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ようやく関門を一つ越えた(週刊 自転車ツーキニスト310)

発行日:7/27


 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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         ようやく関門を一つ越えた310号

■「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」

 来月7日に朝日新聞社から出る「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」の最終稿をようやく出しましてな。これでもう泣いても笑っても、このままの原稿の形で本が出てしまうわけだ。
 いやまあ今回の本は……、苦労した。
 今回ことさらに苦労したというのは、まず長いってのもあるけど、それ以上に、色々、各方面に気を使いつつ、文言に注意しつつ、あまりの時間のなさに狼狽えながら、校了せざるを得なかったからだ。あー、疲れた。
 正直申し上げて、今現在となっても、アレも書けば良かった、コレはどうだっただろう、と、思い出されることだらけなんだが、まあ出してしまったものは仕方がない。もはや私は「まな板の上の鯉」だ。
 異様に長い自転車本である。
 本気で長い。400字詰め原稿用紙930枚分だから、単に読み返すのだけで丸一日かかる。朱を入れながら、ということになると、4、5日は平気でかかるわけだ。おまけに、何度読み返しても、新たな書き間違いが発見される。これはもう困ったことで、発刊されるのが真面目に恐い。いや参った参った。

 とは言ってもね。
 出来についてはいざ知らず「力作」であることだけは間違いないのだよ。自分でいうのもナンだが、異様なまでの力作である。肩に力が入りまくってる。
 特に後半半分を占める「道交法改正」部分は、いささか力が入りすぎ、ウザい、クドい、を通り越して、ほとんど偏執狂だ。自分自身ですらそう思う。
 でもね、担当編集者は「こんなすごいことがあったんですねぇ、知りませんでした」と言ったよ。彼は自転車マニアの人ではないからして、あの頃の騒ぎを知らないのだ。
 政治的な話あり、行政的な話あり、あの当時の裏話が色々書いてあります。また「まったくの初心者」でも読めるように、第一章には多少の工夫が施してあります。
 発売は来月の7日。
 是非是非よろしく。考えてみれば、このところ文庫化にともなう書き直しばかりで、純然たる書き下ろしは久しぶりなのだ。

 名古屋では(なぜかまた名古屋だ)全国に先駆けて、4日、サイン会とともに発刊されます。三省堂テルミナ店にて。詳しくは下記のウェブサイトをどうぞ。

http://www.excite.co.jp/book/event/00031185189718.html

■梅雨の間の地下鉄で

 いかにカラ梅雨とはいっても、やはりそれなりに雨は降るもので、このところ通勤に電車を使う多かったのだ。
 で、今さらながら気づいたんだが、昨今、電車の中の人々は本を読まないね。かわってケータイをいじってる人が激増した。
 シートに座っている人を見ていると、大まかなところ、ケータイ派が5割、本or新聞読み派が3割、居眠りorぼんやり派が2割というところだろうか。若い世代になればなるほどケータイ派の割合が多くなる。
 活字離れは急速に進んでいるのだ。これじゃ本が売れないわけだわ。
 この10年で、書籍(雑誌を含む)の市場は、おおよそ2兆5000億円から、2兆2000億円まで大幅に減ったという。各出版社そして書店は今や青息吐息なのである。本代がケータイ代に浸食されている、というお金の問題だけじゃない。進化したケータイは、今や「本を読む時間」すら奪っているのだ。
 だがなぁ。
 本を読まねば、人はバカになるよ、と、私などは思うわけだ。
 何といっても知識を手に入れるのに(それも自分でモノを考えつつ)、一番安価で、一番手っ取り早いのは本であり、新聞、雑誌だもの。人一人が体験によって手に入れることのできる、知識、感動の量などたかがしれてる。それを本を読むことで補う。活字を読むことは自分の世界を拡げることだ。
 現在の日本人はその貴重な機会を進んで手放し始めているように見える。そもそも「世界一本を読む民族」であり、そのことが、日本人の知的水準をかなり高めていたはずなのに、それももはや怪しい。急速に瓦解し始めているといえるだろう。

 本を読む時間がケータイを「見る」時間に変わる。
 そのことについて、もう一つ危惧するのは、私に言わせればケータイの「個人性」という部分だ。ケータイをいじってる、というのは、多くの場合、メールだろうし、自分のお気に入りサイトであろう。自分が書くメール、自分への返事、そして、自分が書き込んだ掲示板、その他その他。
 なんだか一心不乱にケータイをいじってる人を見ると、つまりその人は「自分にしか興味がないのではないか」という風に感じられてしまうのだ。
 恐らくそれは事実だ。
 私だってそうだもん。
 ケータイで、メールを読む、書く、"mixi"に入る、そういったとき、私は私自身しか見ていないと思う。自分宛になにやら書いてあると嬉しいし、それは刺激的なことだ。
 だが、なんというのか、自分のまわり半径数メートルの世界にしか興味が向かない、社会的な視点を持ち得ない、一面的な見方しかできない、という状態を作りがちになるのではないか。

 ふと気づくと、日々、手に入れるはずの情報量が減っていると思う。そして「オレが」「自分が」と思う時間が増えている。結果として自意識ばかりが肥大する。このことの弊害は、特に若い世代に効いてくると思う。
 別に日本だけの話ではなかろうけれど、なんだかやはり、おかしな時代になり始めているのかなぁと思うのだ。
 私だけなのだろうか。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「コピー用紙の裏は使うな! ―コスト削減の真実」 村井哲之 著 朝日新書

 書名の「コピー用紙」については、コスト削減という意味でなく、エコという意味では、いかがかなぁと思って読んでみた。
 ところが、話はまったく逆で、コピー用紙の裏を使うことで、結果として「人件費コスト」だけでなく「ムダ紙の枚数」まで増える、という現実を知ることとなる。コスト削減コンサルタント(そんな職業が存在しようとは!)として辣腕を振るう著者の、経験に裏打ちされた記述には説得力がある。かなり面白い本だった。
 多くの場合、コスト削減(電気代、水道代などに、記述の多くが割かれている)は、そのまま「もったいない」の思想であるし、すなわち長期的な観点で見れば、十分エコロジカルである。そして本書は「スローガンだけの企業改革は、往々にして逆の結果を呼ぶ」という事実を上手く衝いている。結果として何が得たいのか、ということを社員の一人一人が知らなければ、そして、自分がやっていることにどういう意味があるのかを熟知していなければ、目標の果実は得られない。そういうことは多くの企業で普通にある現実だと思う。
 いや、企業だけじゃないのだ。
 私はいつも思うのだが「自転車対策」なんてのも、何をして、その結果として何を目指すのか、という設定が甘いことが多い。さしずめ「放置自転車対策のために『共有自転車』」なんてのが、その最たるモノだろう。
 文章が読みやすく、なんだか記述が明るいところも、この本の美点だ。本書を読むと、コスト削減は楽しいことだ、やりがいのあることだ、という気分になれる。

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最新刊「自転車生活の愉しみ」朝日文庫
*現在、全国各書店で平積発売中です。よろしく♪

「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
  
 

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