芸術

バウハウス・コスモロジー

近代デザインの基礎をつくった「バウハウス」について、ドイツ留学・研究滞在経験のある発行者がわかりやすく解説していきます。いっしょにバウハウスの宇宙を旅してみませんか。

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[バウハウス・コスモロジー No.43]

2002/12/24

 Design: Art & Technology            - 不定期発行 - 
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○△□ バウハウス・コスモロジー (((bauhaus cosmology)))  No.43

                     発行者:ドクトル・ケンタ
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バウハウス前史
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○建築家マッキントッシュの位置づけ
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イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動(ウィリアム・モリス)からドイ
ツの工作連盟、バウハウス運動への歴史的流れの間で、様式的な観点からも
その中継点となると思われるのが、建築家チャールズ・レニー・マッキント
ッシュです。(Macのことではありませんよ!)

彼は、モダン・ムーブメントの先駆者であり、アール・ヌーボーの巨匠でも
あります。

マッキントッシュは、1868年、イギリスのグラスゴーに生まれます。建築家
をめざして地元の建築事務所で訓練を受け、さらにグラスゴー美術学校の夜
間授業においても美術・デザインを学んでいます。

この美術学校で、マッキントッシュと彼の友人であり同僚であるハーバート
・マクネアー、芸術家姉妹のマーガレット&フランシス・マクドナルドらは
知り合って、家具、金属製品、イラストレーションなどを共同制作すること
になりました。(この4人は、「ザ・フォー」と呼ばれていました。)

彼らの作品においては、ビアズリーを連想させるような風変わりで抽象的な
女性像と、ダイナミックに変容する線による独特なイメージを発展させまし
た。彼らの様式は、「お化け派」(Spook School) というニックネームで呼
ばれることになります。特にイギリスでは、彼らの作品が大陸のアール・ヌ
ーボーの頽廃的な影響として指摘されることもありました。

しかし、ヨーロッパにおいてマッキントッシュ・スタイルは急速に評価され
始め、特に、ドイツやオーストリアにおいては賞賛を浴びることになりまし
た。デザイナーとしてのマッキントッシュの目的は「トータル・デザイン」
でした。そこでは、建築的要素と装飾的要素が設計の隅々に渡って統合され
ること、建築の外装と内装ともに調和のとれた空間を生成することが意識さ
れていたように思います。装飾については、人物(女性)や植物(バラ)に
基づくイメージと抽象的な線形との微妙な対比と同化が成功しています。ま
た、要所に用いられるグリッド状の形態は、「モダン」への息吹きを感じさ
せます。

マッキントッシュは、世紀末から20世紀初頭、イギリスのアーツ・アンド・
クラフツ運動とドイツの工作連盟およびバウハウス運動との歴史的経過にお
いて、中間種的な存在として考えられるのです。

○△□

グラスゴー美術学校は、イギリスにおける数少ない独立した美術学校のうち
の一つです。この学校は、1845年に設立されました。その40年後の1885年に
フランシス・ニューベリーが校長となり、その精力的な運営の結果、より大
きな新校舎の建設が実現します。そうして、1896年に行われた新校舎の建築
コンペティションにおいて、マッキントッシュの設計案が採択されました。
1899年より、現在の「マッキントッシュ・ビルディング」として知られる校
舎をグラスゴー美術学校は維持し、現在に至っても使用しているのです。

1997年、グラスゴー美術学校を会場として、InSEA(国際美術教育学会)の
ヨーロッパ地区会議が開催されました。大会テーマは、「デザインによる私
たちの未来 -イノベーション、コミュニケーション&パートナーシップ」で
した。もちろん、私が出席せずにはいられなかったことは言うまでもありま
せん。グラスゴーでは貴重な時間を過ごしました。


●□□□(バウハウス・カフェ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

私の近況報告です。

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トランスVJを担当しました!:

「Trance Rave presents MEN'S EGG NIGHT」
men's egg nightがプロデュースする、ファッション、音楽、ダンス・・・

Guest DJ: KEN-U、PIROYUKI、KAYA、Support DJ: YOU-ICHI

2002年12月13日(金)、@FACES

参考CD:
『TRANCE RAVE presents men's egg night TRANCECATION』
MIXED BY DJ HIROMU、VICP-61909、Victor

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福島県の「ものづくり振興」のため、中長期的課題や独自性のある政策を探
る「ものづくり専門委員会」に、バウハウス研究者として参加しています。

歴史的なバウハウスの残した理念や方法論を、今日的な地平で「生きた」も
のにしていくことは可能か、またそれは意味あることなのか、この経験を通
じてより真剣に考えていくことになりました。

別件ですが、

夏に東京都内で開催された、福島県の第2回「森・知・エネルギー」懇話会
の内容がネット公開されています。
下記のアドレスにて、私の講演内容もダウンロードできます。テープ起こし
によって事務局側にまとめていただいたものですのでご了承ください。

参考:
http://www.pref.fukushima.jp/syuto/konwak2.htm

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自作音楽CD完成!

「02: club taste - future sounds」
For DIGITAL IHATOV GRAND PRIX 2002

参考:(下記より、CDジャケットのアイコンをクリックしてください。)
http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/KENTA/HTML/se.html

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岩手大学総合情報処理センターの「教育用サーバ」にて、教育学部美術教育
用のHP、www.artが開設へ!(内容はこれからの課題・・・。)

まずは、下記データでお試しを!

「Zwiebelsuppe」(オニオンスープ)に映像を付けました!
(今月のケーブルテレビ用に作ったミュージック・クリップです。)

実は、上記CDジャケット用に制作したPhotoshopファイルの転用。

RealPlayer(ストリーミング): 
http://www.art.iwate-u.ac.jp/kenta/real/zwiebelsuppe.ram

RealPlayer(ダウンロード): 
http://www.art.iwate-u.ac.jp/kenta/real/zwiebelsuppe.rm

RealPlayer(圧縮ダウンロード Mac): 
http://www.art.iwate-u.ac.jp/kenta/real/zwiebelsuppe.rm.sit

RealPlayer(圧縮ダウンロード Win): 
http://www.art.iwate-u.ac.jp/kenta/real/zwiebelsuppe.rm.zip

○△□

(祝)弟が結婚!:女優さんのように美しいお嫁さん、よかったね。
現在、物理学系の博士論文のまとめで大変そう・・・。でも、研究職も決ま
ってるので、兄としても嬉しいかぎりです。(頑張って!ノーベル賞!?)


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創刊日:2000-09-04  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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