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疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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恐怖の「糖尿病」の(週刊 自転車ツーキニスト289)

2007/01/17


 
 
 
 
 
 
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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           恐怖の「糖尿病」の289号

■恐怖の「糖尿病」

 いやはや、この時ばかりは、さすがの私も驚いたのだよ。
 話は約1年前にさかのぼるんだけど、人間ドックに行きましてな。早朝からの一日ドックってヤツ。そこで私は、医師から恐ろしい託宣を受けてしまったのだ。
「ヒキタさん、あなた、血糖値が高いです。150もあります。何か食べましたか?」
「いえ、何も。マニュアルにあるとおり、昨夜の9時から何も飲んだり食べたりは……」
「そうですか、空腹時血糖値がこれだけあるとなると、これは立派な糖尿病ですよ」

 ががーん。

 なに、糖尿病? オレが? なんで? 毎日、自転車に乗りながら……、このオレが? え? なんてこと!
 私の脳裏には「毎日インスリン注射(私は注射が大変苦手)」だの「合併症で失明」だの「腎臓病」「脚切断」、その他、その他、ひどい将来像が点滅した。
 瞬間的に、文字通り目の前が真っ暗になった。

 しかし、医師はこう続けたのだ。
「でもね、おかしいのは、"ヘモグロビンA1c"の値が低いことなんですよ。
 ヘモグロビンA1cというのは、分かりやすく言うなら、ここ2、3ヶ月の血糖値の平均値、のようなモノなんですがね。これが5です。まあ正常値です。異常といえるのは7以上ですから。ヘンですね」
「ふーむ……(私には、初めて耳にする指標だったもので、よく分からない)」
「ホントに何も食べてません? 朝に砂糖入りコーヒーを飲んだ、なんてのも駄目ですよ」
 私は繰り返す。
「いえ、全然。
 空腹どころか、朝早く、この病院まで自転車漕いで来て、血糖を消費したぐらいですから……」

■自転車の「落とし穴」

 医師の目がキラリと光った。
「自転車? どこからですか?」
「江東区の南砂からです。ここまでは(人間ドックは広尾病院)、そうですね、だいたい15、6kmというところでしょうか」
「じゅ、15km! あ、そう……、あれですか、あの競輪みたいな自転車ですか」
「まあ、そうですねぇ……」
 ぶはははは、と、医師は急に笑い出した。
「あ、そうですか、そうですか。ヒキタさん、良かったですね。ならば大丈夫」
「え、そうですか?」
 何だかワカランながら、私は聞き返した。
 どうも話を聞くと、要するに「ロードバイクでハードに疾走する」などの激烈な自転車運動をすると、肝臓がグリコーゲンを分解し、瞬間的に血糖値が高騰するのだそうだ。
 その通りだった。
 私はその日、少々寝過ごし、「いかーん、人間ドックに遅れる遅れるー!」とばかり、いつもに増して激しい爆走をし、「間にあったー!」とばかり、息を切らして、汗を拭いながら、そのまま血液検査にと向かっていたのである。
「それじゃ、この数値も当たり前ですな」

 よかった……。
 その後の会社の定期健康診断でも、空腹時血糖値はまったくの正常値(70程度だったかな)だったので、まあ「ロードバイク効果」は、そのまま正しかったのであろう。
 いや、ほっとしたにはほっとしたんだが、ふーむ、そういうこともあるのだ。
 しかし、一瞬でもこういう恐怖を味わうと、健康に関心を払うようになる。特に糖尿病に関しては、雑誌に記事でも載ってると、食い入るように読むようになった。
 だから、今となっては、糖尿病に関してはちょっとだけ詳しいぞ。

 今回の教訓としては、こういうことだ。憶えておいてくれたまえ。
「激走型のロードバイク運動は、健康体の人にとっては糖尿病予防になる。
 だが、いったん糖尿病になったなら、合併症の発症を助長する危険があって、激走型ロードバイクはよろしくない」

 これは事実なのだそうだ。
 だから、不幸にして、糖尿病になってしまった人は、マイルドなペダル回しを心がけなくてはならない(とはいっても、ママチャリ程度ならまったく問題にならない)。
 話の分かる(つまり自転車に詳しい)医師が、糖尿病患者にすすめる自転車は、街乗り、ポタリング用のクロスバイクだったりするという。
 その理由は、まさにココにある。

■【例の法案】メディアラッシュが始まった

 さて、例の法案についてのメディアの報道が相次いでる。というのか、ラッシュだぞ♪
 昨日(16日)掲載だったのが、"The Herald Asahi"紙。
 こちらで見られます。

http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200701160101.html

 おー、これは我ながら、外国人にもかなり分かりやすい内容になっている……、なーんて、ヒキタは自負しておりまして、でへへ、外国人のお友だちがいらっしゃる方は、こいつを見せて上げて下さい。URLをメールにて送りつけるも可。
 私としては、広い意味での外圧に結びつけば、なんて思うわけ。

