格闘技

武術の世界へようこそ!

空手、中国拳法、日本古武道、古武術etc..珍しい裏話から誰でもできるテクニック、真面目な技術論からトリビアまで、武道・武術の様々な話題を、米国D.A社との提携と独自の情報源からお送りします!

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◆ 武術の世界へようこそ! ◆── 5本目!! 3/31/2006─

2006/03/31

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┃ ◆ 武術の世界へようこそ! ◆── 5本目!! 3/31/2006─

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当「武術の世界へようこそ!」では、米国の武術・武道関連出版社である
Dragon Associates社との提携により、武術・武道に関する様々な話題をお届
けします!

★Dragon Associates社ホームページ
(英語)http://www.dragon-tsunami.org/dtorg/Pages/Home.htm

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│┌────────────────────
│ フィリピンの民族武術について・ナイフ術 
│└────────────────────
│                    プロフェッサー・マキューリオ
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 ジェフ・マキューリオ先生(Prof.Jeff McCurio)は、アイルランド在住の武
術研究家です。世界各地の様々な武術を研究・指導されています。この度ご好
意によってその研究内容を日本語で紹介させて頂くことになりました。

★マキューリオ先生のホームページ(現在改装中)http://
www.mccuriosystem.com

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│ その3、基本操法
└─

フィリピン武術の伝統としては、ナイフ術の稽古は棒術に習熟した後に教えら
れるものです。それは、守備範囲や攻撃力の高い長い棒や剣に比べて、刃渡り
の短いナイフの方が扱いが難しいからです。

フィリピン武術の長老達は伝統の技を非常に大事にしており、未熟な生徒がそ
の技を誤って使わないように非常に注意します。伝統武器であるバリソンナイ
フは目立たなく携帯性に長じているので、接近戦に非常に優れています。です
から、長老達は街のチンピラやまたは性格的に問題のある人間に対しては、こ
の技を伝えることはありません。それはこの聖なる伝統武術と代々の伝承者の
名に泥を塗る行為であるのはもちろんのこと、ゆくゆくは自分たちの身に災い
を引き寄せることを熟知しているからです。

バリソンナイフ(バタフライナイフ)はその特殊な形状の為に、生半可に覚え
ても使いこなすことはできません。その技を学ぶためには、他の伝統武術がそ
うであるように長い時間をかける必要があります。生徒が学ぶ内容は、基本的
な握り方、フットワーク、防御法、アマラス(amarras)と呼ばれる独特の流
れる様な攻撃法など、多岐に渡ります。そしてもちろん、最も大事なことは生
徒の正しい心のあり方と、正義を実行できる意志の力です。

フィリピンの伝統武術であるナイフ術にはビサヤン(Visayann)と呼ばれる一
派があり、彼らの棒とナイフの技には他の地方に比べて非常に独特なものがあ
ります。ビサヤン派の独自性はその養成システムにあり、師範は生徒の個性を
よく見定めて、その生徒に合った護身術を作り上げていきます。

ビサヤン派のナイフ術の基礎コースの最終段階の技はコルト・カデナ(corto 
cadenna)と呼ばれます。この技を教えるにあたり、生徒はその適性を慎重に
検討されます。人格的に優れ、健全な判断力を持つ限られた者のみが霊性の向
上をもたらす秘儀と秘伝の技を伝えられます。

コルト・カデナを直訳すると、「隙間無く流れ、隙有らばそれを決して逃さな
い刃の流れ」という意味であり、平たく言えば近接戦闘術をのことです。相手
の攻撃の流し方や回避の仕方、攻撃角度、刃によって創り出す楯などに独特の
方法を持っています。そして手、腕、胴体そして武器の動きを一致させ強烈な
刃の嵐を起こし、相手の懐に飛び込んで急所を一瞬の内に攻め立てます。

ビサヤン派の戦い方ではあらゆる角度からの攻撃と防御も勿論こなしますが、
特に相手の攻撃を半ば強制的に無効にしつつ懐に飛び込む技を得意としていま
す。その一つのラルガマーノ(larlgamarno)とは、比較的遠間で相手のタイミ
ングを崩して相手の距離感を狂わせる技であり、それによって相手は一瞬です
が攻撃側の意図を誤解し、隙だらけになってしまいます。

防御の技に関しても、ビサヤン派のナイフと棒による戦い方は小さな嵐のよう
です。隙のないコンパクトな武器の操法で、とぎれのない流れの鎧を術者の周
りに作り出し、ちょっとやそっとのことでは止まることがありません。この独
特の戦法が、高度な位取りの技術と組み合わさったときには、武器であろうと
徒手であろうと守りきるのは不可能です。

最後に、ビサヤン派の基礎トレーニングを紹介しましょう。最初の三段階は、
次のようになっています。1)17の基本操法:(武器を大きく操る)、2)
アンクラ・テラダ(ankla terradas):強烈な打撃法の習得、3)アバニコ・
テラダ(abaniko terrada):ナイフ及び棒を自在に操れるようにする特殊な手
の内の養成法。これらの基礎を終えると、生徒はシナワリ(sinawali)と呼ばれ
る棒術の型の学習に進み、それを終えるといよいよ秘伝のナイフ術となりま
す。

バックナンバー(過去記事)はこちらをどうぞ。
http://blog.mag2.com/m/log/0000185396

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「前略 先日は大変お世話になりましたm(_ _)m。
予想以上に楽しくて、2時間があっという間で驚きました。
単なる護身術以上の美しい体捌きに見とれてしまいました。

こんなこと教えてもいいのかと心配になるようなアブナい技も、
医学的見地からご説明いただき、苦笑いしながらも納得でした。
知ってるだけで簡単に危険に対処できる場合も多いと、改めて気付きました。
回避できる危険から必ず大切な人を護るためにも
自源流のような、合理的で確実な護身術をもっと学ばなければならないです。

何といっても、宗家、師範方々が気さくで話が面白くて良かったです(^_^)♪
また是非参加いたしますので、よろしくお願いいたします。」

★去る3/21(火)に行われた、天眞正自源流実戦古武道護身術セミナーセミ
ナーに参加された方の感想です。

次回は4/4(火)です。詳しくはこちらをご覧下さい♪
http://www.jigenryu.jp/modules/news/article.php?storyid=4

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創刊日:2006-03-17  
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