自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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なんつってもドロンが凄かった!の(週刊 自転車ツーキニスト408)

2010/11/16

 
 
 
 
 
 
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       なんつってもドロンが凄かった!の408号

■サイクルモード閉幕

 何だかんだありながらの落ち葉舞い散るインテックス大阪「サイクルモード2010」。東京・大阪と続いたビッグイベントは、一昨日、無事閉幕したのでありました。ぱちぱち。
 私個人としては
◎子供自転車教室(これについては「BiCYCLE CLUB」誌、次号コラムをどうぞ)
◎スポーツバイクの「ビギナースクール」
◎ヤッカイ・ヘルメット登場
◎シマノの内装変速機アルピーネが驚異のスムーズ11段(これもどっかで書きたいな)
 なんてのが、トピックだったかな。

 しかしまあ、大阪もスゴい人出だったね。東京もかなりだったけど。
 午前11時からの私のメインステージを見にきてくれた人々、ありがとうございました。ウクレレ演奏はご満足いただけましたでしょうか(←わはは、すいません、笑って見逃してください)。

 しかし、あのウクレレ、実は東京(幕張)ステージの反省でありましてね。
「こんな“自転車道”は許せないっ」と激高して、ホワイトボードをバンバン叩き、倒してしまうのは、あまりにマジすぎて、よろしくない、と。
 で、それより、「許せないっ!」の後は、ウクレレ持って「あーんあんあん、ヤになっちゃった、あーんあんあん、驚いた♪」と、ま、クールダウンと言いますか、落ち着いた方がいいのでは、という試みであったわけです。
 いかがでしたでしょうか。あまりにアホっぽい? ま、ええやおまへんがな、オモロおまんがな(←またまたデタラメ関西弁)。

 そうそう、どなたか、あのステージの写真を撮った方、私にメールで送ってはいただけないでしょうか。このメルマガに返信いただければ、そのまま届くんですけど。自分では自分が撮れないものでして(当たり前だ)誰かに「撮って」と頼んでおくのを忘れてしまってた。ということなんです。誰か撮ってないかなぁ。
 しかし、ありがたいことに、いちおう大盛況ではありました。席は満席、立ち見が取り囲むという感じ。朝早くから、ありがとうございました。ヒキタ最上級に感謝しています。

 それにしてもね、ステージでお話しした4つの自転車の走行スペース、(1)車道、(2)自転車レーン、(3)自転車道、(4)自歩道、については、今後も注意が必要だとは思うのだ。特に3番目の、自転車道(または自転車専用道)。
「安全の新常識」なんて糞バカなコピーのもと、全国で着々とこれが進行中だ。
 最も悪い例が、国道14号線・亀戸と、名古屋・桜通りである。三鷹にも似たようなモノがある。もちろん相互通行。こういうバカバカしいものが「自転車のために」なんて衣をまとって、全国に蔓延しつつあるのが今だ。
 ホントにもう、アホ言うなって、だよ。なぜ宇都宮や尼崎の成功例、優良例があるにもかかわらず、こういうカネだけかかって危険が増えるものを造らねばならんのだ。
 ちょっと考えてみれば(いや、見るだけで)小学生でも分かる危険さ。これらの自転車道は、間違いなく自転車事故を誘発する“ため”に存在している。まさか、こんなバカげた「専用道」が現実に建設されようとは思わなかった。
 こんなものこそ「仕分け」の対象にして欲しいもんじゃて。

 今後、こうしたものをどうやって潰していけばいいのか。
 揶揄しているばかりでなく、真剣に考えなければならない時がきたと思っている。これらの通りは、本気で撤去しなくては、日本の自転車事故とCO2は増えるばかりである。
 それは、自転車人のために、ではない。すべてのドライバー、歩行者のため、つまり、日本国民全員のため、でもあるのだ。

■ところで、ドロン爆弾炸裂!

 今回のサイクルモードの話に戻ろう。
 でね、今回、私が最も驚いたのがドロンジョーヌ恩田女史の大成長ぶりだった。
 まず観客数がスゴかった。私のステージを“大盛況”と呼ぶのだとしたら、彼女のステージは“巨大盛況”。
 たとえば、私の時の立ち見はせいぜい2列だったが、ドロンの立ち見は4列、5列はゆうにあった。さらに言うなら、私の時は開演10分前にチラホラ集まりだして5分前にようやく座りが満席、という感じだったんだけど、ドロンの場合は30分前にすでに座りは満席。
 ドロン人気には、いやはやもう脱毛、いや脱帽だよ。

