自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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「自転車の安全鉄則」大好評!の(週刊 自転車ツーキニスト344)

2008/11/19

 
 
 
 
 
 
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            大反響御礼の344号

■「自転車の安全鉄則」について

 ひゃー、すいません。さっそくの誤植発見であります。何人かの方々にご指摘受けましたが、その通り、113ページ後ろから2行目の「普通自動車」。もちろん「普通自転車」の誤りです。お詫びして訂正します。
 うーむ、何度も何度も見直したのに、やはりこういう誤植は出てくるのだなぁ。申し訳ないです。
 当該部分は、法律の「地の文」の部分でありまして、読み返している中に、なんとなく「ま、合ってるだろ」という意識があったんだと思います。見逃してしまいました。再版から修正します。

 しかし、そういうことも含めながら、色々と励ましのメール、コメントなど、ありがとうございます。
 本当にヒキタ感謝でありまして、最近の本の中ではこんなに反響のある本は結構、珍しい。気合いを入れて書いた甲斐があったというもんです。
「一気に読めました」「面白かったです」「知的興奮がありました」などの評価が一番嬉しいっす。何と言ってもテーマがカチカチに堅いということもあって、著者としてはその部分に一番腐心したつもりでありましたから。
 中には「感動しました、ありがとう」なんて感想もありまして、そこまで読み込んでいただくと、ほんとに著者冥利に尽きます。こちらこそありがとうございます。

 でも、それにしてもね、今さらながら思うんだけど自転車乗りってやっぱりマジメだ。確信的自転車乗り(非ママチャリ乗り)には、考えの深い人、考えることが好きな人が多いと思う。こうした内容の本がちゃんと売れる、ということ自体、そのことを物語っている。
 それともう一つ、本書の売り上げが好調な理由は、これはどうしたって自転車乗りにとって「路上状況の不満」が爆発寸前になっているというのが、絶対的にあると思う。
 このところのブームで、自転車は増えた。
 しかし、それを有効にマネジメントする施策は何らとられていない。
 自転車は相変わらず、日々、危険にさらされ、路上は走りにくいまま。
 聞けば、こんな国は日本だけだという(本当です)……。
 では、どうすれば?

 本書は、その「日本という特殊事情の中、では、どうすれば?」という部分にヒキタなりの答えを出したつもりなのです。あくまで「ヒキタ説」ではある。しかし、自転車乗りだけでなく、自転車乗り以外の多くの人にも納得していただけるとも考えています。
 なるたけ多くの人に読んでもらえると嬉しいなぁ。
 その結果、その多くの人にとっての「自転車に関する認識」が変わればな、と思ってます。

 そうそう、つい最近の話ですが、韓国ソウル市が、市内中心街に「総延長200キロの自転車道」を整備するという事業に着手したんですって。
 韓国の場合、もともとの渋滞、排気ガスの弊害に加え、ガソリン高+ウォン安が最後の一藁になって、ついに政府が「交通バランスをヨーロッパ型の自転車寄りのものに」という政策を決定したのだね。
 いよいよ次は日本だ。
「日本の交通だけの特殊事情」とか言ってられる時代はすでに去った。いや、本気で。

■前橋でのシンポジウム

 先週末、群馬県前橋市で“自転車フェスタ2008”というのがありまして、行ってきました。前橋には「グリーンドーム」という大きな競輪場があって、それを借り切っての自転車フェスタ。
 しかし、正直申し上げるなら、都市部と地方部の意識の差というべきものを今さらながら感じてしまったよ。会場のデカさに比較すると、やはりちょっと盛況とは言いがたかった。主催者の心意気やよし、なのだけど、まだ市民意識が追いついてない。ま、そぼ降る雨の中という、自転車にとっては致命的なディスアドバンテージがあったというのも確かではあるんだけどね。
 前掲の「自転車の安全鉄則」についても、売り上げ好調なのはやはり首都圏なのだそうだ。
 まだまだ地方では、そこまで吹いてない自転車の風。しかし、いずれは吹く。全国の同志たち、それを信じよう。だって、欧米そして韓国までがそうなんだもの。必ずその日はやってくる!
 ……って、おやおや、本、出したばかりだと、力こぶも入るわ。
 ま、あせらずのんびりいきましょう。
 今回の前橋でだって、ちょっとだけ収穫だったのは、このフェスタに出席されていた名古屋市の課長さんが、「伏見のレーン(「鉄則」第五章参照)には、色々と問題点がある」と認識していたことだ。本人も片道15キロの自転車ツーキニスト。「レーンはまっすぐ通さないと有効に使えない。自転車横断帯への誘導はいかん」というのはよかった。さすがに「日々乗ってる人」には分かってるのだ。
 そうして、次第次第に、自転車レーンが真に理想的なモノに育っていく。
 色々と問題点はありながら、やはり名古屋は注目に値する「自転車都市」なんだろう。

 だけど「現状の」名古屋レーンは、絶ぇっ対に真似しちゃ駄目だからね♪ 地方行政担当の人々。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「すべての経済はバブルに通じる」小幡績著 光文社新書
「強欲資本主義 ウォール街の自爆」神谷秀樹著 文春新書

 このところ続々発刊の「金融危機はいかにして起きたのか」読み解き本をふたつ。
 私が読んだ中では、この二冊が最も平易で、なおかつ本質を喝破していたと思う。内容を触れると長くなるんで今回はやめておくけど(すいません、あまり時間がないのです)、両者ともにかなりオススメだ。
 ただ、言っておきたいのは、この二冊の本に関して「ウォール街のど真ん中にいた連中が、いまさらウォール街批判かよ」という批判は当たらないということだ。その中にいなければ分からないことはある。そして、そういう「まさに当人」こそが「時代の反省」を有効なものにすると思う。
 バブルは必然だし、強欲資本主義も必然であろう。小幡氏はいわばニヒリストで、神谷氏はいわばモラリスト。しかし、両者が喝破した現代資本主義の本質は同じだ。高度に肥大化し、自己増殖を繰り返しては、周囲を巻き込んで破滅に至る、この現代資本主義と、我々は今後どうつきあっていくべきなのだろうか。

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「自転車をめぐる冒険」(東京書籍・ドロンジョーヌ恩田と共著)
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞社
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞社
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951

【自転車通勤で行こう】
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バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
 


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創刊日:2000-09-15  
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