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空梅雨なのかなぁの(週刊 自転車ツーキニスト308)

発行日:6/21


 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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           空梅雨なのかなぁの308号

■大健闘御礼

 例の新刊、文庫版の「自転車生活の愉しみ」(朝日文庫)ですが、目下のところ各地の書店で大健闘中であります。ありがとうございます。
 赤坂の某書店などでは、一度平積、その後、売り切れ、再度平積になってます。いやー、嬉しいこってす。ヒキタ伏して感謝申し上げます。
 2007年の現状に準拠してますよってに、2002年版(単行本版)と較べて読んでみるのも面白いかもしれません。というより、アナタが「自転車ワールドに引き込みたい」と思ってる人にプレゼントとして、というのはいかがっすか? 是非♪ この本は結構その力を持っているかもしれませんぜ。
 何しろ本書「自転車ブームを作った名著、ついに文庫化」(帯のキャッチフレーズより)なんすから。
 けっこう恥ずかしい(照)。

■梅雨なのに、アタマが痛い(←何のこと?)

 さて、梅雨入りしたというのに、晴れてるねぇ(特に首都圏)。
 というのか、天気予報を見る限り、話は首都圏に限らない。東日本を中心に、梅雨入りしたというのになぜか降らない。ラニーニャ現象なんだそうだが、もうこのところ毎年毎年「異常気象」なんだな。

 実は、先週末、私は仙台から石巻という海岸沿いミニツーリングに出かけてきましてね。2日の間、絶好の自転車日和、ピーカン天気だった。
 いやー、灼けた灼けた。
 だからして、東京に帰ってくると、誰からも「ヒキタさん、灼けましたねぇ」と言われる。当然だ。ツーリング直後の月曜日には顔も腕も真っ赤。私としても、ヒリヒリして痛いのだ。
 塩竃から石巻に至るまでは、田舎道、なおかつ、潮風が気持ちいいー♪という状態だったんで、ヘルメットをかぶらなかった。それが敗因だった。
 私のヘアスタイルのこと、頭皮は直射日光に対して、なんら対抗する手段を持たず、そのままプチヤケド状態となった。ちょっと熱いシャワーを浴びると痛いのなんの。
 で、現在(木曜日)は、とりあえず痛みはおさまった。
 ところが、今度は皮が剥けはじめてな。これがもうミットモナイのなんの。
 田舎道でもヘルメット無しはいかん。というのか、少なくとも帽子をかぶろう。特に私と同じ髪型の人。そうそういるわけではないとは思うが。

 ところで、雨の降らない首都圏で、昨今の私は、もっぱら「エスケープミニ」という小径車を通勤用に使ってる。驚くほど速くて、シャキッとした乗り心地がいいんだが、現在の私がクワダテているのは、このエスケープミニを、見た目ママチャリにしてしまおうということなのだ。
 一見ママチャリ風だが、実は速い、「羊の皮をかぶった狼」にしようというのが目論見で、それに際し、まずはフロントに籐カゴを付けた。スタンドも付けた。バックミラーも付け、ドロヨケも付けた。
 この前カゴというのがなかなかミソの部分で、これを付けると、自転車の雰囲気がガラリと変わる。見た目には、ぜーんぜん速そうに見えない。
 あ、そうそう。先日の「ニュース23」にスタジオ出演していた自転車がそれ。見ていただいた人は分かるでしょ。
 しかし、速い。
 これがなかなか快感で、ゆるゆると走ってるロードバイクなどを、私の「ママチャリ(実はエスケープミニ)」が、サッとパスしていく。赤信号で追いつかれたりすると、さっき抜かれた彼が、しげしげと私の自転車を見つめてる。でへへへ、なんかヤな趣味だね。
 で、そのママチャリ風の外観を、もっと進歩(退歩?)させようと、最後にサドルを替えてみたのだ。

■驚くべき「サドル効果」

 それまでのエスケープミニには、ロードバイク用の軽くて細いカチカチのモノが付いてたんだけど、それを、茶色い人工皮革製の「コンフォートタイプ」に替えてみた。見た目ママチャリ感はここに極まったといえよう。
 ところが、これが大誤算。
 籐カゴも、スタンドも、バックミラーも、ドロヨケも、走りにはほんの微々たる影響しか与えなかったのに、このサドルだけは違った。
 残念なことに、エスケープミニは、えらく鈍重になってしまったのだ。
 考えられる理由はいくつかあって、一つ目は単純な重量増で、自転車の性能そのものが落ちたこと。サドルの重量差は結構あるものだ。
 もう一つは、コンフォートタイプゆえに幅が広く、太ももの動きが制限されることだろう。要するに踏み込むたびに、太ももの後ろ側がサドルに接触し、これがあまり愉快でなく、結局、パワーが生まれない。
 そして、もう一つあげるなら、これまたコンフォートゆえの座面の軟らかさだろう。
 軟らかい、ということは、すなわち、そこに「ふわふわのストローク」があるということで、ストロークがあるということは、つまり「力の逃げが生じる」ということに直結する。
 この3つが、自転車の性能を格段に下げた。

 そんなことは分かっていた。
 だが、ここまでとは思わなかった。
 結果、私のエスケープミニは「羊の皮をかぶった狼」から「羊の皮をかぶった犬」程度に大幅にランクを落としてしまったのだ。
 ふーむ、サドルの効果恐るべし。
 コンフォートサドルは「重く、太く、軟らかい」。これがサドルの性能(?)を大いに削いでいる。ロードバイク用のサドルが、あんなに「軽く、細く、硬い」ことには、やはり大きな理由があったのだ。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「高層難民」渡辺実著 新潮新書

 いやー、正直言って、期待はずれだった。
 現在大流行の超高層タワーマンションに、大地震が来たらどうなるか?! というのが本書のテーマ(の筈だ)なんだが、帯コピーには、超高層は巨大地震の際に「地獄の塔になる」とある。さらには「『免震構造』もアテにならない」なんて書いてある。
 なになに? ふーむ、そりゃやばい、そんなに凄いことになるのか、地獄の塔とはどういう事態なのだろうか……、とか思いつつ熟読してみた。
 ところが、驚くほどの期待はずれ。
 超高層マンションについて、曲がりなりにも何かを述べている部分は、わずかに第1章の中の「『共振現象』の恐怖」「長周期地震動」の部分のみに過ぎない。合計たったの4ページ(!)。
 第1章のそれ以外の部分と、第2章から第7章まで。つまり本書のほとんどすべては「一般的なマンション地震と、一般的な地震対策」でしかないのだ。
 水を確保しよう、とか、帰宅難民が大量発生する、とか、防災情報システムを活用せよ、とか、そういう話ばかり。
「地獄の塔」の意味や「『免震構造』もアテにならない」の理由は、どこにかき消えてしまったのだろうか。
 羊頭狗肉とはまさにこのことだろう。
 正直申し上げて「著者がどうの」というよりも、こんなタイトルと帯をつける版元に問題がある。名門・新潮社が、こんな騙しのようなタイトルを付けちゃイカンと思うぞ。

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最新刊「自転車生活の愉しみ」朝日文庫
*現在、全国各書店で平積発売中です。よろしく♪

「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
  
 

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