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何だかんだで出てしまった(週刊 自転車ツーキニスト311)

発行日:8/7


 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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         何だかんだで出てしまった311号

■名古屋の三省堂は大盛況

 先週末、名古屋の三省堂書店テルミナ支店で「トークショー」をやってきましてな(私は直前までサイン会だと思ってた)、色々と道交法改正の裏話などをやってきた。
 いや、大盛況だった。
 定員は、まあたかだか40人だったんだけど、椅子をもっと持ってきて、それでも何人もが入り切れなくて門前払いという格好になってしまった。会場に入れなかった人々にはまことに申し訳ない。ホントに。
 三省堂のテルミナ支店というのは、名古屋駅、高島屋の地下2階にあって、なんだかウナギの寝床のように長細い、だだっ広い書店で、その一角に喫茶店があるのだ。で、そこにみんなが座って、私が延々と喋り、その後、質疑応答があるというスタイル。
 こういうのもいいね。みんなが同じフィールドに座って、コーヒー飲みながら語らい合う、という形だ。充実した1時間半でありましたよ。
 店長さんにうかがうと、こういうトークショーというのは週に一回程度開くんだそうだが「自転車でこんなに集まるとは思いませんでした」とのことだった。
 どうだ参ったか。そうなのだよ。現在、自転車には世間の耳目が集まっているのである。自転車を舐めてもらっては困るぞ、えっへん。なんちて。
 それにしても私のトークショーにはなぜ男しかこないのであろうか。たまに女性がいるかと思うと、必ず付属の彼氏がくっついている。
 なんだかアレかな。先週号の"AERA"に書いてあったようなことが、現実としてあるのかしら。
 私としてはそうとも思わないんだが、同誌のトップ特集"脱「ひとり」できない私たち"から引用すると……。

 では、十人十色(*の独身男女について)で何の共通項もないのかと言えば、そうではない。(中略)独身男たちがこぞって趣味にしていたものは自転車。そう、自分好きな独身男は自転車好きなのだ。理由も至極分かりやすい。自分ですべて支配できる乗り物だから。

 ……。
 ふーむ、エラい書かれようだなぁ。
 我々はそういう風に見られていたのか。しくしく。
 私は全くそうではないと思うんだが、そこはどうしたって女性誌"AERA"である。だからして「孤独にペダルを踏み続ける男の浪漫」なんてものは理解の範疇外なのであろう。「理由も至極分かりやすい。自分ですべて支配できる乗り物だから」なんて部分にはどこか悪意があるような気がしてならん。ま、この話に関しては、次号の「BICYCLE CLUB」のコラム「現場から生中継」に書いているんで、ご興味のあるムキは、今月20日に是非お読みを。
 あ、いや、話がちょっとずれた。
 いずれにしても集まってくれた方々、ありがとうございました。こういう形のトークショー、また機会がありましたら、どこかでやろうと思っています。全国の書店の方々、よろしくね♪

■というわけで「出た」

 というわけで、本日が発売日でありました。朝日新聞社刊の「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」。いやもう手にとっていただければ分かるが、まあ活字が多い。ウザい。クドい。繰り返しが多い。読むのに2日はかかる。トンデモない自転車本だ。
 この本は、まず間違いなく日本の自転車史に残るね。「世紀の珍本」として。
 だがね「自転車史に残る」というのには、もう一つだけちょっぴり意味があって、例の道交法改正にからんでの話を、これでもかと載せている。
 06年の年末からだけでなく、第一期の「道交法改正騒ぎ」がらみ、すなわち05年の「BICYCLE CLUB」誌短期集中連載の「道路は誰のものですか・全5回」が載ってるところも、資料として価値が高いと思う。この話は同誌の名物編集者・ヤマちゃんが、尽力尽力また尽力の限りを尽くした(頭痛が痛い)というすさまじい連載で、自分で読んでてもまことに読み応えがある。いや、ありすぎる。
 いやま、そんなこんなで、是非よろしくお願いします。
 資料的価値が高い、という意味において、ご自宅の近くの図書館に注文を入れる、というのもオススメかもしれないと思いますです。タダだし。
 いずれにしても、どぞよろしく♪
 ひょっとして「噛めば噛むほど味が出る」という本に仕上がっているかもしれませんぜ(←ホントか?)。

