トップ > ショッピング > 家電・パソコン > 5分でわかるデジタル家電のABC

5分でわかるデジタル家電のABC

RSS

デジタル家電の開発・設計を担当している現役エンジニアが語る電気の世界。携帯電話、デジカメ、薄型テレビなど、デジタル家電の基本から最先端技術まで、何でもありのデジタルワールドへようこそ。メルマ!ガ オブ・ザ・イヤー 2008受賞。【相互紹介歓迎】

メルマ!ガ オブ・ザ・イヤー 2008 受賞メルマガ


メルマガの登録・解除

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。


最新の記事リスト

  1. このメルマガは最新記事のみ表示されています

メルマガ情報

最終発行日:
2017-03-25
発行部数:
468
総発行部数:
75087
創刊日:
2007-02-04
発行周期:
隔週刊
Score!:
99点

5分でわかるデジタル家電のABC Vol.190

発行日: 03/25

5分でわかるデジタル家電のABC Vol.190
【使える周波数・・・5Gの謎2】
発行:2017.03.25 11:00
配信数:まぐまぐ:939部 melma!:467部
--------------------------------------------------------------
【目次】
1.報道
2.周波数
3.通信速度
4.5Gの周波数
5.まとめ
6.次回予告
7.編集後記
--------------------------------------------------------------
【重要なお知らせ】

万一メルマガが届かない場合は、
お手数ですが再登録をして頂きます様お願いいたします。
--------------------------------------------------------------
【このメールマガジンの登場人物】

X君:
大学生。法律の勉強をしているらしい。
2週間に1回ぐらいの割合で、【私】の家に遊びに来る。
忙しい時は、遊びに来なくなるので注意。

私:
電機メーカで、デジタル家電の研究開発に従事している。
--------------------------------------------------------------
【1.報道】

X君
「前回は【5G】の話でしたね。
この前、経済ニュースで【5G】のことを報道していました」


「【5G】は【第五世代】の携帯電話通信システムのことだよね」

X君
「はい。そういう話を聞いていたので、
ニュースでやっていても、内容が理解できました」


「今、2017年になったけれど、
宣伝で耳にする【LTE】は、いわゆる第四世代だよね」

X君
「そして、現在進行形で研究されているのが
【5G】ということですね」


「うん。まずは、その理解で良いと思う。
だが、【5G】は、未だに規格も決まらず、不透明な点も多い。
しかし、今後、必ず話題になるから、要チェックのキーワードだ」

--------------------------------------------------------------
【2.周波数】


「まず、【5G】でよく言われるのは、
高い周波数の無線を使うことだ」

X君
「高い周波数ですか・・・?」


「無線の場合、通信速度を上げるには、
帯域を広げるのが手っ取り早い。

しかし、 【プラチナバンド】などと呼ばれる周波数は、
携帯電話以外の用途もあって、
なかなか広い周波数を確保できない。

そのため、比較的余裕がある
ミリ波(30GHz以上)も含めて、使おうとしている」

X君
「余裕があるものを使うのに、何か問題でも?」


「今まで余裕があったのには、理由があるのだ。
その理由は、無線のデバイス(トランジスタなど)が
30GHz以上で、所望の特性が得られなかったこと。

それから、電磁波の性質として、より直線に進むため、
建物などの障害物で、通信が妨害されることなどがある」

X君
「そうだったのですね」


「余談だが、電波の周波数利用については、
総務省のサイトに細かく、情報が乗せられている。
どの周波数が、何に使われているか」

X君
「なるほど」

--------------------------------------------------------------
【3.通信速度】


「念のため補足しておくと、【5G】では、通信速度を上げるために
ミリ波だけを使うように誤解があるかもしれないけれど、
既存の、800MHz、1.5GHz、2GHz、そして3.5GHzも
組み合わせて使われる予定だ。
ミリ波のみの利用だと、既存の技術では、
広範囲をカバーするのが困難だからね」

