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今週、いちばん癒せる映画!

毎週金曜日発行。「今週、いちばん癒せる映画」を選んで紹介します。発行者はいくつかの雑誌で映画評や自己啓発の記事を執筆しています。

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今週、いちばん癒せる映画! vol.45 『バレエ・リュス 踊る歓び 生きる歓び』(12月15日公開)

2007/12/01



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今週、いちばん癒せる映画! vol.45 『バレエ・リュス 踊る歓び 生きる歓び』(12月15日公開)

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 メルマガご購読、ありがとうございます。
 このメルマガは、今週公開される映画の中から,
「この映画は癒される!」という視点に絞って1本を紹介するマガジンです。


 以前紹介した今週公開の『マリア』の評を、本日(金曜日)発売の週刊金曜日に書いています。
よかったらみてくださいね。


 今週は、12月15日公開の『バレエ・リュス 踊る歓び 生きる歓び』を紹介します。


 私はクラシック・バレエが好きで、見られるときは結構見ていますが(今年最大のメモリーは
ニューヨークでアメリカン・バレエ・シアターのオープニング・ガラを見たことです)
この「バレエ・リュス」のことはまったく知りませんでした。
 現代のクラシック・バレエは、すべてこのバレエ・リュスにつながる、伝説のバレエ団
なのですが。


 「バレエ・リュス」とは、フランス語で「ロシアのバレエ」のことで、1909年から20年間だけ
存在した私立の劇場に所属しないツアリング・カンパニーでした。
 解説を書いている芳賀直子さんによると、
「パリ、モンテカルロ、ロンドンを中心に、、それまでのバレエの印象を覆すような
作品を次々と上演し、アート全体を刺激し、ファッション界にも大きな影響を与え続けた。
また、私たちが現在当たり前のこととして見ている「男性スターを見に行くバレエ」という
見方が始まったのもこの頃だった」


 また、同時に踊ることと旅することが使命であったバレエ・リュスは、新大陸へのツアーを
積極的に行い、熱狂をもって迎えられました。現在の米国、豪州各地のバレエ団のほとんどが
バレエ・リュスの流れを、なんらかの形でひいています。


 その芸術的インスピレーションは、実際、ロンドン、パリではかりしれないものがあったのです。
ストラヴィンスキー、ジャン・コクトー、パブロ・ピカソ、ココ・ガブリエル・シャネル、
マティス、ローランサン、ユトリロ…。彼らに影響を受け、実際にコラボレーションを
行ったキラ星はかずしれないのです。


 バレエをやっている人たちのドキュメンタリーを見ていて思うのは、「適職であり、天職である」
仕事を見つけた人たちを見ることの安心感です。バレエというのは、身体の構造からいって、
すべての人がなれる職業ではありません(日本の学校では振り落とされることは
ありませんが、ロシアの学校では、骨格が学校の基準に合格しないと入れません)
ただ、バレエ・リュスは、もしかしたら、そういう基準を通り越してしまっているのかもしれない
と思わされる迫力があります。とにかく楽しそうなのです。タイトルどおり、
喜びがあふれているのです。ツアー・カンパニーって、過酷な仕事だと思うのですが。


 そして、心底から感動するのは、このメンバー達の現在です。
 現在80歳をすぎたメンバー達が、世界中でまだ活躍しているのです。
さすがに29年に消滅した初期のメンバーはいませんが、このバレエ団は、別の興行師によって
後継バレエ団が設立されました。このバレエ団は、途中で二つに分裂したり、波乱の道のりを
たどるのですが、どこにも真似できない個性と、はじけるようなバレエを楽しむ
姿勢は変わりませんでした。
 メンバー達は、世界中にちらばり、後進の指導をしたり振付をしたりしています。
老いた手先が空中に揺れるとき、若いダンサー達のそれより何倍も優雅であることが
胸をうちます。



 さて、約1年間続けてきたこのメルマガですが、来週からしばらくお休みいたします。
来週から、再びアメリカでホームステイするためです。
 その間は、たぶん、映画が見られないと思うので、帰ってきたあと、うまく映画を
紹介できるかわかりませんが、また、一回り大きくなって、帰ってきたいと思います。


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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.45   発行78部
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2007.11.30発行
発行人・石塚とも
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