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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

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なんてこった、これ書くの忘れてた、の(週刊 自転車ツーキニスト462)

2012/03/04

 
 
 
 
 
 
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      なんてこった、これ書くの忘れてた、の462号

■これのことを忘れるなんて

 前回461号のさらに補足であります。これを書くのを忘れてた(痛恨(@_@;))。
 もうパブコメは間に合わないとは思うけど、こういう馬鹿馬鹿しい“自転車道”作りが本気で論議されていたということだけは憶えておくべきでしょう。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120229k0000e040161000c.html
 この意味不明ぶり。
 毎日の記事にある通り、古倉、小林、絹代の三氏が反対するのも当然で、何をどう考えると、こういう発想が出てくるのか、本気でワケが分からない。
 この事例は「だから右側通行はやっぱり危ないのですよ」という事例でしかなく、その結論としては「そういうわけで、自転車道(自転車レーン)は交互通行をなくすことを基本としよう」となるのが当然の流れだ。
 ところが、右側通行自転車をわざわざクロスさせて(!)歩道を通す(!!)という。
 これはいったい何のワルダクミなのだ? 本気で分からん。
 NPO自活研の会小林理事長が「異常だ」と反対するのは当たり前で、発想自体が“異常以前”である。これを提案した人は、この図を見ながら、自分が前夜よほど酩酊していたことに、思いをいたすことができなかったのだろうか。

■そもそも何のために?

 そもそも何のための提言なのか?
 原点に立ち返れば、自転車のみならず交通全体の安全のためであり、円滑のためであり、自転車の活用促進によって、エコと健康を実現するためだろう。
 そのために○○のことをすれば××の結果が得られる、と。
「目標」があって「方策」があって、その「結果」がある。この三者が一直線に並んでなければ、提言の意味などない。そのあたりが、考え方の基本だと、私などは思う。
 そうすればいい。
 ある目標を定め、その目標実現のために、これこれの策を作る。当たり前だが、まずは目標ありきなのだ。

【例】事故が少ない自転車道を作るためには? → 事故が起きるポイントを減らしていこう。
【例】より安全で、円滑で、環境に資し、健康的であるためには? → 交通全体で見て、自転車がストレスなく通れるような環境を作ろう。
 で、そのあたりの具体策に知恵を絞るというのがあるべき姿ではないのか。
 ないのか、って、あるに決まってる(苦笑)。

 ところが、こういう無理矢理の、意味なし「自転車道」とやらができてしまう。で、それを押し通してしまおうというヤカラがいる。その結果、いったい何がある? 誰が得するというのだ。
 交差点内の話に限ると、「(交差点内に)レーンを設けると自転車を特に優先するようで他の利用者に受け入れられない」と警察庁の担当者は答えたという。この毎日の記事が本当なら、見ている方向がいささか明後日に過ぎるだろう。

■中国にも日本にも(;_;)

 そもそもこのような「自転車道」が安全だと思えてしまう神経が分からない。
 誰がどう見ても危険。正面衝突は増えるし、接触事故も増えるし、出合い頭事故も増えるし、歩行者に突き当たる事故も増えるだろう。こういうあからさまに危険でユニークすぎる策を、安全だ安全だと言い張る神経……、あれ? 何かに似ている、何だったかな……と思ったら、秦の二代目皇帝・胡亥の時代の話だった。
 悪辣なる宦官・趙高の前で、趙高におもねり、鹿のことを、馬だ、馬だと言い張って恥じない人々がいた、と「史記」に書いてある。科挙を通った優秀なる官僚たちであったという。
 2000年以上前の中国にも、現代の日本にも、似たような人はいるものなのだ。

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 今回の内容については、本書の076〜079ページの内容と共通します。是非ごらんあれ。
 道路全体で見ての右側通行を許し、あろうことかその動線をクロスさせ、歩道に突っ込ませるなど、言語道断中の言語道断。
 世界的に見たら「お国のお役人さんたちは、オグリキャップとバンビの集まりですか?」と言われてしまうだろう。

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