障害者自立支援法で日本の社会福祉の枠組みは大きく変わります。自立支援法を最大限活用して新しい障害福祉サービス提供していくために、障害福祉施設を舵取りする施設長・管理者のとるべき道を全国の福祉施設スタッフ10万人にお届けします。
【内藤晃】『施設長の資格』第135号〜消費者との出会い
発行日:1/30
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■■『施設長の資格』■■ 〜障害者施設の舵取り指南〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.135 2012/01/30
いつもお読みいただきありがとうございます。
いよいよ2月6日に東京・新霞ヶ関ビル会議室にて『消費者の心にと
ことん寄り添う! 販促と売場づくりの基本』セミナーが近づきまし
た。
内藤が『販促』をテーマにした講師を務めます。工賃アップと就職支
援とに共通する思考法などをお伝えします。
参加申込はこのメルマガの「今後の講演会(発表)・セミナーのお知
らせ」の中にあります。
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★★☆ 本日の内容 ☆★★
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本日の内容は
1 消費者との出会い
2 今後の講演会(発表)・セミナーのお知らせ です。
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★★ 消費者との出会い ★★
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ヤマト福祉財団の平成23年度障がい者福祉助成事業の調査・研究・
文化・スポーツ事業部門に、内藤が勤務する施設が提案した「福祉商
品と、本当に必要とする消費者との出会いを創造するマッチング事業
の調査・研究」が採択され、まもなくその研究成果がまとまります。
生産者に焦点を当てた「プロダクトアウト」から、消費者(ニーズ)
に焦点を当てた「マーケットイン」に明確にシフトした研究を通じて、
福祉業界の関係する人々にメーセージを届けたいという思いからこの
事業に取り組んでいます。
今回はその研究成果の一部をお知らせいたします。
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☆ 消費者とは誰か ☆
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福祉施設の商品を本当に必要とする(心の底から欲しいと思い実際に
購入する)人とは誰なのか。これを明らかにすることからすべては始
まります。
このことを検討するにあたり、福祉施設内の職員同士で話し合うこと
はよく行われることだと思います。今回の研究では、消費者とは誰か、
消費者ニーズとは何かを検討・協議する場に「福祉施設以外の」人々
が関わるしくみを福祉施設が持つにはどうするかを追求しています。
作り手の事情が優先される場では「プロダクトアウト」の思考に容易
に流されてしまいます。生産者にとって都合のよい消費者しか見ない
ようになってしまいます。「マーケットイン」の思考をするには、生
産者の都合を理解しない人、生産者の事情に流されない人の力を借り
なければならないのです。コンサルタントの力を借りるのもその一方
法でしょうが、毎度毎度フィーを支払うわけにも行きません。コンサ
ルタントとの連携だけでは地域にある企業との連携が必ずしも図られ
るわけではありません。
そこでの研究では、消費者は誰かを考える前に「誰とともにこの課題
を考えるか」の焦点を向けているのです。
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☆ 商品とは何か ☆
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福祉施設の商品は「作品ではなく製品であるべき、製品ではなく商品
であるべき」とは永く指摘されてきています。今回の研究ではこの論
点に留まらず、(前項で明確にした)消費者の幸せを心から思いやり、
その方に期待以上の驚き(感謝・感動)をもたらすものととらえてい
ます。
現在までの調査の中で、消費者のご満足は必ずしも商品そのものの品
質や価格などに依拠するのではなく「その消費者が、めざす誰かを幸
せにできたという実感」の中にあることが見えてきました。消費者自
身のご満足を「消費者ニーズ」ととらえるのみならず、消費者が他の
人を幸せにしたというご満悦をも「消費者ニーズ」ととらえるならば
「作品ではなく製品であるべき、製品ではなく商品であるべき」とい
う指摘以上の状態をめざさなくてはなりません。
そこには生産者と消費者との温かい交流の場が必要になるのです。
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☆ 商品を消費者に届けるとはどういうことか ☆
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福祉施設が商品を生産し販売する、あるいは福祉施設が連携して商品
を生産し販売する、という枠組みを超えて連携することが必要です。
福祉施設が障害者の所得保障をめざして諸活動に心を砕いていてもそ
の平均額は月額1万数千円程度です。もっと多くの額を保障したいと
願うが余り、諸活動から生まれる利益をついつい独り占めしようとし
ているのではないでしょうか。
消費者を幸せにする活動(生産・加工・販売等)から生まれる利益をで
きるだけ多くの人々と共有すること、お互いの利益を追求し合うこと
を改めて考える必要があります。このことは自分の利益を追求する者
同士のWIN−WINをめざすことではありません。むしろ福祉施設
は、福祉業界以外の関与者(協力者)の利益を上げることを我がこと
のように追求すべきなのではないでしょうか。
このことは一見、障害者への分け前が減ってしまうと感じるでしょう。
しかしこのことに真剣に取り組んでこなかったことの結果が「月額1
万数千円程度」だとしたら、私たち福祉施設の職員はどのように行動
を変えるべきなのでしょうか。関わる人が多くなればなるほど幸せ度
