芸術

バウハウス・コスモロジー

近代デザインの基礎をつくった「バウハウス」について、ドイツ留学・研究滞在経験のある発行者がわかりやすく解説していきます。いっしょにバウハウスの宇宙を旅してみませんか。

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[バウハウス・コスモロジー No.79]

2006/11/10

Design: Art & Technology            - 不定期発行 - 
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○△□ バウハウス・コスモロジー (((bauhaus cosmology)))  No.79

                     発行者:ドクトル・ケンタ
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┌▲┐                            ┌▲┐
│△│┌         ┐                 │C│
│B││バウハウス宇宙の旅│                 │O│
│A│└         ┘                 │S│
│U│ このメールマガジンでは、近代デザインの基礎を築いた運 │M│
│H│ 動体であり、造形芸術の高等教育機関であったドイツのバ │O│
│A│ ウハウスを様々なアプローチで再考し、その実績を明らか │L│
│U│ にするとともに、芸術やデザインを考えるための「ニュー │O│
│S│ ヴィジョン」を提案していくことが課題となっています。 │G│
│▽│                            │Y│
└▼┘                            └▼┘
●□□□(バウハウス・ナウ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

バウハウス研究の拠点(さらに増設へ!)
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○ バウハウス資料館(ベルリン)http://www.bauhaus.de/
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先日、バウハウス資料館より会員宛の資料(集会案内、プロジェクト関連の
報告書、『ワークブック_1』など)が届きました。

今回は、バウハウス資料館に新たな動きがあるようですので、そのウェブ・
ページからの活動内容と、上記の『ワークブック_1』の紹介をしたいと思
います。

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●バウハウス資料館のフロント・ページより、独語の「バウハウス資料館」
のアイコンをクリックして現れるページを参照します。

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 ○バウハウス資料館:
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ベルリンのバウハウス資料館/造形ミュージアムは、20世紀の建築・デザ
イン・芸術のための最も重要な学校バウハウス(1919‐1933)の歴
史と影響を研究し、提供します。

バウハウスの創設者ヴァルター・クロピウスによって設計された建造物にお
いて、学校の歴史とその活動のあらゆる様相についての世界最大規模のコレ
クションが興味を持つ人すべてに公開されています。

○△□ 

●さらにそのページのメニューのうち、「歴史」をクリックします。
そうすると、「バウハウス資料館の歴史について」を読むことができます。
ここにはミースとグロピウスの写真(1961年、ダルムシュタットにおけ
るバウハウス資料館創設記念式典にて)も貼ってあります。

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 ○バウハウス資料館の歴史について:
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バウハウス資料館は、1933年以後、世界中に散在してしまったバウハウ
スの資料的遺産に新たな居場所を与えるために、1960年、ハンス・マリ
ア・ヴィンクラーによってダルムシュタットに設立されました。

ヴァルター・グロピウスとその他のバウハウス関係者に支援され、1961
年、バウハウス資料館はダルムシュタットのマチルデンヘーエにあるエルン
スト・ルートヴィヒ・ハウスにバウハウス・コレクションを設置しました。

その上、カタログを伴う多数の展覧会が開催されました。1968年、バウ
ハウス資料館は国際的に注目された展覧会「バウハウス50年」に根本的な
貢献をしました。

その間に、バウハウスの創設者ヴァルター・グロピウスが設計を行うことに
なった独立のミュージアム建築が構想されるほど、コレクションは大きく増
大しました。

このミュージアムをダルムシュタットに設置するという計画が進行していま
したが、バウハウス資料館を引き受け、財政的資金並びに基金をミュージア
ム建築のために用意することを、結局はベルリンが意欲をもって明らかにし
ました。

1971年、研究所はまず場所の見つかったベルリンのシャルロッテンブル
ガー・シュロス通りに移転しました。コレクションは常に拡大し、様々な様
相で展示されました。1976年に独自のミュージアム建築の礎石を置き、
この出来事によって、世界中からバウハウス関係者多数がもう一度一堂に会
することになりました。1978年までに建築は完成し、1979年に移転
しました。

バウハウス資料館の展示と活動の可能性は今まで以上に根本的な改善をしま
した。展示場の広い場所を使うコレクションの常設展示とともに、包括的な
特別展示をすることができるようになりました。

そこでは重要なバウハウスの芸術家たち(例えば、ヴァシリー・カンディン
スキー、パウル・クレー、ヨハネス・イッテン、ゲオルグ・ムッヘ、ヘルベ
ルト・バイヤー)やバウハウスの建築家たち(ヴァルター・グロピウス、マ
ルセル・ブロイアー、ハンネス・マイヤー、ルートヴィヒ・ミース・ファン
・デル・ローエ)とともに、特殊なバウハウスの工作領域(例えば陶器、金
属、写真、広告)も取り上げられました。

