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今週、いちばん癒せる映画!

毎週金曜日発行。「今週、いちばん癒せる映画」を選んで紹介します。発行者はいくつかの雑誌で映画評や自己啓発の記事を執筆しています。

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今週、いちばん癒せる映画! vol.48 『ペネロピ』(3月1日公開)

2008/03/02

今週、いちばん癒せる映画! vol.48  『ペネロピ』(3月1日公開)

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「この映画は癒される!」という視点に絞って1本を紹介するマガジンです。


 えーん、ごめんなさい、本当に反省。
 今週も発行遅くて…。いいわけはやめて、さっさと映画の紹介をします。


 今週おすすめの映画は、
 土曜日に公開された、『ペネロピ』です。クリスティーナ・リッチの魅力満載の作品。先週紹介したクレア・デーンズが作品選びに苦労しているように見えるのに対して、彼女は、彼女の魅力を生かすいい作品にずっと恵まれているなあ。昨年の『ブラック・スネーク・モーン』もよかったけど、今回は正統派ガーリー・ムービー。


 そのクリスティーナ・リッチが、「魔法をかけられて豚の鼻に豚の耳」をもったヒロインを演じるというのだから、これだけで「見たい!」と思わせるパワー満載。


 名家でありながら、先祖が魔女をいじめたために、その魔女から呪いをかけられ、豚の鼻と豚の耳を持って生まれてきてしまったペネロピ。

 両親は娘の存在を隠して家に閉じ込め(死んだことにされている)、彼女を心から愛している男性が現れれば呪がとけて普通の人間に戻れる、という言葉を信じ、両親はやっきになってペネロピにお見合いをさせます。しかし、今までの名家の青年たちは、彼女の本当の姿を見ると、みな恐怖に叫んで逃げ出す始末。ペネロピをますます傷つける結果になっていた。


 ところがある日、やってきた青年マックスは、今までと違った、家柄をかさにきない、自然体の青年。ペネロピは少しずつ心を開き、マックスもまた彼女に惹かれるが、いざというときに、マックスのジャケットから「カシャッ」とカメラの音が。マックスは、ペネロピのおかげでひどい目に合わされたと信じている(彼女が豚人間だ! と警察に訴えても彼のほうが病気扱いされる始末)エドワードが送り込んだスパイだったのだ。マックスは落ちぶれギャンブラーで5000ポンドの借金があり、それを返すためにこの仕事を引き受けたのです。


 そんなマックスを「運命の人」と感じ、自分のほうからプロポーズするペネロピ。ところがマックスは、その申し出を断ってしまって…。


 この後、物語はサスペンス並みのひねりのある展開へ。単なるおとぎ話で終わらず、でも、大切なことはきっちり伝えている、寓話性の強い、正統派のガールズ・ファンタジーです。


 「プリティ・ウーマン」を見ても、3月14日に公開されるディズニーのお姫様映画「魔法をかけられて」を見てもしみじみ思うのですが、シンデレラ・ストーリーというのは、実は、女の子の精神的自立を促す物語だとしみじみ思いますね。


 棺の中で眠りに落ちて王子様の訪れを待っている眠り姫や白雪姫でさえ、「受動的に王子様の訪れを待っている」のではなく、「運命を自分でコントロールしない」信頼を試されている時間なのだな、と、感じます。
 伸びやかに育っていけない女というのは、「待てない」んですね。自分で棺から起き上がって、王子様を手を引っ張ってきて「ここよ!」とつれてきちゃう。黙って眠っておればいつか雨が降って発芽するはずのものを、わざわざ引き抜いて根を絶やして、化学肥料で自分を大きくしようとするのです(自戒してます)。


 それにしても、こういう物語に出てくる、「ちょっと弱気な王子様」というのは、どうしてこうかっこよくみえるんでしょうね。ジェームス・マカヴォイ、グッジョブ! 気の小さい名家の息子で悪役どころのサイモン・ウッズも、「バカ息子」をコミカルに演じていてイケメンの余裕を感じさせます。




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