自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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ブリュッセルを笑えない(週刊 自転車ツーキニスト605)

2015/03/11

 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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          ブリュッセルを笑えない605号

■わははは、こりゃスゲーや

 前々からベルギーという国は「欧州諸国の中では例外的に駄目だ、ダメダメだ」とは聞いていたんですが(実は私の大学時代の友人が住んでいて、数年前に「これでいいんだべか?」などと写真を送ってくれてた)、ここまでスゲーことになっていたとは知りませんでした。
 首都・ブリュッセルの様子です。まずはこの動画をご覧ください。

【必見】自転車ジャングル・ブリュッセル
https://www.youtube.com/watch?v=OSFHsuNdYjA

 わははは、最後には笑いがこみ上げてくるでしょ。もちろん笑っちゃイカン、笑い事じゃないんだけど、ついつい笑ってしまう。まあね、ヒドいところばかりをピックアップしたらこうなった、ということなんでしょうが、それにしても、スゴいね。
 不思議なのは、ベルギーという国、本来、自転車競技(特にワンデイレースなど)という意味では、非常に盛んな国なのですよ。それがこうなってしまうというタマラナサ。
 でも、ロードレースが盛んな国は、あまり都市交通としては、自転車を重視しないという傾向が、従来からあるにはあるね。イタリアしかり、フランスしかり、スペインしかり……。

■もちろん日本人はこれを笑えない

 もちろん日本人はこれを笑えないわけです。
 なんか動画を見て、親しみすら感じます(笑)。

 各地で少しずつ始まりつつある「自転車レーン敷設」、それとは逆の「歩道内自転車スペース(もちろん双方向)指定」。
 後者の路線を、何の考えもなしに突き進めると、最終的に、こういうクレイジーなジャングル状態ができあがる、というのが、この動画の示すところなのでしょう。
 これはもう、他山の大石内蔵助であります。
 こうあってはならない、と。

 理不尽なポール、信号機、街路樹、ゴミ捨て場、など、細部は色々ありますが、動画全般に共通して特徴的な部分は、やはり「自転車の進行方向がメチャクチャ(逆走多し)」と「すぐに歩道にあげちゃう」という2点です。
 この逆を、というのが、おそらく我々のとるべき道なのでしょう。

■今週末は青森だ〜♪

 今週末(土曜)は青森県主催で、ヒキタ自転車講演です♪ お近くの方はぜひどうぞ。
 東北は久しぶりのような気がしますが、実は、盛岡、八戸、などと「自転車を真剣に考えはじめよう」としている街はチラホラありまして、今回はその真打ち登場(?)だ。
 入場無料、会場は青森中央学院大学です♪
http://www.pref.aomori.lg.jp/release/2014/52285.html

■と、そういうわけで、「+1LANE PROJECT」

 いよいよNPO自転車活用推進研究会、今月中(予定)東京都に以下の提言書を提出します。
 関係部署とはすでに会見済み。少なくとも「しかとうけたまわる」の態勢はとってくれることになりました。
http://plusonelane.tokyo/vision/
http://plusonelane.tokyo/file/purpose-book.pdf

 取材したいというメディアは、NPO自活研まで、ご連絡よろしくどうぞ。
http://cyclists.jp/

 またご賛同される方は、ぜひ、次のサイトで「いいね!」ボタンをよろしこ♪
http://plusonelane.tokyo/

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「捏造の科学者 STAP細胞事件」須田桃子著 文藝春秋

 小保方晴子さんおよび理研関係のレポートでは間違いなく最良。
 分かりやすいし、面白いし、正確だし、取材は丁寧だし、体系づけられてるし、大オススメです。

 ヘンな言い方だけど、私は本書を読んで、宮部みゆきさんの「火車」を思い出した。
 本書の中で、著者・須田氏のインタビューに直接答えていないのは、色々な理研関連メンツの中、唯一、小保方氏本人だけと言っていい。笹井教授や若山教授など、本当に丁寧に須田氏の質問に答えていると思う。
 しかし、小保方氏本人だけが、ノーコメント。それどころか表に現れない。
 ところが取材が進むにつれ、あらゆる状況証拠、証言、科学的にコレクトとしか言えないこと、その逆、などから、少しずつSTAP細胞を作った「本人」の輪郭が見えてくる。何をしたのか、しなかったのか、どうしたのか、そして、次第に動機のようなもの(?)も特定されていく。

 宮部みゆきさんの大傑作長編ミステリ「火車」は、最後の1ページまで犯人が登場しない小説なんだけど、探偵役の親子が、少しずつ犯罪にまつわる証言、証拠を掻き集め、推理を組み立てていくと、次第に犯人の「悲しい女性」像が見えてくるという構成になっている。
 そして、最後の1ページ。
 それと同じだ。

 読んでみれば、私が言っていることが分かる。きっと同じような知的興奮が得られると思う。

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【ヒキタ最新刊】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト
http://www.amazon.co.jp/dp/4777931048
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
http://www.amazon.co.jp/dp/4022617616
【好評既刊本】
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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【自転車通勤で行こう】
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バックナンバーはこちら。
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創刊日:2000-09-15  
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