自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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なんだか音楽に目覚める春の(週刊 自転車ツーキニスト323)

2008/03/19

 
 
 
 
 
 
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        なんだか音楽に目覚める春の323号

■「ひどい扱いを受けている自転車専用レーン」

 私が加入しているMLで紹介されてた画像集。
 題して「ひどい扱いを受けている自転車専用レーン」というヤツでして、たぶんイギリスの画像だと思うんだけど、どぞ、どぞ、ご覧あれ。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080313_crazy_cycle_lanes/

 いや、笑っちゃうでしょ。笑っちゃいけないが、笑った。なんか「VOW」みたい(笑)。
 だが、ホントのことを言うなら、日本だって笑えたもんじゃないんだよね。それどころか、この程度は日本でも当たり前にある光景で、ほんにまあ、日英の自転車行政の貧困を見せつけられるような思いなんだが、いや、でも、こうしてあらためて集めて見せられると、なんだか本来「驚く」「憤る」というアクションをしなくてはならないはずなのに、もはや笑ってしまうんだよね。
 というのか、こうした措置をする方々は、いったい何を考えて、こうした珍妙な設定をしたり、奇妙な形でブツを設置するんだろうか。「なんのために?」「どういう風にありたいの?」「自分が走るならどうなの?」ということを考えるならば、やってることのバカバカしさに、すぐに気づくはず、と思うんだけどなぁ。
 でも、ま、おそらくイギリスの行政も(日本と同じように)直接そこに携わる人が「自転車に乗らない人」であることが多いんだと思う(断っておくけど、イギリスは欧州各国の中では自転車化が長年遅れてた国で、今になってロンドンなどで急速に自転車に注目が集まり始めたという段階。つまり国民意識的には、ドイツ、オランダどころか、日本とそう変わらない)。
 普段自転車に乗らない人たちが「こんなもんでまあいいだろ」と手を下すから、こうしたものはできる。困ったことだがそれは事実だ。
 現在、日本の98都市が「自転車モデル地区」に指定され、それぞれに「自転車通行区分の社会実験」をしようとしている。そのいちいちに私は危惧を抱いているんだけど、危惧の原点はこのあたりにある。

「普段自転車に乗らない人が、用意・設定する社会実験」

 いろいろ各地の話を聞くにつけ、今回のこれを放置していると、必ず将来に禍根を残すと思うぞ。
 詳しくはまた後日書くつもりだけど、現在発売中の「自転車生活」誌に、世田谷と杉並の例をとって、ちょっと詳しく書いてますんで、ご興味のある向きはどうぞ。

■ NTTドコモのCM

 最近のNTTドコモのコマーシャルなんだけど、なんかセンチメンタルなラップ調の曲が流れながら「これから就職だ」「これから進学だ」「これから……」と、新生活が始まる人々の群像が流れるヤツ、ありますね。
 そもそも私は、ああいう画像、ああいうストーリー仕立てに弱いのだけど(以前のJR東海「ファイトエクスプレス」とか、憶えてる人います?)、このドコモのCM、いいねぇ。
 別段「どこにいっても繋がってる」とかいって、結局、携帯電話のCMになるのはいいんだが(CMなんだから、当たり前だ)、曲がいい。実にいい。すごくいい。Baby Boy, 私はここにいるよ、どこにも行かずに待ってるよ……♪ 青山テルマ- feat.Soulja 『そばにいるね 』。
 私は当年とって41歳なわけだが、そのおじさんにして、なんか泣けるのだ。この曲には。ただ、実のところ、多くの人がいろいろなところで表明しているように「歌詞に泣ける」とはあまり思わない。単純にメロディがいい、声がいい、で、ハモりがよくて、で、曲調の切なさが良い。
 iPodに詰めて、何度も何度も繰り返し聴いてる。どうでもいいことだが、私はこの曲を買うために、はじめて“iTunes Store”を使ったよ♪