 さらに、本日(17日)は、毎日新聞の社説が書いてくれた。
 タイトルが「自転車の歩道通行 歩行者の安全確保が第一だ」ということで、ネット版でも見られます。

http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070117k0000m070137000c.html

 だはは、いいなぁ。なんつっても「社説」だからなぁ。
 現在の悪い状況をさらに悪くすることは許されない、これなら現行法のままの方がマシだ、というのが前面に押し出されていて、かなりいい論調になってると思います。私ヒキタは嬉しいぞ。
 同じく毎日新聞に関しては、21日(日曜)の「発言席」に、ちょっと長い、私の小論文が載ります。
 当然ではありますが、今回の社説よりかなり突っ込んだ内容で(個人としての意見だからね。会社としての意見「社説」より突っ込んだ内容になるのは当たり前)、若干ではありますが「自転車側の論理・権利」も、となえてあります。

 さらに、明日(18日)発売の「週刊文春」の"This week"も、書いてくれてる筈です。
 だいたい1ページの3分の2程度。
 こっちはちょっと搦め手できてて、最初は「ドライバーには、車道の自転車は『邪魔』だよね」から始まる。
 ところが、結論は「でも、それってドライバーのエゴじゃないだろうか、とりあえず、自転車のリスクを歩道に押しつけるのは、どう考えても変だ」というところに落ち着くのだ。ふーむ、いいぞ。一般のドライバーにもヒットする内容になってる模様。
 買おう、文春。
「のこぎり妻 歌織・徹底取材」も興味津々だぞ(←って、この話とは関係ないって)。

 さらに明日(18日)発売の、月刊「新潮45」には、自振協・下重暁子会長と私の対談が載りまする。この対談も「あの法案はおかしい」で盛り上がってる。合計4ページ。「新潮45」をお読みになる保守系のオヤジさんたちにアピールできればいいんだが。

 あと、20日(土曜)には「BiCYCLE CLUB」の大特集が発売される。

 とりあえず日付が決まってるだけで、こんなだ。
 さらに、NHK、TBSも放送予定は、その後。どうしたってメディアミックス(?)効果に期待しちゃうよな。

 なんだか私ヒキタとしては、このところのメディアラッシュに、ようやくこの問題が私の手を離れたような気がしてるよ。特に、毎日の社説には大いに励まされたね。ようやくマスメディアがこの法案の問題点を理解してくれた、という気がして……、本当に嬉しいよ(涙)。

■第二東京弁護士会のシンポジウム

 いよいよ今週末でーす♪
 第二東京弁護士会も「本法案に疑義あり」の立場で、シンポジウムを開きます。私も、ちょこっとだけ喋ります。
 入場無料。是非どうぞ。

シンポジウム「道路は誰のためにあるのか」〜歩行者や自転車にやさしい道路のために〜道路交通法改正問題を考える

日 時 2007年1月20日(土)13時〜17時(12時45分開場)
会 場 東京千代田区霞ヶ関 弁護士会館10階 1003号室 入場無料
最寄り駅:霞ヶ関駅(丸の内線、日比谷線)出口B1番
主 催 第二東京弁護士会公害対策・環境保全委員会(電話03-3581-2257)
申込み 不要

■エコサイも頑張ってます

 署名など、様々なアクションは下記のサイトでどうぞ。ビラもありますし、全歩連の活動内容も分かると思います。
 ミニ"自転車DOカフェ"も開かれるようですよ。

http://ecomile.jp/

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「華麗なる一族 上・中・下」山崎豊子著 新潮文庫

 なるほどなぁ。こういう話だったのか。
 一言でいやあ、重厚で面白い。上中下と全三巻の大作だが、物語世界にのめり込んでしまう。戦後まだ20年程度、という舞台設定も秀逸で、きらびやかな王宮絵巻(?)のようなものが、昭和という中で「渋い輝き」にテイストを変換させている。
 でもま、私の勤務先が勤務先なんで、こうとしか言えません。
 ドラマを見終わってから、二度楽しみましょう(笑)。
 いやはや、モノスゴクお金のかかったドラマなんですよ。あれ。

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「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
*昨年12月発売の最新刊。今回はなぜか「奈良・暗峠」「秩父・八丁峠」「北海道・日高峠」と、峠モノが満載。

「疋田智の自転車生活スターティングブック」ロコモーションパブリッシング
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
「大人の自転車ライフ」光文社知恵の森文庫
「自転車ツーキニストの憂鬱」ロコモーション・パブリッシング
「日本史の旅は自転車に限る!」木世(えい)出版社
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=%E7%96%8B%E7%94%B0%20%E6%99%BA/249-6371737-5693951

【自転車通勤で行こう】
http://japgun.infoseek.ne.jp
バックナンバーはこちら。
http://www.melma.com/mag/03/m00016703/
 
 
 
 
  
 

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  • warpマン2007/01/18

    メディアラッシュうれしいですね!もう少しわかりやすくという観点で、「仮面ライダー電王」に協力してもらうのなんてどうでしょう。今度のライダーの「バイク」は自転車だそうです。テレビ朝日さんにメールだしとこっっと!