芸術

バウハウス・コスモロジー

近代デザインの基礎をつくった「バウハウス」について、ドイツ留学・研究滞在経験のある発行者がわかりやすく解説していきます。いっしょにバウハウスの宇宙を旅してみませんか。

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[バウハウス・コスモロジー No.33]

2002/04/30

◆ Design: Art & Technology            - 不定期発行 - 
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○△□ バウハウス・コスモロジー (((bauhaus cosmology)))  No.33

                     発行者:ドクトル・ケンタ
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●□□□(バウハウス・レトロ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

「今日からデッサウのバウハウスは存在しません。しかし、それは全く生き
ていないということを意味しているのではありません。私たちみんなが、も
うすぐベルリンに移住し、さらに活動を続けるということは、ほとんど確実
になっています。」‐カンディンスキーの書簡(1932年10月1日)より


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○ベルリンのバウハウス
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政治的・財政的な問題状況から、ヴァイマール、デッサウ、ベルリンと移転
したバウハウス。それは機関としては、国立 -> 市立 -> 私立という立場的
な変容を余儀なくされました。ヴァイマールやデッサウの時期の業績に比べ
れば、最後のベルリン期はそれほど重要ではないのかもしれませんが、存続
のための努力と消えゆく希望の光の時期を、一度ここで再確認しておきたい
と思います。

○△□

「バウハウス・ベルリンの研究課程と教育プラン」(1932年10月)より


ヴァイマールに国立大学として創立され、デッサウに造形大学として継続さ
れたバウハウスは、自由な教育・研究機関である。
指揮:ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ教授


課程 バウハウスの課程は3教育段階で行われ、7学期続く。

第1段階では、多様な学歴と才能の学生たちが、ある共通の水準にまで引き
上げられる。

第2段階に受け入れられ、学生たちは個々の専門領域を決定する。

1. 建築およびインテリア・デザイン
2. 広告
3. 写真
4. 織物
5. 造形美術

この段階では、個々の専門領域での活動のために実践的・技術的・学問的知
識が獲得される。造形活動の、手工芸の、そして仕事における質の感覚を磨
くために、理論的な授業は実践的な実験活動によって補足される。

第3段階では、技術的な知識と専門的な技能の基礎の上で、自由なデザイン
活動を始める。

専門教育を越えて、講演と客員講師の授業によって私たちの時代の問題への
深化がもたらされる。


教授陣 l. mies van der rohe   j. albers      f. engemann
        l. hilberseimer        w. kandinsky   w. peterhans
        lilly reich            a. rudelt      h. scheper

○△□

つづく

●□□□(バウハウス・フューチャー)□□□□□□□□□□□□□□□□

おかげさまで、日本学術振興会の科学研究費補助金をいただけるようになっ
たようです!

科学研究費補助金(萌芽研究) 平成14・15・16年度
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○映像メディアにおけるモーション表現の美的構造に関する実践研究
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映像メディアに内在している諸芸術の様式や「モーション表現」の多様性を
理論的・実践的に研究することは、新しい表現の可能性を予感し、実証して
いく第一歩となるのではないでしょうか。

「映像」の多くは、音楽・音響、そして音声という「サウンド」を有してお
り、インターメディアとしてシンクロナイズ(同期)されています。「映像
と音楽の融合」ということはよく言われることですが、そのような作品の形
式に対する理論的・実践的な考察はまだ未開拓となっています。

映画論のような「評論」を目指すのではなく、実践を含め、「造形原理」の
問題に関わりたいと思います。(あのバウハウス教師のように!)

ラースロー・モホイ=ナジは、写真や映画などの映像表現を造形活動と教育
実践に取り込みました。そして、「ニュー・ヴィジョン」や「ヴィジョン・
イン・モーション」を提唱することになったのです。このことは、私が今日
の映像メディアにおけるモーション表現を考察するための動機づけとなりま
した。

さらにこの実践研究は、近年その重要性を認識されるようになった「メディ
アリテラシー教育」のための基礎理論の一つともなりえるでしょう。ここで
は、メディアからの情報への批判的態度の育成だけではなく、メディアの特
性を理解して伝えたいものを制作するという能動的な表現能力の育成を重視
します。

この研究は直接「教育」に関わるものではないのですが、モホイ=ナジの時
代を読む先見性に、イッテンの「全人教育」的な普遍性を加味できれば、と
ひそかに構想しています。

ご指導・ご助言などいただければ幸いです。

●□□□(バウハウス・カフェ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 

4月中は、家庭の都合でVJ活動ができませんでした。5月には再スタート!

VJをキャンセルしてしまったイベントには、澁谷系トランスのカリスマDJと
いわれるDJ KAYA(K-STYLE)さんのものもありました。私としてはかなり残念
でしたが、次のチャンスまで、映像素材も新作をそろえたいと前向きに考え
ています。

参考:CD(トランス)
K-STYLE Trance Mix, Evolution, non-stop mixed by DJ KAYA & DJ NeO
FARM-0005 (p)2001 FARM RECORDS


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