先週の展覧会No0147
2001/12/10展覧会も減ってきて余り回りませんでした
12月5日 銀座 ガーディアン・ガーデン&クリエイションギャラリーG8
ハッピーアンブレラ200展(11/27〜12/26 土日祝休)
イラスト系作家200人による傘の展覧会。G8がベテラン作家で、ガーデンが
若手作家の作品が展示されている。八角形の一枚布に原画をインクジェット
プリントしたもので、下3分の1ぐらいに切れ目を入れて傘に仕上げている。
宇野亜喜良や、山本タカトなどなかなか良かった、若手では上田風子も出ていた
13000円の予約販売で収益は日本ユニセフに寄付されるとの事である。
宇野亜喜良の原画を傘にした作品がオークションされるらしい
展示作品も含めてビッターズのサイトでも予約できる
http://www.bidders.co.jp/kasa/
8日 東京 ステーションギャラリー シエナ美術展(10/6〜12/9)
日本ではほとんど知られていない15世紀前後のイタリアの作家の展覧会
本来ならたいして込まないのだろうけれども日曜美術館でやったせいか
ステーションギャラリーでは初めて見るような込み方で入場には並びこそ
しなかったが、中はずっと絵の前に人が続いていた。テンペラ作品が多く
当時の作品は色数も少ないのだが、宗教画が多いせいか精神性と言う
点では現代作品にはほとんど見られないものを感じる。我々の回りは色々
便利になり変わっているが、500年たっても頭の中はたいして進歩して
いないようだ。自分も信じ、回りも信じている時代のほうが宗教画は良い
作品が出来るように思うが、オオムもイスラム原理主義も素晴らしい美術
作品を生み出せ無かったのは、教祖の美術への無知のせいか。
八重洲 不忍画廊 菅野陽×山口啓介展(12/5〜22)
画廊の手持ち作品による常設企画展といった感じの展覧会
世代の違う作家だが、作品だけ見るとかなり感性の似ている作家に思えた
腐食系銅板と言う技法による所もあると思うが、鋭くは無いが、じわっと来る
強さを持った線など似通った良さを持っている
京橋 ギャラリー椿 小浦昇展(12/3〜22)
ガッシュと版画による新作展
版画の場合カラーでもモノトーン系の淡い色彩の作品が多い小浦だが
今回のガッシュはとても明るいカラフルな色彩が印象的な作品群
絵本の中の世界のような楽しい世界を作っており良い作品だった。
銀座 ギャラリー・アート・ポイント 伊藤孚展(12/3〜26)
ガラスに描いた絵といった作品。ガラスに傷をつけることによって円などを
描いた作品と、それを版にした版画、ガラスの作品とその下に置いた紙に
描いた作品を組み合わせた作品などからなっている。ガラスと言うと立体
作品が多いので、全て平面作品なのでそれが新鮮な感じだが特にガラス
の特性を生かしたと感じられる作品はなかった。
Oギャラリー 長尾圭展(12/3〜9)
油の作品だが何を描いたか分からないような薄い線描の作品
結局印象も薄い
OギャラリーUP・S 小川了子展(12/3〜9)
根のようなものを描いた版画とドローイングの作品。一部コラージュもあり
ドローイングはなかなか良かった。plastic noiseと言う題なので迫り来る
音をイメージしたものかもしれない。
T−BOX 三宅和子展(12/3〜9)
抽象的なきれいな色彩の水彩。シャレタ感じできれいではあるがそれ以上の
ものは感じなかった
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創刊日:2000-09-07
最終発行日:
発行周期:週刊
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