■本が出る前

 しかしな、本が出る前は、何だかんだでやはり緊張するというか、プレッシャーがかかるというか、今朝がた、ものすごくリアルな悪夢を見てしまった。
「本日発売」のその日、私は朝日新聞社と(なぜか)東京書籍から連絡を受けるのだ。「なぜ同じ本が二種類も出てるのですか?(怒)」と。
 どうも私は同じ原稿を二つの出版社に同時に提出してしまったらしく、同じタイトル、同じ内容の本が、同時に二つの出版社から出ているという。
 慌てた私が書店に行ってみると、確かにその通りで、表紙のデザインまでそっくりの二つが、並べて平積になってる。
 私は両社の編集者にワケの分からん言い訳をしながら、ああ、これで私の活字生命も終わったなとか思いながら、汗びっしょりで飛び起きた、というワケ。
 窓の外から蝉の鳴き声が聞こえる。
 だが、起きてもしばらくは、そのトラブルが本当にあったこととしか思えなかった。でも、夢だった。ああ良かった……。

■ところでコレ良くない?

 作家の高千穂遙さんから「これどうかね」と、メールをいただいた。防水仕様の超ミニSDカメラだ。

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070803/kagaidt.htm

 これに、古いメモリーの更新機能と、衝突時のメモリー保持機能が付けば、前々から言っていた「事故時の証拠ビデオ撮影機」が成立すると思うんだが。
 私なら必ずヘルメットに付けるね。
 おまけに消費電力が小さく、単3乾電池で約7時間持つという。サンヨーの"エネループ"かなにかを使えば、殆どコストもかからない。
 加賀ハイテックさん、いっちょやってくれないだろうか。3万円以内ならばかなりの需要があると思いますぜ。
 メモリー更新機能にオンオフのスイッチを付ければ、ツーリングの記録にも、もってこいだ。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「中国の不思議な資本主義」 東一眞 著 中公新書ラクレ

 中国の経済は何かヘンだ。どこかおかしい。論理が違いすぎるし、土壌が違いすぎる。なぜこんなに腐敗が多いのか、なぜ手形が成り立たない、つまり信用経済が成り立たないのか、この異常なまでの拝金主義はなにゆえか、まるでレミングのような加熱投機状態は何なのか。
 そういう疑問を薄々お持ちの方に、打ってつけの入門書がコレだ。
 著者の東氏は、読売新聞の北京特派員であり、米ハーバード大学の客員研究員。「伸びゆく」中国経済をつぶさに見てきた彼が、最終的にいたった結論は、中国は「ヘデラ型資本主義」という、世にも特殊な市場経済を作ってしまったということだった。
 ヘデラとはある種の蔓性植物の名前なのだが、要はこの国の経済はあくまでデタラメに伸びる寄生植物のようなもので、根本の"幹"にあたる「倫理」「論理」を持ち得ない(このままでは未来永劫持ち得ない)ということだ。
 ニセモノが溢れる中国市場の基本には、間違いなく「万人の万人に対する不信」があり、債務が履行されない原点には「出し抜くことが聡明」というものがある。システムに対する信頼が圧倒的に欠けているから、あらゆる産業が短期で売り抜ける「投機」に化けていく。
 本書はあらゆるところで納得納得、また納得の嵐なんだが、中でも巻末にあげられた「試論A・囚人のジレンマ」に関しては、うーむなるほど、と唸らざるを得なかった。
 我々日本人は、囚人のジレンマの状況に陥ると、必ず「両者が裏切らない」ことを基本として、最大多数の最大幸福を作ろうとしてきた。ま、中国社会はコレの逆なんだが、現代社会においては、その愛すべき行動様式を持つ日本人にしても、なんだか「両者が裏切る」最小限の幸福へと突き進んでいるように見える。
 詳しくは本書を読んでいただきたいが、もしも中国式の「ヘデラ型資本主義」が世界を飲み込むようなことがあれば、それは全世界の人々にとって、とてつもなく不幸なことである。だが、世界はその不幸に向けて、じわじわと動き始めている。
「システムに対する不信、結果としての裏切り」が、行動様式の基本であるならば、環境問題は絶対に解決されない。それは当の中国自身にとっても決していいことではないはずだ。
 誰か、この中国という巨人に、鈴をつけることはできないのだろうか。

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最新刊「自転車生活の愉しみ」朝日文庫
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「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
  
 

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