独立・起業

プロを目指す学生たち〜学生時代にできること〜

インターンシップ制度で、SONYやNIKEのCMクリエーターに弟子入りした学生、自分の会社を興した学生。彼らの感動・成長ストーリー、時間の使い方・ポリシーを仕事版「Number」として豊富に事例紹介!

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プロを目指す学生たち〜学生時代にできること〜

2003/10/07


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■ ■      E T I C.      m a i l    m a g a z i n e
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■ ■ ■        2003.10.07   Vol.75-2(全3話)
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     密着取材!プロを目指す学生たち

   〜学生時代に出来ること〜
 
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        〜This week CONTENTS〜    
  
 今回3日連続でお届けする内容のご紹介
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○第一話 :  貧しい国の人を幸せに
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●第二話 :  どうする村田早耶香!?
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○第三話 : 「腹をくくる」という事
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■今回の「プロを目指す学生」の横顔


□名前:村田早耶香さん

□所属:フェリス女学院大学 国際交流学部 4年

    カンボジア子ども買春防止支援
        かものはしプロジェクト代表

    http://www.kamonohashi-project.net/

□プロフィール:
   1981年生まれ 東京都出身。
   中学時代にテレビでみた国境なき医師団に感動。
   国際問題に興味を持つ。
   さまざまな行動を起こす中で買春問題と出会い、
   「かものはしプロジェクト」を立ち上げる。
   カンボジアの子どもたちの笑顔を増やすべく、
   彼女は今日も走り続ける。

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         〜第二話〜 どうする村田早耶香!?
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■本号のポイント

「自分のやりたいことをやる」

簡単なことのように思えますが、
そこには多くの不安が付きまといます。

今でこそ自分の道を突き進む村田さん
彼女も例外ではありませんでした。

どんな悩みを抱え、そこをどう突き抜けていったのか?

本号では村田さんの葛藤に注目します。

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■■職業訓練学校
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どうやって子どもたちを守り、
自立を支援していくか。
いきなり法律をかえることはできない。


「だったら教育を充実させるために
 学校を作ったらどうだろう?」


しかし、ただ単に学校を作ったところで、
お金の無い貧しい家庭の子どもは通えない。

かといって、奨学金をあたえたところで、
回収が難しく持続的とは言えない。


そこで彼女が目をつけたのが職業訓練学校だった。
職業訓練学校ならその施設で一時的に
子どもを保護することも可能だし、
スキルを身につければ自立だって出来る。

また、そこで生まれた「商品」を売れば
収入を得ることも見こめ、
持続的だと考えた。


教える内容はIT技術。
日本との賃金格差を一番つかえることが
決め手となった。

プログラミングなどに代表されるIT事業のコストは
そのほとんどが人件費。
日本の平均年収は500万円なのに対し
カンボジアの平均年収60万円。

もし日本で受注した仕事をカンボジアで設計できれば
大きな利益があがる。

カンボジアでの子どもを育てるのに
最低必要な生活費は一人あたり10万円程度。

訓練学校から年間で500万円の仕事を出来る人材が
2人育てばそれだけで100人の子どもが生活できる。

職業訓練をしながら利益をあげ、
その利益で施設の子どもを保護、育成していく。


かものはしプロジェクトの事業計画がついに形をあらわした。



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■■ 東京都学生起業家選手権
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事業計画も定まった大学三年生の12月。
東京都起業家選手権が開催された。

「東京都起業家選手権」は
東京都が主体となって行なわれる
ビジネスプランコンテスト。

上位3位までに入れば援助金300万円がもらえるという
起業を目指す若者には大きなチャンスだ。

「かものはしプロジェクト」はチーム一丸となって
数々の選考を乗り越えて行った。

そしてついに決勝のプレゼンテーションへ進出
70組の応募の中、決勝まで残ったのは10チーム。


万全の体制で決勝プレゼンの舞台へ。


プレゼンを得意とするメンバーが作ってくれた原稿は
今までで最高の出来だった。
彼女が苦手だったITに関する部分のプレゼンは、
一番知識のあるメンバーが代わってくれた。


全てが上手くいっていた。


3位までに入賞すれば一気に有限会社を設立できる。
チームの盛り上りは最高潮に達していた。



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■■ どうする村田早耶香!?
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結果、かものはしプロジェクトは5位に終わる。

審査員の言葉が忘れられない。


「NPO的でビジネスモデルとしては甘い」


帰り際、チームのメンバーと焼肉を食べた。
悔しさで胸がいっぱいだった。


「ここでどうするかで本当にこれからの人生が
 決まるじゃないですか。
 留年するか、卒業して『かものはし』一本でいくか。
 それとも普通に就職するのか…。」


周りの学生が就職活動を始める3年の冬。
村田さやかは人生の岐路に立っていた。

そんな彼女に更に追いうちをかける出来事が起こった。
メンバーの一人がチームを抜ける。

彼はどんな時でも自分を支えてくれる、
信頼していたメンバーだった。

チームを抜ける理由は明確だった。


「かものはしを続ける中で自分のやりたいことが
 明確になった。自分は政治家になって世の中を変える」。


そんな彼を応援したい。

しかし彼が抜けてしまう事は
彼女・チームにとって大きな痛手だった。

学生起業家選手権での不本意な結果。
信頼していたメンバーの脱退。


彼女は、『かものはし』を続けるか
真剣に悩みだした。
ある時、悩みを脱退するメンバーに打ち明けるとこう言われた。


「やりたくなければ、やらなきゃ良いんだよ」


やりたいのか、やりたくないのか。
やるべきなのか、やらなくて良いのか。

今やらないとして、果たして40歳になった時、
今と本当に環境は違うのだろうか。

将来はプロジェクトのメンバーも
別々の道を歩むかもしれない。

しかし、今これだけいっしょにやってくれる人がいる。
それもみんな無給で。

40歳になった時に今の環境があるのだろうか。
苦悩の日々が続いた。

悩んだ挙句、彼女は一つの結論に至った。


「カンボジアに行ってみよう。
 そうじゃないと何も答が出ないから」。


自分の悩み、思いを素直に藤沢烈氏に伝えた。


「これだけ応援してくれる人がいて、
 やれば良いと思うんですよ」。


そんな言葉に背中を押され、
彼女はカンボジアに飛び立った。

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