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目は口ほどにもものをいう 目が気になる作品

2008/06/12

目の表情に特徴がある作家の展覧会が同時期にあった

清澄白河 小山登美夫ギャラリー 川島秀明展(5/17〜6/7)

目の大きい丸顔の少女の顔が画面に浮かんでいるように描く作品が多
い川島だが、今回の作品は顔の丸さが少なくなりより美少女系になっ
た感じがあるが、目と唇が強調された漫画的な表情には特徴がある。
特に目は、多くの作品が髪が目にかかっているのだが、その髪の上か
ら目が描かれているため、ただ目が大きいだけでなくさらに顔から飛
び出しているように見える。全体に淡い色調であることも手伝って目
だけが別のものとしてそこにあるように見える。何か遠くを見ている
ような目は作家の見ている何か遠くのものを見ているようである

京橋 ギャラリー椿 門倉直子展(5/26〜6/7)

川島と同じように、目の大きい漫画的な少女の顔だけが描かれた作品
川島のほとんど筆跡がわからない仕上げの作品に対して門倉の作品は
髪の毛などの筆跡が特徴になっている。目と唇が強調して描かれ鼻は
ほとんど描かれない漫画的な感じは川島と同様だが、そのタッチや細
い顎の感じはより漫画的といえる。漫画やアニメを取り込んでいるの
は最近の若い世代の特徴といえるが、作家にとって自分が身近に接し
て来たものを如何にアートにするかということは何時の時代でも一つ
の重要なテーマと言え二人ともその課題をそれぞれ消化し作品として
完成させているといえる。門倉の少女の目も何か遠くを見ているよう
で、その穏やかなようでどこか不安も感じられる表情は、テレビや
ゲームなど擬似的な体験が増加し、体験が加速度的に増加し豊富には
なったがどこか自分のよりどころとなる確かなものが相対的に減って
しまった現代人の表情といえるのかもしれない。
川島も門倉も人気もありよく売れているが、今後も期待できるよい作
家といえると思う

その他最近買った作家としては

銀座 ギャラリー銀座フォレスト・ミニ 工藤沙由美展(5/12〜17)

ペンによる細密の作品で女性像が多く裸婦もあったが、昆虫などもあっ
た。髪の中に花や蝶の羽などが細密複雑に描きこまれており、それが
特徴にも魅力にもなっている。細密さのせいか小さい作品が多かった
が、それぞれ魅力がありよく売れていた。花が描きこまれた蝶の羽の
ついた裸婦を買うことにした。まだ初個展なので今後も期待できると
思う。

ギャラリー銀座フォレスト・ミニ 浦田 執展(6/9〜14)

紙にペンと彩色した作品で、カエル人と言った胴体が人で手足と頭は
カエルで髪の毛があると言ったキャラクターを描いたちょっとエロチッ
クな小品。まだ完成度の低い作品もあったが、紫色のキノコに囲まれ
たカエル少女と言った作品があり完成度も高かったので、擬人化され
た動物の作品はいくつか持っているので買うことにした。まだこれか
らの作家と思うが、キャラクターに特徴があるので今後も面白いと思う

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創刊日:2000-09-07  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
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