芸術

バウハウス・コスモロジー

近代デザインの基礎をつくった「バウハウス」について、ドイツ留学・研究滞在経験のある発行者がわかりやすく解説していきます。いっしょにバウハウスの宇宙を旅してみませんか。

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[バウハウス・コスモロジー No.109]

2012/06/25

●□□□(バウハウス・ナウ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

先日、ベルリンのバウハウス資料館から会員宛の情報が届きましたので、今
回はその内容から、展覧会を一つピックアップしてお知らせいたします。

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バウハウス資料館/ミュージアム 展覧会情報
──────────────────────────────────
○ バウハウスの女性 ベニータ・コッホ=オッテ
──────────────────────────────────
〜テクスタイル造形と自由美術 1920‐1933〜

2012年6月20日〜8月27日
http://www.bauhaus.de/aktuelles/sonderausstellungen+M52087573ab0.html

○△□

ベニータ・コッホ=オッテ(1892‐1976)は、バウハウスにおける
重要なテキスタイル造形家の一人です。

バウハウスの織物工房で学んだ女子学生のなかでも、彼女は、特にヴァイマ
ールの「アム・ホルンの家」のインテリアデザインに関わることで有名にな
りました。

バウハウスを去った後、コッホ=オッテはハレにある「ブルク・ギービヒェ
ンシュタイン」(ハレ芸術工芸学校)で教鞭をとりました。

この展覧会は、ヴァイマール古典財団のバウハウス・ミュージアムとベルリ
ン・バウハウス資料館の共同によるもので、ハレのブルグ・ギービヒェンシ
ュタイン芸術デザイン大学の学芸部からの多数の作品貸し出しに支えられ、
この芸術家の作品についての詳細な考察を提供します。

ここで、独特なテキスタイルや織りの試作、そして初公開となる70を超え
る紙上のドローイングが展示されます。

○△□

ハレ芸術工芸学校「ブルク・ギービヒェンシュタイン」につての補足:

当時の「ブルク・ギービヒェンシュタイン」(略称「ブルク」)では、建築
家パウル・ティルシュが1915年から1928年まで「応用造形」の方向
性を強く押し出していました。

ティルシュは、グロピウスのように芸術家・工芸家の協同、諸芸術の統合と
いうユートピア的な理念からではなく、もっと現実的・実用的な面から手工
芸的なものを強調しました。

また、ここでは「工業化」はバウハウスに比べて希薄で、1920年代初期
に発展した工房課程と、そこにある「手工芸の神話」は1925以降も存続
したといいます。

バウハウスからこのブルクに来たのは、彫刻工房の指導者としてゲルハルト
・マルクス、手織物工房にベニータ=オッテ、陶器工房にマルガリーテ・フ
リードレンダー、家具工房にエーリッヒ・ディークマン、ティルシュの後継
者として建築課程にハンネス・ヴィットヴァー、建築課程と織物部門にエー
リッヒ・コンゼミュラー、印刷工房にヴァルター・ヘルツガーらでした。

こんなにも多くの人材を当時のバウハウスは輩出していたわけです。

○△□

バウハウスの織物工房で学んだ女子学生としては、グンタ・シュテルツルの
ほうがより知られており、コッホ=オッテについてはあまり情報がなかった
ように思います。

私自身もバウハウスからブルクに行った人材として以外に言及したことがあ
りませんでした。

これを機会に少しだけ注目してみたいと思います。

○△□

コッホ=オッテの作品例

1925年頃の色彩研究:
http://venetianred.files.wordpress.com/2009/10/benitaotte.jpg

壁掛け、1923年、バウハウス展覧会にて展示(アム・ホルンの家):
http://venetianred.files.wordpress.com/2009/10/benitaotte2.jpg


●□□□(バウハウス・カフェ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

私の近況報告です。

○△□

□ 自作曲がリリースされました!

 コンピレーションCDのタイトルは「VVV(トリプルブイ)#8」。
 Virtual、Voicing、Victorsで「ボカロを使って勝利を掴む」!

 レーベル:MA MUSIC ENTERTAINMENT 

 △「Amazon」にて(初回限定盤ピクチャーレーベル仕様):
 http://www.amazon.co.jp/dp/B007NT8RGA/ref=cm_sw_r_fa_dp_loqCpb10TVF1S

 私の曲は2曲目。

 △「思い出のプリン」:
 http://www.myspace.com/drkenta

○△□

□ 構成主義抽象画!?

 今更ながらもアクション・スクリプト(AS3.0)を使って実験中です。

 ここで一度ご覧になった絵(三角形の様々な重なり)は、それが過ぎ去る
 ともう二度とご覧になれないでしょう。なぜなら、毎回異なる絵を描いて
 いるからです。

 △ランダム・トライアングルズ:
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/randomtriangles.html
 クリック、またはブラウザの「再読み込み」によって、
 毎度、異なる三角形の重なりが生じます。

 △ランダム・トライアングルズ(20個自動生成バージョン):
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/randomtriangles2.html

 △ランダム・トライアングルズ(200個自動生成バージョン):
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/randomtriangles3.html

 △ランダム・トライアングルズ(オリジナルBGM付き):
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/randomtriangles4.html

 一枚ずつプリントアウトするシステムを合わせると、例えば世界に一枚し
 かない絵葉書もたくさん作ることができます。

 △実行事例:
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/drkenta/images/randomtrianglesP.jpg

 下記イベントにて、このオンリーワン絵葉書を無料配布します!

○△□

□ コンテストを実施します!

 芸術科学会東北支部主催
 「アート&テクノロジー東北2012」コンテスト
 (すでに作品応募は終了しております。)

 △公式ホームページ:
 http://www-cg.cis.iwate-u.ac.jp/AT2012/

 発表イベントが7月28日(土)の予定です。
 イベント会場:岩手大学工学部内「デザイン・メディア工学協創工房」

 私の「ランダム・トライアングルズ」も発表予定です。

○△□

□自作音楽を中心にした国内外との情報交流:

 △MYSPACE MUSICアーティストのページ:
 http://www.myspace.com/drkenta
 (Trance / Techno / Electronica )

 △Dr.KENTA ラジオ(BETA) :
 http://www.myspace.com/drkenta/radio

○△□

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創刊日:2000-09-04  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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