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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

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と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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【例の法案】明日の夕刻以降……の(週刊 自転車ツーキニスト297)

2007/02/06


 
 
 
 
 
 
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       【例の法案】明日の夕刻以降……の297号

■ちょっと徒然なるままに

 いやまあ、なんだか気が抜けちゃった感もある、ここ数日のヒキタなんだけど、皆様ご承知の通り、ホントは話はこれからなんだよね。

 これから始まる(と思われる)車道の自転車レーンの設置ひとつとっても、考えるべきコトは山ほどある。
 警察庁が車道に指定する「狭い自転車レーン」(たぶんそうなると思うよ)を押し広げ、少なくとも、低速車、高速車の両者が共存できるように画策せねばならんし、一番困難なのは、何と言っても、国民に「自転車=車道」の意識を浸透させることだ。
「なんじゃこりゃ(怒)」というドライバーも、説得せねばならないし、ママチャリユーザーに「整備後は車道は危なくありません」と言わなくてはならないし「自転車は左側通行です」を浸透させねばならない。
 要は「自転車は車両だ」という意識。
 これを国民共通にしなくてはならないということだ。

 さらには、今回の活動の中で放っておいてしまった「歩道通行可の人々」、すなわち「幼児と児童」という括りにだって、実は疑義がある。
 小学1年2年の児童を「車道だ」とするには、さすがにどうかと思うんだが、5年生6年生の自転車は、やはり「歩道の凶器」たり得てるだろう。
 さらに言うなら、車道を走るには、交通教育が必須になってくることも、これまた当たり前の話で、その教育が曲がりなりにも可能なのは、そうだなぁ、やはり小学3、4年程度というところだろう。
 いやー、このあたりについては、喫緊の<提言4-2-4>があったもので、あえて放っておいてしまった。私としては、以前にも述べたとおり「10歳未満は歩道も可」とするあたりが、適当とみているんだが、いかがだろう。キリもいいし。
 でもまあこのあたりにはさらなる議論が必要なんだろう。

 ……。
 とは言ってもね。
 なんだか脱力であります。
 本業もあるが、雑誌原稿などもかなりたまってる。例の「編集ヤマちゃん」もやきもきしていることであろうて。もう一人の「編集ヤマコー」はさらにやきもきしていることであろう。
 これ見て「メルマガなんて書いてんじゃねぇ!」と怒ってるかもしれない(すまん)。

■今回の原動力

 さて、今回の原動力というべきか、忘れてはならないのが、NPO法人「自転車活用推進研究会(略称・自活研)」という団体だ。
 小林成基理事長をはじめとする自活研のメンバーは、"エコサイクルマイレージ"、"自転車DO"などの活動を、前々から精力的に行ってきたんだけど、今回の様々な活動(全歩連も含む)で、大いに存在感を発揮したといえる。
 実のところ、彼らの活躍がなければ、今回の一大方針転換はなかった。
 特に小林理事長はスゴかった。様々なメディア戦略、政治家戦略(ロビー活動?)もさることながら、色々な局面で「なんだかよくよく聞けば、背後に小林理事長がいる」というコトが、往々にしてあったりした。
 お疲れさまでした。「いや、まだまだこれからだよ」と仰るでしょうけど。
 自活研は「国会の自転車議連のシンクタンク」という位置づけからスタートしているもので、もともと政治に強い。その強さが今回は十二分に発揮されたといえよう。
 ただ、今回の騒ぎで、警察庁方面からは「自活研は自転車団体の中の『最過激派』」と睨まれているようなフシもあって、いや、ホントのこというと、そんなことないんですけどね。今回は偶然その役割を担わされちゃっただけでして。
 肩書きばかりはエラいけど、実は"居酒屋オジさん"たちの集まりであります。
 新年会も忘年会もいつも「魚民」か「さくら水産」。安上がりなのだ。
 どうでもいい話だが、この間、一橋大学の寺西教授(環境経済学)を、その「さくら水産」にお招きしたら「きみ、この店は経済学的にあり得るのかね?!」と驚いていた。安いよなぁ、さくら水産。

 ところで、その自活研が、明日の「自転車議連総会」にもオブザーバー参加する。
 私もなんとか駆けつけるつもりではいるんだが、本業とのからみで、どうなるやら分からない。
 <提言4-2-4>削除の念押しと、例の警察庁文書「警察庁における今後の自転車対策の考え方」のポリシーの確認などが、メインとなるのかな。また「幼児・児童」の括りにも疑義は出るだろうと思われる。自活研としてはまだまだ闘うつもりだ。

 あと「警察庁における今後の自転車対策の考え方」については、議連総会終了後に、オープンになるのだと思う。警察庁ははやくウェブサイトにこれを載っけてね♪
 いずれにせよ、明日(2/7)はちょっと楽しみな日になりそうだ。

■2月7日といえば

 そうそう、大変なのがNHKだよ。
 例の「クローズアップ現代」の道交法特集、1日ずれて2/7放送となったそうなんだが、NHKの放送予定サイトでは、昨日の深夜まで「歩道が危ない〜相次ぐ自転車事故〜(内容未定)」となっていた。
 タイトルもタイトルだし、ゲストはあの古倉宗治さんだし、まあ穏当な内容になるとは思うが、いやまあ、展開が少々迫力不足になってしまうんではないだろうか。それをNHKクオリティでやらねばならないんだから、いやはや、同業者としてご同情に堪えん。
 しかと拝見させて戴く。
 議連総会の直後でもあるし、いやー、自転車、動いてるなぁ。

 タイミングといえば「日経アソシエ」誌も本日発売で、内容は「方針転換以前」のまま。私と古倉先生が登場しています。内容について言えば、詳しいし、的確だし、自転車事故の新たな資料もあるし、もう少し早ければ画期的な記事だったんだが、今となってはやはり迫力不足の感は否めない。でも、こりゃ別に日経BP社のせいじゃないからなぁ。もちろん私のせいでもないぞ(笑)。

 あとBS-i「銀輪の風」内の特集『道交法改正リポート』は、今週金曜(2/9)に放送予定。
 自転車歩道問題をハイビジョンでどうぞ。だが、これまたどうなっていようと私のせいじゃないぞ(笑)。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「徴税権力 - 国税庁の研究」落合博実著 文藝春秋

 タイトルを見て「大蔵(財務) - 国税ライン」の権力はさぞやスゴい、と、そのあたりを分析した本なんだろうなぁ、と思っていたら、むしろ逆だった。
 徴税権力は「政府自民党」と「創価学会」に弱い。
 薄々は気づいていたそのあたりが、豊富な内部資料とともに暴露されていて、ちょっと驚く、というか、イヤな気分になる。読者が100%ガラス張りのサラリーマンであれば、なおのことだ。
 徴税というのは公平であることが原則だろう。だが、実際には、誰もが知るように公平じゃない。その理由は何だろう、という一端がこの本で分かる。
 馬鹿馬鹿しい言い方だが、「王」と「法皇」は税金を払わない。そういう時代錯誤が、現在の日本でも行われているのだ。

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「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
*昨年12月発売の最新刊。今回はなぜか「奈良・暗峠」「秩父・八丁峠」「北海道・日高峠」と、峠モノが満載。

「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951

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  • 名無しさん2008/01/14

    どうもフジテレビは自転車の車道通行に反対の人間がいるようです。年末にも明らかに普段自転車に乗っていない女子アナを、撮影機材付きのママチャリに乗せ、世田谷か何処かに新設された自転車レーンを走行させて、殊更危険性を強調させていました。