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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

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これぞ「贔屓の引き倒し」の(週刊 自転車ツーキニスト610)

2015/04/16

 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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         これぞ「贔屓の引き倒し」の610号

■ふーむ、誰ですか?

 米「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」の2位に、韓国の「2NE1(トゥエニィワン)」というアイドルグループのリーダー、CL(シーエル)さんが選ばれたんだそうな。
【韓「中央日報」の記事】
http://news.livedoor.com/article/detail/10007607/
【露インターネット通信社サイト「スプートニク」】
http://jp.sputniknews.com/photo/20150414/193675.html

 ふーむ、申し訳ないが……、知らんなぁ、2NE1も、シーエルさんも。
 中央日報紙の記事によると「昨年発表したセカンドアルバム『Crush』で米国ビルボード・アルバムチャート61位に入り、K-POPアルバムでは最高順位を記録」したというんだけど、ビルボードで61位といわれても、日本のチャートすら知らない私ヒキタが知るわけない。
 ……でも、そういう問題か?
 といいますかね、最高位・61位……。んで、「世界で最も影響力」の2位ねぇ。
 じゃ、1位から60位の皆さんは、どれほど超スーパーハードな影響力があるんだろう(?_?)。

 もちろん、これ「オンライン投票」というのが、キモの部分でありましてね。
 当のタイム誌によれば「フェイスブックとツイッターを通じて実施した今回のアンケート調査で、1位のプーチン大統領が6.95%、シーエルさんが6.90%で2位を占めた」ということらしい。
 まー、さぞや「組織的投票」やら何やらが行われたと推測できるんだけど、まあ、そのあたりはワカラン。
 しかし、私がもっとワカランのは、そうやって2位でも1位でもとって、いったい何が嬉しいんじゃろか? ということなのだ。

■1位だったら、順位発表自体がなかったな

 それにしても、1位のプーチン大統領との差は、僅差も僅差、0.05%差だ。
 これ、あともう少しイッちゃってたら、どうなってただろう。
「タイム誌が選ぶ、世界で最も影響力ある人は、第1位、シーエルさんです!」か…。
 さすがにこの結果だと、タイム誌本人が、恥ずかしくて発表できないだろう。だって、アンケート自体が正常に成り立ってないという、ただそれだけのことなんだもの。
 1位がプーチン大統領でよかった。タイム誌のために。
 プーチン氏の影響力ならば、たとえそれが国際社会にプラスであれマイナスであれ、ま、影響力があること自体は、ま、誰もが納得だから。
「ダラララララ……、続いて2位!シーエルさん!(苦笑)……はい、次の3位いきましょうか、3位、レディ・ガガさん! レディ・ガガさんは、2008年に発売したデビュー・アルバム『ザ・フェイム』で大きな成功を収め、4カ国の音楽チャートで1位を獲得、1500万枚以上を売り上げ…、云々かんぬん……、続いて4位は……」
 なんてね。

■こういうのこそが「贔屓の引き倒し」

 同じく韓国人アーティストだけど、私、けっこうPHY(サイ)の「江南スタイル」って好きでしてね。
 ちょっと前に流行ったヤツ。
【これ↓「江南スタイル」YouTube版】
https://www.youtube.com/watch?v=hSCkocDDBh4
 いかにも韓国らしいビートとユーモアがあって、聴いてて楽しい。これがアメリカで評価されたというのも、よく分かる。
 でも、こういうのは、自然発生的に、いわば「売れるべくして売れた」わけで、要するに「良いモノは売れる」というただそれだけのことだ。あくまで「作品を評価された」「PHYのアーティスト性が評価された」というそのことに尽きる。当然ながら、だからこそエラいのだ。
 たとえば、このヒットの後に「PHYは、世界で2番目に影響力ある男」なんてオンラインアンケートで選ばれたとしたらどうか。きっとPHYさんは「そんな恥ずかしいことはやめてくれー」といって逃げ回ることだろう。

 韓国のネチズンたちは、そのあたりをどう考えているんだろうか、と思う。
 シーエルさんと、その仲間たちが、組織的なクリックを自ら呼びかけたとは思わない。だが、そういうことをする人々が確かにあの半島の中にはいる。もちろん日本人にだっているだろう。ただ、その比率には圧倒的な差があるわけでね。
 その結果「ああ、また例によって韓国人が“ネット投票”で選ばれたんだって(冷笑)」という反応を、さまざまな国の人から受けている。
 半島の友人たちよ、そろそろそういうことに気づけよ、と、思う。
 そうして、シャカリキになって組織的にクリックして得られる結果は何だというのだろう。プラスだろうか、マイナスだろうか。こういうことを指して、日本語には「贔屓の引き倒し」という言葉があるのだが。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「ハードラック」薬丸岳著 講談社文庫
「逃走」薬丸岳著 講談社文庫

 薬丸岳、初めて読んだ。
 2冊とも(偶然ながら)逃走劇だ。とある犯罪に関わる「犯人(主人公)」が、指名手配され、警察に追われながらも、事件の真相を知るために、孤独で厳しい謎解きを続けていく。
 前者は3人殺しの放火犯として、後者はラーメン屋店主の傷害致死犯として。
 通常のミステリーならば「真犯人が判明して、容疑が晴れた」でエンディングとなるわけだけど、この2冊はともに主人公が、確かに「罪」を犯している。だから、双方、ハッピーエンドとはならない。何しろ2冊とも主人公の逮捕で終わらざるを得ないのだから。
 しかし、悲しいながらも、ある意味さわやかな、悪くない読後感を与えてくれる。ノンストップ・エンターテインメントでありながら、社会派。共通して家族愛がテーマとなっていて、ちょっと湿った「薬丸節」が持ち味だ。
 薬丸、いいね。
 勢いあまって、ブックオフで「死命」「虚無」「刑事のまなざし」「天使のナイフ」買ってしまったよ。

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【ヒキタ最新刊】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト
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「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
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【好評既刊本】
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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