自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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正月から毎日エラい♪の(週刊 自転車ツーキニスト415)

2011/01/06

 
 
 
 
 
 
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          正月から毎日エラい♪の415号

■エクセレントな毎日なのだ!

 うひょー、もう正月6日であります。
 遅れましたが、謹賀新年。みなさま今年もよろしくお願いします。

 ということで、今朝の毎日新聞、またまたスマッシュヒットだなぁ。
 本日(1/6)付朝刊1面トップと、社会面「銀輪の死角」のことなんだけど、いやー、実にいい。ホントによく分かった記事である。ほとんど保存版だ。コピーして議員さんや官僚さん(特に警察官僚)たちに配りたくなるね。
 記事の一番下の署名を見ると、やややや、また馬場直子記者か。やるなぁ馬場記者。

【ウェブ版はこちら】
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/01/06/20110106k0000m040121000c.html

 詳しくは本文を読んでいただきたいんだが(是非、本紙実物を手にしていただきたい。記事の総量がウェブ版とかなり違う。)、その骨子は、下にあげる通りだ。ちなみに今回のナビゲーター識者は、元建設官僚の古倉宗治先生(現・住信基礎研究所)である。

●日本の自転車事故の7割以上は、交差点の中で起きている。
●事故の要因は自転車の歩道走行にある。歩道の自転車は、ドライバーから視認しづらく、物理的・心理的死角に入ってしまっている。
●(ママチャリなども含め)自転車は、車道走行よりも歩道走行の方が危険性が高いのが実態である。
●自転車の歩道走行を認めているほぼ唯一の国・日本の自転車事故の死者数は、先進国で突出している。

 これらの事実は、みな拙書「自転車の安全鉄則」(朝日新書)などで既に述べている通りだが、こうした話が、全国紙の一面トップを飾ることなど、これまであっただろうか。
 うーむ、驚くべきは、馬場記者の活躍ぶり。もさることながら、この毎日新聞社の姿勢である。
 昨年に引き続きの自転車ポジティブ記事1面トップ。
 毎日の社としての(?)この気合いの入り方、覚悟はどうだ。「銀輪の死角」も、ここまで続くとは思わなかった。もう完全に“全社的キャンペーン”企画であろう。

 聞くに、毎日記者は日々の取材も、ダブル・エコ(エコロジー&エコノミー)の観点から「できることなら、なるべく自転車」でこなしているという。それだけに、もう自転車についての理解が朝日などとは段違いなのである。いつぞやの「亀戸の“自転車道”(単に)見てきました、いいすねー」の噴飯朝日記事など、二人がかりで書いていながら、一連の馬場記事の足もとにも及ばない。

【朝日記事の例(当時の疋田メルマガ)】
http://www.melma.com/backnumber_16703_5031616/

 いやなに、朝日も奮起していただきたいのであります。これは本気で。だって、こんなことを申し述べながらも、朝日には優秀な自転車フレンドリー記者がたくさんいるんだから。これはホントよ。

■ヒキタHP「自転車通勤で行こう!」

 ところで、ヒキタHP「自転車通勤で行こう!」まもなく復活する予定です。復活したらお知らせします。HPも少しずつ更新していくことにします。今回のHP突然消滅事件、インフォシークの対応のタマラナさ(事後の対応もちょっとひどいと思ったなぁ)はあるにせよ、ずうっと放ったらかしの私も、悪いといえば、悪かったんだから。
 いやー、それにしても、今回の復旧に関しては、四国のSさんに心から大感謝です。本当にありがとうございました。本来、見知らぬもの同士、しかし、自転車というものを媒介とした信頼と連帯に、ヒキタ感謝感激感涙なのであります。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

※自転車本シリーズその8
「銀輪に花束を」斎藤純著 小学館文庫

 いくつもの風景と時間を、短いセンテンスで短いストーリーにして切り取った、連作短編集。それぞれに共通しているテーマは、ひとえに自転車、そして孤独だ。
 ものによっては、ストーリーというストーリーが存在しなかったりする。でも、それが読んでいて快感。斎藤氏のいくぶんキザで、いくぶんペダンチックな筆致が好みに合うなら、さらに快感だろう。

 ヒキタ的に、本書の一番いい読み方(と思われる)を紹介するなら、次の通りだ。
 1日ツーリングに持っていく。ソロがよろしい。で、1時間に1度程度、休憩をとる。コンビニ前でも、山道のバス停留所でもかまわん。その休憩のたびに2、3編、読むのだ。合計19編あるから、7、8回の短い休みですべてが読める勘定となる。
 して、サドルに跨っている間、さっき読んだ2、3編をもぐもぐと噛みしめる。サドルに跨っている間、たいてい大脳はヒマだ。そのヒマな大脳に、さっきの登場人物が話しかけてくる。

 私の好みは「Y氏(と、そのシリーズ)」「婿募集」「雨宿り」「銀輪に花束を」あたりだ。このラインナップは人によってぜんぜん変わってくると思う。上記の4編にしても「オススメ」じゃない。あくまで「好み」なのだ。
 同じ著者の「銀輪の覇者」が、こてこての肉汁したたる分厚いステーキだとしたら、こちら「銀輪に花束を」は、きりっと冷えた麦茶だろう。しかし、その麦茶こそが、この世で一番美味しく、滋養となって身にしみるときがある。

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【ヒキタ最新刊】
平積み好評発売中「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
増刷出来!「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス

【好評既刊本】
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書 大好評発売中!
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951

【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/ 
 
 
 
 
 


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創刊日:2000-09-15  
最終発行日:  
発行周期:週に1回以上刊  
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