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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

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チョコ焼きそば(など)の正体とは? の(週刊 自転車ツーキニスト706)

2017/02/06





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      チョコ焼きそば(など)の正体とは? の706号

■カップ焼きそば迷走中?

 何だかよくワカランのだが、最近、コンビニなんかでカップ焼きそばの「甘い味」をよく見ませんか?
 昨今で言うと「ペヤング・チョコレート味」とかね。あー、なるほど、よく見ると、パッケージに「ギリ」と書いてある。つまり「義理チョコ」か。そうか、2月だからね。
 ……と、そればかりじゃない気もするのだよ。

 というのは、このところ、明星の「一平ちゃん・夜店の焼きそば」が、ワケの分からない方向を向いててね。「チョコ味」もあったし「ショートケーキ味」なんてタマランのもあった。
 私などは(というか、おそらく多くの方々は)パッケージを見ただけで「げ、これなに? どんな味なの? マズそー!」という(しごく真っ当な)反応をしてしまうんだけど、それでもコンビニ棚には並ぶ。メーカーは出す。
 ということは、どこかに需要があるのだろう…。
 って、どんな人が買うのだ? そもそもどんな味なのだ?

■というわけで、勇者登場

 さあ、勇気をもって試してみよう…! と、言うは易しだが、行うは難い。
 私は手を出さなかった。出せなかった。
 一口ならいいさ。でも、パッケージひとつ食べ切る根性は(たぶん)ない。
 しかも何度もこのメルマガで申し上げる通り、私の守護霊は「もったいないお化け」なのである。
 一口だけ食べて、あとは捨てる、なんて真似は到底できない。となると、予想通りの「激マズ」であったとき、それを我慢しつつ、全部食べ切らなくてはならなくなる。
 こりゃ一種の拷問(@∀@;)。

 ……しかし、そうではありながら、知りたいは知りたい。いったいどんな味なのだ?
 と思っていたところに、わお、勇者が現れた。
 TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」の、私の相方、石井正則さんであります。
「ヒキタさん、ぼくはね、こういうのを食べないで素通りすることが、できない性格なのですよ。批判するならするで、まずは試してからでないと」
 もう石井さんは、その芸風と同じく、ヒジョーに真っ当かつ、正しいことを言うのである。

■なるほどー、その味か!

 そうか石井さん、んで?
「あのね、ヒキタさん、私はダブルチョコ&ショートケーキ味、すなわちすべて食べましたよ。さあ、どんな味だったでしょう。
 じつはこれ、論理的に考えれば、分かるんです」
「論理的?」
「そう、ヒントは“?焼きそば味はしない”、“?しょっぱさや、スパイシーさは皆無”、“?甘い!”というところにあります」
 とまあ、だんだん『古畑任三郎』のときの、西園寺役のテイストになってくるのである。
「いいですか、ヒキタさん。焼きそばのあの味は、アタマの中から払拭してください。となると、麺の主成分は小麦粉ですね? そこにチョコ味、トッピングにイチゴ加工品と、クルトンが入ってる。カラメル味がかかり、ほんの少量の塩…。これ、なんでしょう?」
「え、そうか、ということは…」
「そうです、このラインナップでできる味、それは『クレープ』です」
「な・る・ほ・どー!!!」
「目をつむって食べると、これは『麺型のインスタント・クレープ』だということが容易に納得できます。そう思えばそんなに悪いもんじゃありませんよ」
「そうかー!」
 私は、本気で納得した。
 だって、その通りだよ。そうか、焼きそばにチョコがかかってると思うからマズそうなんだ。最初から別物ならば、そんなに悪くないのかも。ふむ、なるほどね、そう思えば、ちょっとウマそうな気すらしてきたよ。そうか、だからそれなりに途切れなく新製品が出てくるんだね。
「しかしですね、ヒキタさん。さすがのぼくも2回目を食べる気にはなりません。クレープ食べるなら、普通のクレープを食べます」
 わははは、石井さんは甘い物に一家言ある。
 なにしろ趣味人石井、最大の趣味のひとつが「喫茶店めぐり」なのである。甘い物ももちろんおけおけだ。
 だからこそ、この「2度目は食べない」宣言であるな。
 さあ、甘系カップ焼きそば、未来はどこにあるのだろう。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「『接続詞』の技術」石黒圭著 実務教育出版

 著者は国立国語研究所の教授にして、一橋大学連携教授。この道の第一人者が「接続詞」の使い方について、これ以上ないほど分かりやすく書いた。
 本書によると、接続詞こそが、書き手にとっては文章を書きやすくし、読み手にとっては文章を読みやすくする、要するに「書き手・読み手双方にとって役立つ言葉なのだ」という。
 だから、しかし、すると、また、などの使いやすい接続詞から始まって、いずれにせよ、ともあれ、ひるがえって、など「なるほどそのつなぎ方か」風のものまで、分かりやすく用例をあげて述べられていく。
 だが、私が思うに、それだけじゃないね。
 おそらく著者は、その奥で「文脈の構成の仕方」「読者への、話の流れの予想のさせ方」など、理解しやすい文章を組み立てるための、ある種のコツを伝えたい、という野望をもっている。そして、それは成功していると思う。
 読めば、その人の書く日本語が少しはマシになる。
 私は多くのテレビ屋たちに、この本を読ませたい。

 昨今の私は、毎日たくさんのテレビ原稿を読み、間違いや確認事項をチェックし、構成上の助言をするのが業務のひとつになっているんだけど、まあ「文を書く」ということを知らないディレクターや放送作家が多いこと多いこと。
 たとえばね、テレビを見ていて、A文とB文を繋ぐ「そんな中!」が多いことに気づく人も多いでしょう。
 この言葉、AとBがたとえ何であっても繋がっちゃうからね。何も考えてない書き手が使いがちな『接続詞』なのだ。
 それだけじゃない。接続系の語の中で、私が一番気になってるのが「さらに」だ。
 全然カテゴリーが違うものも何も、強引に「さらに!」でつないで、それで「視聴者の興味を煽ったつもり」になってスマしてる。それを指摘しても、恬として恥じる気配がない。
 もう直しても直しても追いつかないんで、本気でまいってるのだ。
 これは接続詞とは関係ないけど、私がチェックした原稿の中に、たかだか40分前後のVTRに「なんと」が19回も入る原稿があった。こういうこけおどしのナレーションが、テレビの信用を必要以上に落としていることに、なぜ気づかないのだろう。
 まあいい。ホントはよくないが、仕方がない。低きに流れゆく水は、どう通せんぼしても止まらないのだ。
 でもね、いやしくもマスメディアで文章を書く以上、ほんと、本書にある内容程度は理解していて欲しいと思うよ。

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「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
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「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
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「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書

「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
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