 で、久々にこうして「以前聴いていた音楽」じゃない曲、つまり「今現在売れてる音楽」を聴いていると、自分の中の音楽心にちろちろと火がつくのを感じるのだ。ギターばかり弾いていた中学高校時代。不意にその頃のような気持ちになってしまって胸キュンだ。そればかりでなく猛然とギターが弾きたくなってきた。
 実をいいますと(昨今の私のイメージからは、この部分がすっぽりと抜け落ちているんだけど)私はかなりギターが上手なのであります。いや、正確に言うなら「上手だったのであります」だな。たぶん今では錆び付いてしまった。でも、それをなんとかしたい気分になってきたのだ。とりあえず左手の爪を切りそろえたよ。
 おお、春だな。窓の外を見ても春だ。進学の春、就職の春、新しい季節。私の春は左手の爪切りから始まる。春風が心地良いよ。

■さて見本版も刷り上がった

 というわけで刷り上がりましたがな。
 ザ・東京書籍・プリゼーンツ! 最新刊「自転車をめぐる冒険」だぁぁぁ、とね。
 いやまあ、嬉しいね、楽しいね。何冊目になってもこうして自分の本が刷り上がるのは愉快なもんだ。
 でも、今回の本はいつもとちょっとどこかが違う。通常、本が出たときって「おお、ついにできたか、これか……(しみじみ)」なんて気になる一方で、あまり自分で中を読んでみたいとは思わないものだ。毎回そこに至るまでもう何度も何度もゲラを読み返して、若干うんざりしているということもあって。
 ところが、今回。
 読み返してしまうのだよ。
 なぜなら……、面白いから。
 自分でいうのも何だが、意外なほど面白い(←だから、言うなって)。
 その一番の理由は、前号でも書いたように、ドロン女史のイラストエッセイが随所に入っていて、そいつが読ませる、楽しませてくれるからではある。だが、彼女のその部分が卓越してるにしても、実情はそれだけじゃないのだ。彼女のイラストエッセイと、私の地の文が、お互い干渉しあって、なんつーか相乗効果でおもしろさアップ、要するにアウフヘーベンしている良さ。これがこの本の美点だと思う。言葉のキャッチボールがそれぞれの内容を深め、新たな方向性を指し示しすことを可能にしているように見える。まあ「見える」だけなのかもしれんが、少なくとも私の目から、ではね。
 私は今、刷り上がったばかりの見本本を持って、ページをめくって、にたらにたら笑っている。
 まだ書店に並んですらいない現在なのに、私は早くも続編が書きたくなってきたぞ。
 軟派なようで、実は硬派。だが、硬派なようで、その実、軟派。なんだか分からない。
 今週末には書店に並びます。是非よろしく♪

■「散財ドットコム」で家計簿をつけよう!

 ってなんじゃらほい?
 すまん、これは私の高校時代の同級生がやってるサイトの名前なんだけど、なんでも「ネット上に家計簿を公開して、楽しく家計管理、楽しく節約しよう」とのものらしい。なんともタイトルとは裏腹なコンセプトなんだな。
 正直申し上げて、私には今ひとつなんのことやら分からん。でもま、興味のある向きは行ってみてくれたまえ。あなたの散財(または節約)人生に役に立つかもしれないし、役に立たないかもしれない。
 いずれにせよ、責任は「ハルヤマ」という宮崎出身の41歳男にあるので、そのあたりはよろしく。

http://www.3zai.com/

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「愚者の道」中村うさぎ著 角川文庫

 中村うさぎという人の本は、本来ならば「読みたくない」のである。読むとうすらぼんやりと不愉快になるし(特に最近のもの。以前は「単純に」面白かった)、何か落ち着かない気分になる。それなのに一度読み始めると食い入るように読んでしまうのは、簡単な話、私の中にも間違いなくうさぎがいるからだ(いや「愚者の石はあるからだ」というべきか)。
 うさぎ氏がただ一つ誤解しているとするならば、こと「うさぎ性」に関して言うなら、男女の差はそこまでない。いや、それどころか男にだって「うさぎそのもの」という人がいる。少なくとも存在し得る。ベクトルこそかなり異なるものの、その激しさにおいて男女差はほとんどないと思う。

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超最新刊「自転車をめぐる冒険」東京書籍
最新刊「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞社
*現在、全国各書店で平積発売中です。よろしく♪

「自転車生活の愉しみ」朝日新聞社
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951

【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
  
 



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創刊日:2000-09-15  
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