自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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お久しぶり!の(週刊 自転車ツーキニスト301)

2007/03/12


 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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            お久しぶり!の301号

■いやー、ご無沙汰してます

 すいません、すいません。ご無沙汰しておりまして、どもどもどものヒキタであります。お変わりありませんか?
 随分とメルマガ発行の間があいてしまって、いやー、どのツラ下げて、という感じなのではありますが、ヒキタ、とりあえず生きております。というのか、それなりに多忙ではありましてな。昨日、一昨日も、東京・荒川、盛岡と、いずれも自転車関連の講演でありました。おまけに、このところ色々な原稿も立て込んでまして、さらには打ち合わせの手合いも多数。新聞雑誌などの取材も多数。何と何と何の取材を受けたのか、なんだか忘れてしまった。
 自分のウェブサイトに「"週刊○○"の取材がきたぞー♪」なんて書いていた頃が懐かしい。
 なかなか私も大変なんでありますよ。
 いや、ホント最近よく思うんですが、私レベルでこうなんだから、本物のいわゆる"有名人"、"文化人"の方々はいったいどんな生活をしているんであろうか。私の場合、本業も別にあるんで特に思うのかもしれないんだけれど、よく身体がもつな。不思議。あ、確定申告の〆切も間近だ……。
 なんて、盛岡からの帰りの新幹線"はやて"に乗りつつ、ボンヤリと考えておりましたよ。
 盛岡は雪でした。粉雪。黒いセーターを着ていったんで、服にまとわりつく雪の結晶の一つ一つの形が見えた。さすがに盛岡、寒いね。雪が解けない。
 でも、盛岡在住の作家、斎藤純さんによれば、暖冬の中、この日は珍しく寒い日、珍しく雪、だったんだって。確かに道路は乾いていた。そこにチラチラ粉雪。斎藤さん、いろいろありがとうございました。
 周囲はすでに暗くなって、電車の窓から東北大陸の風景を眺めていると、色々、昔のことを思い出したりしてね。
 なぜか井上陽水の昔のアルバムのライナーノーツのことを思い出したりした。

■これぞ「本質」?

 まだCDでなくLPレコードが全盛期の時分、陽水の初期のLP(たぶん「断絶」か「センチメンタル」あたり)のライナーノーツにこんなことが書いてあった。うろ覚えなんだが、こんな感じ。

 中学の頃、林間学校に行きました。川沿いの宿舎で、僕たちは水辺で遊びました。
 同級生の○子さんのブラウスに水飛沫がかかって、背中にブラジャーの線が浮かびあがりました。
 それを見た時から、僕は○子さんのことが、好きになりました。

 この「好きになりました」がいいね。
 私はこれをまさに中学時代あたりに読んだんだけど、深く深く頷いたことでありましたよ。話は、エッチな感じじゃなくて、純愛系の話だ。何かの本質がここにはあるな。

 でも、なんでこんなこと思い出したんだろ。
 東北には、なにかそういう子供の頃を思い出すような、優しい何か、癒しの何かのような、そういう風土があるんだよね。
 盛岡市は見た目にも美しい街だ。この街のNPOが言うところの"減クルマ社会"がうまくいかんことを。
 "減クルマ社会"というのは、なかなかうまい言い方でね。
 元々の思想は"減農薬"にあるという。現代の農業の中で、どうしたって農薬は使わざるを得ない。だが、それをなるだけ少なくすることはできないか、そのための方策はどこにあるのか。
 それと同じ思想を、交通社会にも持ち込もうという話だ。
 現代社会の中、クルマは必要不可欠である。だが、その使用を最小限に押さえることで、クルマにまつわる様々なネガティブファクターを抑えることはできないか、という話。
 私はその方向性を正しいと思う。

■例の法案の話

 すでに閣議を通っちゃって、あとは衆参両国会を経るばかり。ここにいたって、後はもうベルトコンベアだ。
 法案の内容は、警察庁のウェブサイトにPDFファイルとして置いてある。
 内容をつらつら読むに、自転車の車道通行は確かに担保された。だが、その分、歩行者の権利がかなり減じられたように見える。クルマは相変わらず、この世の春だ。
 何かがねじれているように思えてならない。
 この話については、詳しくは、次号の「BiCYCLE CLUB」と「BicycleNAVI」にちょっと書いたんで、ご参照のほどを。
 そうそう、季刊だった「BicycleNAVI」と「自転車生活」が、なぜか同時に隔月刊化されることになった。
 すごいなぁ。自転車雑誌業界全体のパイは若干の増加傾向にあるとはいえ、今後、過当競争にならないという保証はない。しかし、今、風をつかまえなくては、次がない。
 自転車雑誌業界もなかなか難しい、というか、正念場にきているような気がするぞ。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「下流志向 - 学ばない子どもたち、働かない若者たち」内田樹著 講談社

 昨今のいわゆる「下流本」とは、ちょっと違ったテイストを持つ「若者論」。というか「社会論」。現在ベストセラー街道を驀進中である。
 この本のいいところは、昨今の社会を読み解く中に「不快という貨幣」なる新たな概念を持ち込んだことだ。
 正鵠を射ていると思う。
 誰もが薄々と気づいている「何か世の中がぎすぎすしてきた」「みんなが怒りっぽくなった」という感じ。これを読み解くことが可能だ。その上で、フリーター&ニート現象も、昨今の少年犯罪も、家庭崩壊も、大学生が新聞を読まないことも、なんとなく腑に落ちた、という気にさせてくれる。
 細かいことを言い出すと「何でもかんでも」にはさすがに無理があるとはいうものの、「不快という貨幣」の発見は、けだし慧眼であろう。

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「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
*昨年12月発売の最新刊。今回はなぜか「奈良・暗峠」「秩父・八丁峠」「北海道・日高峠」と、峠モノが満載。

「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951

【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
  
 

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  • 名無しさん2007/03/18

    いつも楽しくメルマガ読んでいます。私はママチャリ卒業して、かっこイイ自転車を購入しました。道行く自転車につい目が行く現在「自転車妊婦」状態の疋田さんよりちょっと年上のおばさんです。今本当に「自転車ブーム」ですよ!定年を間近に控えたおじさま達が、ヘルメットかぶってMTBやらロードに跨っているのを見ることが増えましたから。

    昨日の日経プラス1では、特集されてましたものね。私が購入したメーカーや、同級生仲間が購入している自転車が全メーカー出ていたのでチョッと嬉しかった。高校同級生で「チャリ友会」を立ち上げ、都会のポタ、川沿いサイクリングと、夫子供をそっちのけで楽しもうねと話し合っている私たちでした。

    もっともっと、疋田さんには自転車の宣伝をしてもらいたいと考えています。頑張って!

  • 名無しさん2007/03/13

    盛岡でのフォーラムがあったことを新聞(地元)で知りましたが、残念ながらその情報がなく行けませんでした。メルマガに予告していただければ… 聞きたかった。

  • 名無しさん2007/03/12

    普通、というとなんとなく「可もなく不可もない」という感じで、どちらかというと良い評価ではない印象がありますが、毎回「普通」というのは存外難しいと思います。ということで私としては「良い」意味で評価させていただいたつもりです。ではなぜ「良い」にしなかったかというと、今回よりももっと良かったときに選ぶボタンがなくなってしまいますので……(笑)。屁理屈を並べ立ててしまいましたが、これからもメルマガを楽しみにしています。



    追伸

    文庫版『自転車ツーキニスト』読ませていただきました。おかげ様で自転車(BSモールトンSP)を買って自転車通勤を始めることになりました。よいきっかけを与えてくださって感謝しております。