたのだそうな。

■メーカー名の蘊蓄ならライバルも負けちゃいない

 メーカー名でいうと、トンボ鉛筆のライバル「三菱鉛筆」もイカしてるよね。
 大財閥・三菱グループの文房具部門かと思いきや、まったく無関係。
 では、なぜ同じ社名になって、スリーダイヤの同じマークなのかというと……、ここは三菱鉛筆の公式見解から見てみよう。三菱鉛筆、かつての名前を「眞崎鉛筆製造所」という。創業は1887年(明治20年)、チョー老舗なのだ。

(前略:鉛筆の生産に関して)数々の失敗を重ね、試行錯誤を繰り返しながら、明治34年(1901年)に、「逓信省(現:総務省)御用品」として採用されたのが『局用鉛筆』です。
 このときの感動を後世にまで残したいと考えた眞崎仁六(社長)は、記念の商標を登録するという考えに辿り着きました。
『局用鉛筆』には一号、二号、三号という3種類の硬度(芯の濃さ)があったこと、また、これに合わせて眞崎家の家紋である「三鱗(みつうろこ)」を図案化し、“三菱”というマークを考案しました。
 この“三菱”マークと「三菱」という商標は、明治36年(1903年)に商標登録されました。三菱財閥の商標登録に先立つこと10年になります。
http://www.mpuni.co.jp/company/ci.html
【三菱鉛筆「三菱鉛筆の商標について」より】

 うひゃー、なんかすごいなぁ。
 こっちの方が本家本元なんだ。少なくとも商標に関しては。
「何かコトあるごとに、いっつも、あの三菱と一緒にされて、ちょっと悔しいぞ、おれたちゃ小さいけれど、独立した三菱だぞ、歴史だって古いぞ、商標登録なんて10年も前だぞ」みたいな気概が感じられて、何やらココロ洗われる思いだ。

■で、ここで謎が?

 で、ここで「微細な謎」の(1)が立ち現れてくる。
 トンボ鉛筆の主力ブランドが、前述の「MONO」。
 んで、三菱鉛筆の主力ブランドが「uni(ユニ)」なわけだが、このふたつ、考えてみれば同じ意味なのだ。
 双方「単一の」である。
 これ、単なる偶然なのか、それとも文具界には「単一の」という言葉にこめられた深〜い意味合いでもあるのか。あるいは双方「うちらこそが一番ッ!」という意味で張り合ってるということなんだろうか(MONOはギリシャ語の1で、uniはラテン語の1を意味する)。
 でも「一番ッ!」だとすると、序数詞じゃなくてはおかしいんだよね。要するに「ONE」じゃなくて「FIRST」に対応する語。

 ふむ、ちなみにuniブランドの誕生が1958年、MONOが1963年だという。わお、両方とも私が生まれる前だ。そうかー、でも、あの頃は両方とも高級ブランド鉛筆だったよなぁ。子どもが使えるような鉛筆じゃなかったよ。
 子どもは「コーリン鉛筆」とか、ノンブランドものばかりだった。
 トンボや三菱であっても“General Writing”つまり汎用品の三菱9800かトンボ8900(←つまり「フツーの鉛筆」という意味です)だったよ。
 あれま、ここにも奇妙な符合。なぜ三菱とトンボは、似たような色合い、似たような価格、で、似たような品番を、付けなくてはならんのだ?
 だって見てみてよ。両方すっごく見たことのある「アレ」だよ。ものすごく似てる。

【三菱9800】
http://www.mpuni.co.jp/products/pencils/black/office/general/9800.html
【トンボ8900】
http://www.tombow.com/products/8900/

 微細な謎はまだまだある。(この項、次号に続く)

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「マンション格差」榊淳司著 講談社現代新書

 一般に住宅ローンというものは35年で組むものだというけれど、不動産(土地)神話が崩れた今となっては、その35年後を見据えて物件を選ばなくてはならんという。ローンを払い終えた後に、さて、自分の不動産がどのような価値を保っているのか……。
 たとえばこんな話だ。AさんとBさんのふたりが1980年代の前半に4000万円前後で買ったマンション。35年が過ぎた今、売却に出してみたら……。かたや3200万、かたや800万に……。
 これ、前者が都心に近く、後者が郊外、という話なんだけど、たしかにこれは現実だ。
 マンションは1に立地、2に立地、3、4がなくて、5に管理、と著者は説く。なるほどたしかにその通り。

 ただね、著者の榊氏の話は、どうも細部において「どうかなー」という点も多いのだ。
 たとえば、その最も重視すべきだという立地についてだ。鉄道路線は何線沿線がいいかというと、東海道線だという。なぜなら東京・名古屋をつなぐ日本の大幹線だから。同じJRでも中央線はあまりよくなくて、それは鉄道の先が八王子あたりでどん詰まり、その向こうは甲府くらいしかないからだという。
 ……そうかなぁ(苦笑)。
 そのほかに、デベロッパー各社の評についても、どことは言わないが「これはさすがに違うでしょう(そのデベロッパー勤務の、かなり懇意な知り合いに聞いた話)」みたいなことの連発でね。

 それと、この榊氏に限らずだけど、不動産評論家の方々(およびAERA系の方々)は、タワーマンションをやたらケナすんだよねぇ。けれど、私しゃ随分違うと思ってる。
 私は6年間、芝浦のタワーマンション33階に住んでいたけど、たとえば「風が強くて窓が開けられない」なんてまったくウソだった(普通に洗濯物、干してました)。エレベーターもスムーズに来るし、便利かつ快適な6年間だったと思う。
 はなはだしきは、タワーに住んでると赤ちゃんが病気がちになるなんてトンデモ話。これなどどこからやってきたイイガカリなのか、見当すらつかない(ウチの3人の子どもは全員この時期に生まれて、全員“健康優良児”ですぞ)。
 大震災の際も(マンションが免震構造だったこともあって)一輪挿しの花瓶、私の部屋の中の文庫本を重ねて積んでいて「文庫タワー」、いずれも無事だった。倒れもズレもしなかった。
 まあ、何を書いても勝手は勝手だけど、こういうのは、いちど住んでる人に聞いてみてから、書いた方がいいと思うなぁ。

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