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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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下半身露出の謎の(週刊 自転車ツーキニスト331)

2008/05/16

 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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          下半身露出の謎の331号

■深夜の表参道交差点

 ふーむ、テレ朝にはずいぶん愉快な記者がいるんだなぁ。
 深夜の港区青山、表参道交差点でいきなり下半身露出だよ。
http://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200805160012.html
 しかも、この彼の愉快なところは、この時間、このシチュエーションにして、「まったく酔ってない」というところにある。彼は露出時まったくの素面だったのだ。
 私はここに何かどうしようもない「人間の業」みたいなものを見るんだな。
 だって、普通に言ったら、さっぱり分からないよ。社会部・地検担当(結構いいポジションだよ)記者。毎日そりゃ忙しかっただろうし、ストレスも溜まっただろうけど、せっかく掴んだポジションをかなぐり捨てて、いったい彼は何をどうしたかったのだろうか。

 仮説はいくつか立つ。
【仮説1】酒でなく、何かアブないクスリでも使ってラリッていた。
【仮説2】何もかもがイヤになって、すべてをかなぐり捨てたかった。つまり自暴自棄だった。
【仮説3】いわゆるそういう性癖、つまり変態クンだった。

 このうち、仮説1なら単なる犯罪だし、警察発表にも、そうと書かれただろう。
 仮説2の場合は、ちょっと気の毒ながら、そりゃ個人的都合だ。それに、同じ自暴自棄になるならなるで、もう少しカッチョいい自暴自棄だってあるだろう。何が悲しくて、あのオシャレな通りのど真ん中で、珍をまろび出させなくてはならんのだ。
 私が考え込んでしまうのは、仮説3・変態クン説だ。
 都市伝説なのか、ホントにいるのか(たぶん後者)、全国各地、いたるところに「下半身露出系の変態クン」はいる。黒いコートでも着ていて、中は丸裸。女子学生なんかが通りかかると、前をドバッと広げて見せる、という、非常にティピカルな変態クンだね。
 だが、なぜ彼らはそうするのだろう。
 それをしたときの女性の反応が面白いから? 何か「構って欲しい」みたいな意識がその奥にあるから? それとも自分のモノに過剰な自信があるから? 分からん……。ワカランが、全国にこの種の人々が、それなりの数、潜んでいることは確かだ。
 私が不思議なのは、この手の露出系の行為、「性的な」行為であることは間違いないのだろうけど、必ずしも人間の本能と結びついているわけではないということだ。だって、男が見せたところで、子孫繁栄はしないよ。いや、それどころか子孫繁栄にはむしろマイナスだろう。
 ということは、こういう性癖というのは、人類が社会的存在になり、文化的存在になって初めて顕れた、いわば後天的な嗜好といえる。こうした後天的に備わったものは「本能的な衝動」に較べるとやはり衝動ははるかに弱い。いや、弱いはずだ。
 はずなのに……。
 ところが、テレビ朝日の愉快な記者は、何もかもをかなぐり捨てて、おのれの衝動に殉じた。彼の中では「露出したい」という欲求は、そこまで強く激しいものだったのだ。ここが人間の不思議なところで、話はすべてを巡り巡って再び戻ってくる。
 いったい、何のために?
 そして、全国には数万分の1の確率ながら(たぶん)、このニュースを聞いて「そうか、おまえもか……」とブラウン管の前で涙を流す男たちがいるのだ(たぶん)。
 人間の業は深い。
 ほんとにワケが分からないほどに。

■ところで前回の話、ちょっとした訂正

 ところで前回の話「欧州諸国では、国家の役所の中に“自転車推進部局”があるのが当たり前なのに、日本にはない」という部分。自活研から「いやいや、そこの部分は最近ちょっと変わったんだよ」と連絡が来まして、実は先月4/1付で(←今回はエイプリルフールじゃないよ、念のため)、国土交通省内に「歩行者・自転車係」というのが発足したのだそうだ。
 国土交通省のセクション名にはじめて「自転車」という文言が入ったという画期的な事例なのだそうで、初代自転車係長には今田勝昭氏が就いた。今田係長には大いに期待したいものだが……、だが、ちょっと待て。待てよ。
 その係の名称だ。
 なぜ、歩行者と自転車が、一緒くたなのだ?
「自転車推進部局」と「歩行者・自転車係」とには、なにか印象に天地の開きがあるような気がするのは、私だけだろうか? ふーむ、だから日本のお役所はじっと見てないと……。ってね。単に私の邪推であるならば、すまぬすまぬ。ま、とりあえずの「進歩」であることだけは、確かだとは思うんだけど。

■それともうひとつ告知

 現在、私の掲示板「自転車ツーキニストの掲示板」が、調子悪いことになってます。アクセスできない。
 管理人のkame(n)-riderさんから連絡が入りまして“DNS障害”というヤツだそうです(実は私ヒキタは、このDNSの意味が分かっておらん)。
 完全復旧したら、またこのメルマガで告知します。

■来週木曜日だ♪(さらに告知)

 それともう一つ、繰り返しの告知。ヒキタ最新刊「疋田智のロードバイクで歴史旅」が、来週木曜日に書店に並びます♪ いや、ヒキタ自身、楽しみ。
 立ち読みでもいいすから、小浜と京都の部分だけでもお読みいただければと思います。きっと面白い(と思う)から。そのままレジへ、ということになると、私ヒキタはさらに嬉しいっす。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「生きさせろ!」雨宮処凛著 太田出版

 最初に読んだときにはショックを受けた。二度目に読んだときには「さはさりながら、少々オーバーなのではないか?」と思った。本書の中に出てくる様々なプレカリアート群像は、どこまで肩入れしていいのか、ちょっと今の私には分からなくなってきている。
 リアルな若者像が見えない。総体としてつかめない。これは別にこの本が悪いのではなく(当たり前だ)、この本が照らしている光の角度と強さと象限が分からないのだ。本当はそここそが知りたいのに。
 そういうことをリアルに感じ得なくなったということが、すなわちオジさんになったということなのだろうか。

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最新刊「自転車をめぐる冒険」(東京書籍・ドロンジョーヌ恩田と共著)
*現在、全国各書店で大好評平積発売中です。よろしく♪ というのか、品切れ書店ではご迷惑をかけております(←すいません)。

「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞社
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞社
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
 

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創刊日:2000-09-15  
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