芸術

バウハウス・コスモロジー

近代デザインの基礎をつくった「バウハウス」について、ドイツ留学・研究滞在経験のある発行者がわかりやすく解説していきます。いっしょにバウハウスの宇宙を旅してみませんか。

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バウハウス・コスモロジー004

2018/05/31

『バウハウスの脱神話化』(Kindle版)の内容について:

抜粋:

- バウハウスの歴史的変容・変成を俯瞰し、その多様性の中から恣意的に取り上げられ、一義的に「神話化」されたものを明確にし、神話に導かれる方法論の今日的な「行き詰まり」をバウハウス自体の中で解決しようとする「脱神話化」を試みる。

- バウハウスの脱神話化によって、西洋近代の合理的な「神」としてのバウハウス理解は、その認識を改めなければならない。

- 錯綜体としてのバウハウスは、一つの統合された機関であるとしても、その内部には様々な多様性を潜ませている。この隠蔽されがちな多様性を解放することも、脱神話化の試みとして有効である。

- バウハウスの神話化には、バウハウスに対する無知と誤解という根幹がある。バウハウスの「脱神話化」とは、この問題を解決し、バウハウスのアクチュアリティーを問うことである。また、このような脱神話化は、「バウハウス」という既成概念の脱構築であり、それはバウハウス内部における多様性の発見によって遂行されるものである。


バウハウスの脱神話化
‐20世紀末のバウハウス研究1‐

序‐バウハウス研究の意義と方法論
1. 「近代」の問題と未来的視座‐モダン/ポストモダン
2. バウハウスから何を学ぶか‐社会的ダイナミズムとしての芸術教育

1. バウハウスの理念(生成と構築のダイナミズム)
1.1. バウハウスの変容とそのダイナミズム
1.2. バウハウスの理念と教育
1.2.1. バウハウスにおける「泉への回帰」と「建築への意志」
1.2.2. バウハウス運動の時代区分再考
1.2.3. バウハウス創立宣言から新理念「芸術と技術‐新しい統一」へ
1.2.4. 体系あるいは有機的構造としての教育システム

2. バウハウスの受容(神話化過程の全容)
2.1. バウハウス様式の誕生
2.1.1. バウハウスにおける工房の設置と発展 (1919-1925年)
2.1.2. 工房生産活動の飛躍と終焉 (1925-1933年)
2.1.3. バウハウス様式と国家社会主義 (1933-1945年)
2.2. バウハウス教育の受容
2.2.1. ヴァイマール共和国におけるバウハウス教育の受容
2.2.2. 第三帝国とバウハウス教育
2.2.3. ドイツ連邦共和国(西ドイツ)におけるバウハウス教育の受容
2.2.4. ドイツ民主共和国(東ドイツ)におけるバウハウスの位置づけ
2.2.5. 日本におけるバウハウス教育の受容‐「構成教育」について
2.3. リードによるバウハウス教育の受容について
2.3.1. リード著『インダストリアル・デザイン』からの示唆
2.3.2. リードとモホリ=ナジの交流
2.3.3. ブーバーを媒介とするイッテンの教育実践
2.3.4. リードのバウハウス受容とバウハウス研究の展開

3. バウハウス概論(脱神話化に向けて)
3.1. バウハウスの実験(運動から調和へ)
3.1.1. バウハウスにおける内的運動・外的運動
3.1.2. イッテンの造形教育における運動論
3.1.3. バウハウスの絵画における運動論
3.1.4. バウハウスにおける外的運動につて
3.1.5. 運動から調和へ
3.2.「バウハウス様式」の誤謬と限界
3.3. バウハウスにおけるゲシュタルトゥング
3.4. バウハウスの神話化/脱神話化


[Kindle版] 本村健太『バウハウスの脱神話化』:20世紀末のバウハウス研究1
(約11万字、Kindle Unlimited:0円、Kindle:390円)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07D5XC6L2/

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創刊日:2000-09-04  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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