X君
「【プラチナバンド】は、遠くまで届くのでしたよね」


「建物などの障害物があっても、
裏側に回り込む性質があるから
障害物の影響を受けにくいという特性があるよ。

だから、比較的広めに、基地局のセル半径を確保できる」

X君
「そうなんですか」


「しかし、都会では、ユーザー数が多いから、
セル半径を広くするよりも、小さいセルを多数用意した方が、
結果として、通信速度を上げることができる。

それが【スモールセル】とか呼ばれているものだ」

X君
「なるほど」


「だから、ユーザー数の多いエリアでは、ミリ波も含めた
高い周波数で、広い帯域を確保する。
しかし、セル半径は小さくする。

そして、広い範囲をカバーする場合は、
【プラチナバンド】などの周波数を使って、
広めのセル半径を確保する(いわゆるマクロセル)。

という棲み分けになりそうだね」

X君
「【5G】も、いろいろと大変そうですね・・・」

--------------------------------------------------------------
【4.5Gの周波数】

X君にも言いましたが、通信速度を上げるには、
無線周波数の広い帯域の確保が、まずは考えられます。

高速道路に例えると、1車線の道路よりも、
4車線、あるいは5車線・・・と車線が増える方が、
多くの輸送量を確保できるようなものです。

でも、【プラチナバンド】などの、有利な周波数は、
空きが、ほとんどないため、
新しく携帯電話向けに帯域を確保するのが難しい状況です。

そこで、比較的、広帯域を確保しやすい
【ミリ波】(30GHz以上)などの
高い周波数「も」利用しようとしています。

ただ、現在の技術では、これほど高い周波数で、
効率よく通信することが困難です。

今後、新規部品、新規技術の開発が進んで行くでしょうが、
水面下で、技術開発が進められている状況です。

おそらく、
広いセル半径の基地局は、既存の周波数を利用。
狭いセル半径の基地局は、高い周波数を利用。

ということになるでしょう。

いずれにしても、まだ色々なことが決まっていない。
それが、【5G】の現状です。

--------------------------------------------------------------
【5.まとめ】

1)無線の周波数帯域を広く取ると、
通信速度を上げることが容易になる。

しかし、携帯電話の既存の周波数では、
既に利用されている周波数が多く、広帯域の確保が難しい。

2)比較的、広帯域を確保しやすい【ミリ波】(30GHz以上)などの
高い周波数も利用しようとしている。

3)【5G】では、既存の周波数と、高い周波数を組み合わせて、
通信速度を上げる方法が取られる可能性が高い。

--------------------------------------------------------------
【6.今後の予定】
その後は、こんな感じでいきたいと思います。(予定は未定です)

光通信、無線LAN、携帯電話端末端末(赤外線通信)
国際通話サービス、ビデオ、CD、DVD・・・
--------------------------------------------------------------
【7.編集後記】

東芝が、大変なことになっている。
昨年は、シャープが大変なことになっていた。

電機業界は、苦しい、苦しい日々が続いている。
技術が進歩しても、進歩しても、苦しさから逃れられない。

何のために働いているのか?
そういう思いが、脳裏を過る。

--------------------------------------------------------------
もしよかったら推薦してください。「読者さんの本棚」(まぐまぐ)
(melma!と「まぐまぐ」ではIDが異なりますのでご注意ください)

http://www.mag2.com/wmag/osusume/form
【5分でわかるデジタル家電のABC】ID:0000209216
--------------------------------------------------------------
【5分でわかるデジタル家電のABC】
メールマガジン配信解除・配信先の変更は、こちらからお願いします。
http://archive.mag2.com/0000209216/index.html
--------------------------------------------------------------

ブックマークに登録する

TwitterでつぶやくLismeトピックスに追加するはてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録
My Yahoo!に追加Add to Google

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

登録/解除

メルマ!のおすすめメルマガ

  1. 月刊アカシックレコード

    最終発行日:
    2017/03/11
    読者数:
    17047人

    02年W杯サッカー韓国戦の「誤審」を世界で唯一「前日」に誌上予測し、誤審報道を「常識化」した推理作家が、政官財界の分析にも進出し、宣伝費ゼロで読者19,000人を獲得。2009年9月から月刊化。

  2. 宮崎正弘の国際ニュース・早読み

    最終発行日:
    2017/03/27
    読者数:
    24199人

     評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

  3. e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室

    最終発行日:
    2017/03/22
    読者数:
    3293人

    読者の質問に内科医であるドクタースマートがお答えするメルマガです。病気に関するどんなことでも、なんでも質問してください。すべての質問に、ドクタースマートが本気・本音でお答えいたします。

  4. SHIZA旅 3年4ヶ月世界一周ひとり旅

    最終発行日:
    2017/03/27
    読者数:
    466人

    「日本から飛行機を使わずにケープタウンまで行ってみよう」それが当初の旅の目的だった・・・3年4ヶ月世界一周半。累積訪問国110ヶ国以上。アジア、中東、アフリカ、中南米、中央アジア、ロシア。「辺境」を好んで旅した著者による記録。是非ご登録下さい。(無料)【相互紹介歓迎】

  5. 頂門の一針

    最終発行日:
    2017/03/27
    読者数:
    5524人

    急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

発行者プロフィール

SHIZA

SHIZA

http://blogs.yahoo.co.jp/digital_5min

2003年3月に電機メーカを退職。約1200日(3年4ヶ月)かけて世界一周。帰国後は、再び電機メーカに就職し、時間を見つけて短期の旅に出ている。(訪問国数110カ国以上)