合いも多くなると、考えられるならば、そのために行動が不十分であ
ったことに気づけるでしょう。今回の研究では、この観点からその
「場」をどうつくるか、を追求しています。
以上、調査・研究事業の一端をご紹介いたしました。
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★★ 今後の講演会(発表)・セミナーのお知らせ ★★
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☆彡★ 講演会(発表)のご案内 ★彡☆ 2012年2月〜
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このコーナーでは、当メルマガの発行者である内藤が参加したり、
講演(パネラーとしての意見発表などを含みます)したりする予定を
お知らせします。会場でお会いして名刺交換などしていただければ
幸いです。
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■■これからの予定■■
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『消費者の心にとことん寄り添う! 販促と売場づくりの基本』
関東社会就労センター協議会が、授産事業・就労継続支援事業A型B
型のサービス管理責任者の方や現場リーダーの方々向けて企画した
「平成23年度研修会シリーズ」の仕上げ講座です。今回のテーマは
「お客様(地域の消費者)に向けて施設の皆様が販売している商品・
サービスを伝えきるために不可欠な消費者心理を徹底して考える」研
修会です。
私たちが「十分な工賃を支払える能力を身につける」ために、どのよ
うに思考し、行動をすればよいのかをできるだけ分かりやすくお伝え
する研修会です。このことは福祉サービスの利用者募集や障害者の就
職支援にも共通しますので、施設・事業所のサービス管理責任者や現
場リーダー・営業担当者の方々のみならず、施設長・管理者の方にと
っても必要な内容となります。ぜひご参加ください。
日時 2012年2月6日(月)9:50〜16:00
会場 全国社会福祉協議会5F会議室
(東京都千代田区霞が関3丁目3番2号 新霞が関ビル5F)
内容
1 開会・オリエンテーション
主催者挨拶
障害者総合福祉法に向けてのセルプ協の対応について
(報酬単価についての最新情報が予定されています)
関東社会就労センター協議会 会長 阿由葉 寛
2 講座(1)「消費者に尽くす心をどのように商品に込めるか」
・販促の正しいとらえ方
・広告宣伝のポイント
・施設の人財活用のポイント
3 講座(2)「消費者に伝わる売場づくり、商品づくりのポイント」
・品揃えの原則と陳列量決定の法則
・商品開発の発想と売り場スタッフの行動法則
・利用者募集や障害者就職支援のすべてに共通すること
講師 内藤 晃
対象 (1)施設・事業所等のサービス管理責任者
(2)現場リーダーや営業担当者など第一線で支援を行う職員
(3)担当者任せにしない責任ある施設長・管理者
定員 120名(現在42名の申込あり)
参加費 3,800円(資料代)昼食弁当は別途1,200円
主催 関東社会就労センター協議会
申込 参加申込書の請求は栃木県社協福祉部(阿久津)まで
電話028−622−0051
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ここで紹介した研修会等の日程が変更になる場合があります。事前に
主催者にお問い合わせください。
あなたの施設や事業所でもさまざまな職員研修の一環として講演会や
セミナーを企画運営されているかと思います。ぜひお知らせください。
このメルマガ紙上にてお知らせします。掲載は無料です。ただし掲載
するか否かの判断は当方にお任せください。
情報は下記メールアドレスにお寄せください。
akira.naito@dream.com
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★★ 編集後記とお知らせ ★★
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今回もここまでお読みいただきありがとうございました。
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お読みいただいてのご感想、ご意見を下記メールアドレスにお寄せく
ださい。結構一方的に配信していますので、メールをいただけると力
が出てきます。お読みいただけているなと安心できます。
akira.naito@dream.com
あなたの声をお待ちしています。
このメルマガは「施設長の資格」というタイトルですが、「施設長・
管理者」だけにむけて書いているわけではありません。むしろ若手・
中堅の施設職員の方に向けてメッセージを発しています。
あなたがたとえ施設長でなくても、もし自分が施設長ならばどういう
行動を取るかということを常に考えていることが重要です。
そして「施設長になる」という明確なビジョン・志をもっている職員
の方だけが将来「施設長・管理者」になれるのです。
ですからこのメルマガでは、障害者支援の一線で日々苦闘しているま
じめな職員の方々で将来施設長・管理者になりたいと本気で考えてい
る方にその資格を身につける情報をお届けします。
そうです。あなたのために あなたにお届けします。
このメルマガをぜひあなたのお友達にもご紹介ください。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<発行者情報>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●発行者:内藤 晃 ●発行:毎月1日・15日
●現在発行部数 899部(目標10万部まであと99101部)
●感想、質問、提案などは akira.naito@dream.com へどうぞ!
■講演やセミナーの依頼は akira.naito@dream.com へどうぞ!
●関連サイトhttp://www.pamindoh.com
●発行システム『まぐまぐ!』http://mag2.com/
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