格闘技

武術の世界へようこそ!

空手、中国拳法、日本古武道、古武術etc..珍しい裏話から誰でもできるテクニック、真面目な技術論からトリビアまで、武道・武術の様々な話題を、米国D.A社との提携と独自の情報源からお送りします!

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◆ 武術の世界へようこそ! ◆── 10本目!! 5/6/2006─

2006/05/06

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┃                    
┃ ◆ 武術の世界へようこそ! ◆── 10本目!! 5/6/2006─

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当「武術の世界へようこそ!」では、米国の武術・武道関連出版社である
Dragon Associates社との提携により、武術・武道に関する様々な話題をお届
けします!

★Dragon Associates社ホームページ
(英語)http://www.dragon-tsunami.org/dtorg/Pages/Home.htm

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││柔術と空手 
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│                    マスター・ハリー・クック
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ハリー・クック氏(Master Harry Cook 本名:Henry Wilson Cook)はイギ
リス在住の空手家です。1977年から1990年まで東京や京都で英語学校の校長
としても働かれていました。現在は主に沖縄や日本の伝統武術を研究する
Seijinkai Karate-do Associationで主席師範を務められています。また、武道
や護身術に関するテレビ番組の技術顧問やコメンテーターとしても活躍されて
います。

本稿はDragon Associates社のホームページで公開されているものを、許可を
戴いて日本語に翻訳させてもらったものです。
http://www.dragon-tsunami.org/Dtimes/Pages/article28.htm

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│ その3
└─

講道館の七段であった、やまだやすし教授(Dr. Yasushi Yamada)は、当身に
関する重要な点をまとめてレポートを作成しました(Judo International 
Magazine Henri Plee Editions A.M.I. Paris 1950)。

そのレポートにはこのように記されています。「全ての柔術の流派には特に当
身術に関して秘伝とされる内容がある。それゆえ、当身の歴史的な背景はとて
も不明瞭である。当身は"敵の一番の急所を素手で攻撃する事"と呼ぶ事ができ
る。」

「当身の定義については、自分が何も武器を持っていない時に、相手の急所を
攻撃することだと言えよう。多くの他の武術のように、当身の起源には様々な
説がある。私は西暦50年頃、11代垂仁天皇(Emperor Suinin)の時代に起
こったのではないかと思っている。古代の皇道記(多分古事記のことであると
思われる。)によると、2000年前に、一番初めの当身技が使われたという。」

「垂仁天皇治世、七年目の七月、天皇の御前で、”のみのすくね(Nomino 
Sukune)”と”とまのけはや(Tomano Kehaya)”による試合が行われた。”すく
ね”の方が優勢であったという。彼は体格もよく、堂々とした態度だった。宿禰
は背丈が2メートルほどあった。」

「”けはや”の背はおよそ2メートル30センチ、肌の色は濃く、目つきは鋭く、
髪は短く刈り上げられていた。号令が下されるや否や、二人の闘士は雄たけび
を上げて組み合い、一度はなれ、そしてまた組み合った。」

「二人は、何度もつかみ合った。機転の利いた”すくね”は”けはや”が疲れはじめ
たのをみて、強烈な一撃を相手の胸に撃ちこんだ。”けはや”は背中から倒れ、”
すくね”はさらに倒れた”けはや”を数回蹴った。”けはや”は口から血を吐き、死
んだ。」

「これは当身技が使われた歴史上最古の記録である。調査を通して、私は日本
に、当身技術を教える柔術の流派が106あることがわかった。それぞれは少し
ずつ違い、もし分類すれば、種類は80ほどになる。ひとつひとつ吟味してゆく
と、それらは体中に660あるという針療法のツボとほぼ同じで、私たちの体は
当身に対する弱点だらけである。」

「攻撃においては、38種類の技がある。指に13、拳に10、手の尺骨の筋、手
のひら、ひじは7、足は5、頭は3。それぞれが左右両方に応用できるので、
合計として打撃の方法の違いを除けば76になる。」

「当身技を用いるには、意志と体を鍛えなければならない。命の危険に晒され
て必要に迫られた時には、なんでも手近にあるものを使って急所を打たなけれ
ばならない。ガラス、棒切れ、たいまつ、お湯(?)。何を使ってもいいが、
一番重要なのは、急所のみを攻撃することである。」

「ここに、当身のポイントを80上げる。これらは針治療に用いる経絡図で簡単
に見つけることができるものばかりである。頭に19、首に9、胸に16、腹部に
17、腕に6、足に13。」

日本や西洋で空手が確立したあとでも、柔術と柔道の道場では当身が教えられ
続けました。柔道の創始者、嘉納治五郎は当て技(急所を打つ技)について、
1937年に柔道(柔術)について著した小冊子で一章を割いて語っています。

その章では指先、拳、手刀、肘、それだけではなく前蹴りや横蹴り、後ろ蹴り
を含むその他の蹴りにおける当て身技も含んでいます。この頃には、柔道とし
て教えられたいくつかの当身技は、直接船越義珍の教えに影響を受けていま
す。

当身技とその鍛錬の方法は、1950年代に出版された柔道や護身についての本に
はよく書かれていました。それらには、たいてい急所打ち、もしくは当身技を
説明した章があります。ウィーン大学の柔道師範であったフーバート・クリン
ガー-クリンガーストロフ(Hubert Klinger-Klingerstorff)は、1952年に出版
した著書「柔道」で、手刀打ち、抜き手、前蹴りを紹介しています。

彼はサンドバッグを使った練習法も紹介し、手や足の鍛え方等、空手家ならば
よく知っている技の使い方について説明しています(Judo Self-Taught in 
Pictures Hubert Klinger-Klingerstorff Herbert Jenkins London 1952 pp 
156-160)。
 (続く)

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