 で、いざ開演。
 トークショーのテーマは「モテたい自転車男子のための“処方箋”」なんだが、ドロンはなぜか「ミニスカ看護婦」スタイルで颯爽と登場した。
 その美貌と脚線美に、まずは会場がどよめく。その上で流暢なトークだ。
 いやまあ、話の面白さもさることながら(相変わらずアノ調子、どの調子かというと……、ドロン本をお読みあれ)、ステージを縦横に使って、モデルさながらに歩き回り、喋るスタイルがキマッてる。
 で、観客の反応にも突っ込みを入れる。その観客いじりが「多すぎもせず、少なすぎもせず」で絶妙。間の取り方もうまいんだよね。ほとんどプロだ。何のプロかと言えばトークショーのプロ。
 いやー、場数を踏んで成長したんだね。技術的にも成長したし、見られることによって(たぶん)、美しさに磨きがかかった。
 観てた人は誰もが納得すると思うけど、およそ30分の間、光り輝かんばかりの迫力だったもの。
 凄艶とでも言いましょうか、何と言いましょうか、あの「肉食美女」ぶりには、草食自転車男子のほとんどは喰われてた。私の目には、会場に漂う観客の「魂」や「オーラ」や「エクトプラズム(だっけ?)」のようなモノが、みなドロンの口に吸い込まれていくのが確かに見えたよ。
 実をいうと、30分ステージの一番最後に、Y田団長が出てきて、自著の宣伝をしていったんだけど、団長が出てきた瞬間、会場は“無言のブーイング”に包まれていた。そのココロは恐らく「えーっ、団長は別のステージで観るからいいよ。ドロンにもっと喋らせろ」という感じだ。
 ふーむ、ふむふむ、スゴく納得のいく話だ、と、その光景を見ながら、私は一人うむうむと頷いていたんだが……、ふと気づいた。
 え? 考えてみれば、団長の姿は、去年の私の姿そのもの?
 もしかして、去年、ヒキタ&ドロンのトークショーの際「ヒキタはもういいから、ドロンにもっと喋らせろ」と思ってた?
 うわお。
 ……。
 誰か、そうでないと言って(@_@;)。
 そこまでじゃないよ、ヒキタのトークも、それなりに面白かったよ、と。

■GIANT“プッシュバイク”について

 そうそう、長男が2歳半になって、ペダルなしの自転車が欲しいな欲しいなと思っていたら、ある人がプレゼントしてくれた(ありがとうございます)。GIANT社の“プッシュバイク”ってヤツだ。
 これについては、またどっかで詳細に書こうと思ってるんだけど、ヒキタとしては、今週末、長男の自転車(?)デビューが楽しみでならん。ぐふぐふぐふ。
 あ、そうそう。だけど、その前に子供用ヘルメットを買わなくては。
 ご承知の通り、最近はかわいくてカッチョいいのが色々と増えた。デザインがだんだん洗練されてきた。サイクルモードの「子供教室」でも思ったけど、子供のヘルメット姿って、なんか「キノコのキノッピー」という感じでかわいいんだよね。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】
※自転車本シリーズその2
「ジロ・デ・イタリア薔薇色の輪舞(ロンド)―砂田弓弦写真集」砂田弓弦 著 八重洲出版

 自転車写真のマエストロ・砂田弓弦氏によるシリーズ第2作目。「ツール・ド・フランス七月の輪舞(ロンド)」の続篇とでもいうべき位置づけである。
 ツールの次はジロ。で、今回もまたまた思うんだけど、写真というモノの不思議さだ。瞬間を切り取ると、事物はまったく違う表情を見せる。
 たとえば、ポピー(?)のような花が咲き誇る花畑の向こうを走るパンターニの写真があるんだけど、ほんとはガシガシとスゴいスピードで人間機関車をやってるはずなんだが、写真の中ではフリーズだ。その姿は平和な風景の中で、あたかも「野良仕事」をしているようにしか見えん(花畑が深くて自転車が見えんのよ)。本当は死ぬ思いの過酷な競争の中なのに写真の中ではのどかにすら見える。その不思議さ、そして、ある種の残酷さ。これこそスティル写真の魅力だ。
 それにしても、やはり美しいね、自転車写真は。
「豪雨の中で」「斬るか斬られるか」「ロードレースほど過酷なスポーツを知らない」と、それぞれに掲げられた小見出しは、いずれもキビシイのに、画像自体はいずれも美しいのだ。
 そうそう、あと、ジロの主役は、やはり何年もの間パンターニだったんだ、というのが、この写真集であらためて分かる。スキンヘッドの走る哲学者にして、海賊。
 34歳、若すぎる死だった。

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【ヒキタ最新刊】
平積み好評発売中「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
増刷出来!「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス

【好評既刊本】
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書 大好評発売中!
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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