1933年の大きな展覧会はアンリ・ヴァン・ド・ヴェルドの創造について
でした。バウハウス資料館の招待展示(例えば、1988年のバウハウス・
デッサウ、1995年の東京にて)には、通常の場以外でもコレクションの
斡旋をしました。逆に、重要な展覧会(例えば、1983年のバーバート大
学美術館ブッシュ‐ライジンガー・ミュージアムの展示、または1987年
のウルム造形大学)はベルリンに呼びました。

拡大する範囲において、バウハウス資料館はバウハウス周辺の歴史的なテー
マとともに、同時代の建築やデザインについての今日的なな問題提起にも専
心しています。

○△□ 

●今度はメニューで「活動」のほうをクリックします。
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 ○活動:
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バウハウスの常設展と年間最低4回の特別展は、カタログやその他の出版物
が伴います。その他に、多くのさらなる活動があります。講演、ワークショ
ップ、パネルディスカッション、「現代」シリーズでの新しい実験的なデザ
インのスタジオ展示、彫刻広場での展示、また、講義、新しい音楽のコンサ
ート、展覧会場でのパーティーです。なぜならバウハウス資料館は美術・建
築・デザインの今日的テーマのためのフォーラムでもあるからです。

○△□

●『ワークブック_1』とは?

さて、これは何か?
下記のページに答えがあります!
 http://www.bauhaus.de/gebaeude/wettbewerb.htm

バウハウス資料館の増設:
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 ○バウハウス資料館ラボ_2010
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バウハウス資料館ベルリン/造形のためのミュージアムは、1960年創立
の記念として2010年までに、大規模な増設を目指して努めています。

さらに、ヴァルター・グロピウスによって設計され、1979年に落成し、
そうこうするうちに文化財保護のもとでベルリンの国防運河に面した建造物
は密かに拡張してきました。この場はヴァルター・グロピウスのヴィジョン
から自由になり、再び建築とデザインの実験室になるのです。

「建築とは生活の出来事の造形である」というヴァルター・グロピウスの主
題は、バウハウス資料館ベルリン/造形のためのミュージアムが、「バウハ
ウス資料館ラボ_2010」のイニシアティブによって引き継ぎます。

これは、これから数年間、建築事務所SANAAとともに早急に必要な増築
のための戦略的・概念的な基礎を築くチームです。目標の協賛金を得るため
に、協同やネット化をさらに進めるなど、やなねばならない多くのことがあ
ります。さらに、バウハウス資料館の増設のための融資がなされるように、
私たちはクリンゲルヘーファー通りの土地の一部を買い、建築するための投
資家を探したいと思います。

この計画については、『バウハウス資料館ラボ_2010、ワークブック_
1』というパンフレットがあります。もし、バウハウス資料館ラボ_201
0についてよりお知りになりたいならこの『ワークブック_1』の論説を読
んでください。

○△□ 

はい。ということで、『ワークブック_1』は、バウハウス資料館増築のた
めのパンフレットでした!

パンフレット縮小版(独語・英語対訳):
 http://www.bauhaus.de/gebaeude/workbook_1_gekuerzt.pdf

○△□

もう以前からご存知だった方も多いかと思いますが、バウハウス資料館増築
のデザイン・コンペを勝ち取ったのは日本人だったのです!

SANAA(妹島和世、西沢立衛)
参考:「妹島和世+西沢立衛/SANAA」展(金沢21世紀美術館)
 http://www.kanazawa21.jp/sanaa_museum/sanaa/index.html

『ワークブック_1』にもSANAAの紹介やインタヴューの記事が掲載さ
れています。(その内容については今回は割愛します。)

現在、ベルリンのバウハウス資料館にて「妹島和世+西沢立衛SANAA」
展が開催中です。(9月20〜11月20日まで)

これからバウハウス資料館がどう変貌していくのか、とても楽しみです!


●□□□(バウハウス・カフェ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

私の近況報告です。

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サイエンスドーム・プロジェクト:

世界初?プラネタリウムとVJのコラボレーション!
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/dome/

盛岡市子ども科学館のサイエンスドーム「宙」において、通常のプラネタリ
ウムとは違ったアートの世界へと皆様を誘います。

開催日も決定!
場所: 盛岡市子ども科学館
開催予定日: 2006年12月9日(土)

入場無料です!

VJ・BGM: Dr.KENTA (岩手大学)
スーパーウラノス・バーチャリウム: 吉田栄 (盛岡市子ども科学館)
音響: 山口晋 (盛岡市子ども科学館)

※現在は実験段階ですので、完成度はまだまだかもしれませんが、スタッフ
のほうも自分が率先して楽しみたいという気持ちでいますので、この楽しさ
を共有できれば幸いです。

BGM+テスト用映像(24分21秒)はこちら: 
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/KENTA/REAL/dome-test.ram

私のVJ関連の情報発信は下記からどうぞ。
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/drkenta/vj.html

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メルマガ連携総合サイト:
 http://www.art.iwate-u.ac.jp/bauhaus/
 http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/bau-cos/bau-cos.html
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● 発行者:ドクトル・ケンタ(e-mail: vjdrkenta@hotmail.com)
ご意見・ご感想をいただければ幸いです。末永くよろしくお願いします!
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創刊日:2000-09-04  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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