音楽

ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

皆さんオペラやオペレッタ見たことありますか?私も日本では見たことありませんでした。ドイツに住んで十数年、私が今までに観賞したオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエ、演劇の紹介です。

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ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

2010/09/17

こんばんは、マリナです。前回の配信で「この感動を忘れないうちに書き留め
ておきたいので、次回は『神々の黄昏』をできるだけ早く配信する予定です」
とお約束しておきながら、またすっかり配信が遅れてしまい、すみません。

4月、アイスランドの火山灰で飛行機が飛ばないという時期に、ちょっと事情
ができて慌てて飛行機を予約してしばらく日本に帰っていました。

サッカーのワールドカップ開催期間はドイツに戻ってきて、時差なしでテレビ
で観戦していました。涼しいドイツの夏もドイツチームが勝ち進むにつれて暑
くなり、ビールが美味しい時期でした。

その後はまた涼しい夏に戻り、日本の猛暑のニュースを聞いて、暑過ぎるより
涼しい方がまだマシだと思って過ごしています。

ドイツの短い夏は水不足でその後8月は降水量が多くて水害と天候不順なので
今年の果実のできはあまりよくないそうです。日本も猛暑で野菜が高騰してい
るとか、飽食の時代にもっと食べ物を大切にしなければという自然からの警告
かもしれませんね。


  
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 ★★★オペラ(56)★★★

   『神々の黄昏』ワーグナー
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『神々の黄昏』は、ワーグナーが1848年に台本草案を書いた『ジークフリート
の死』が元になっています。『ニーベルングの指環』の中で最初に構想された
ものであり、結論でもあります。ワーグナーは、この結論から『若きジークフ
リート』(後の『ジークフリート』)を、さらに神々の話までを描く四部作へ
と構想を広げていきました。


原 題:  Go"tterda"mmerung(ドイツ語)
原 作: 中世ドイツ英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」「サガ」、
     古代北欧歌謡集「エッダ」など 、
台 本: 作曲家自身
初 演: 1876年8月13日、バイロイト

    

【 あらすじ 】(ご存知の方はとばして下さい)


 序幕(ブリュンヒルデが眠っていた岩山)

闇の中、知の女神エルダの3人の娘「運命の女神(ノルン)」が「運命の綱」を
編みながら、最年長の第1のノルンが「過去」を語る。「以前世界の中心に
『世界樹』があったが、神々の長であるヴォータンが槍を造るために世界樹の
枝を折ってからその傷がもとで世界樹は枯れ、知恵の泉も涸れてしまった。」

第2のノルンは「その槍もジークフリートに真っ二つに折られ、ヴォータンは
世界樹を切り倒させた」と「現在」を語る。そして最年少の第3のノルンは、
「その世界樹の薪がヴァルハラ城を炎上させる」と「未来」を語る。やがて綱
は切れ、もはや綱を編むことができないと絶望したノルン達は、大地の下に姿
を消す。


夜が明けると、ブリュンヒルデとジークフリートが現れる。旅に出て行く前に
ジークフリートはブリュンヒルデに愛の証として「ニーベルングの指輪」を渡
す。ブリュンヒルデは愛馬グラーネをジークフリートに贈る。ライン川に向け
て旅立つジークフリートをブリュンヒルデは岩山に残って見送る


第 一幕(ライン川畔、グンターの館、ブリュンヒルデの岩山) 

ライン川畔の領地を治めているギービヒ家の当主グンターは、異父弟であるが
有能なハーゲンに家の名声を高めるためにどうしたらいいか問う。グンターは
炎に囲まれた岩山の美女ブリュンヒルデをグンターの妻とし、英雄ジークフ
リートを妹グートルーネの夫に迎えるよう提案する。

そこへジークフリートが通りかかったので、ハーゲンがジークフリートに呼び
かけ館に招く。グンターは歓迎の意を表し、グートルーネが忘れ薬の入った飲
み物をジークフリートに手渡す。忘れ薬を飲んだジークフリートは、ブリュン
ヒルデのことを忘れて、目の前のグートルーネに夢中になり結婚を申し込む。
グートルーネとの結婚の条件に、グンターがブリュンヒルデを妻に迎える手助
けをすることを約束したジークフリートは、グンターと共にブリュンヒルデの
岩山へ向けて出発する。

一方ブリュンヒルデのもとへワルキューレの1人であるヴァルトラウテが訪ね
てくる。ジークフリートに槍を折られたヴォータンは、ヴァルハラに戻ると世
界樹を切り倒させ薪を作り、城の周りにその薪を積み上げて神々の終焉を待ち
受けていると言い、神々の窮地を救うために指環をラインの乙女たちに返すよ
うブリュンヒルデに懇願する。しかし、ブリュンヒルデはジークフリートとの
愛の証である指輪を手放すつもりはないと拒絶する。絶望したヴァルトラウテ
は飛び去る。

そこへ隠れ頭巾でグンターの姿になりすましたジークフリートが現れる。ブリ
ュンヒルデは見知らぬ男だと抵抗するがジークフリートに指環を奪われる。


第二幕(ライン川畔、ギービヒ家の館)

夜眠っているハーゲンの前に父親アルベリヒが現れ、ハーゲンにニーベルング
の指環を奪還するよう指示する。

夜明けとともにジークフリートがギービヒ家の館に戻ってくる。求婚が上手く
いき、グンターがブリュンヒルデを連れて帰ってくることを告げる。ハーゲン
が軍勢を呼び集め、集まったギービヒ家の家臣たちに婚礼のための招集である
ことを告げ、これを聞いた家臣たちは陽気に歌い出す。

グンターとブリュンヒルデが館に到着する。ブリュンヒルデはジークフリート
がグートルーネと結婚しようとしていることに驚く。ジークフリートがグン
ターに奪われたと思っていた指環をはめていることに気づいたブリュンヒルデ
は、ジークフリートが自分を裏切り、グンターになりすまして自分を捕らえた
のだと暴露する。

忘れ薬で過去を忘れたジークフリートはブリュンヒルデを見ても分からない。
ジークフリートへ裏切られたと信じ、復讐にとりつかれたブリュンヒルデは、
ジークフリートの弱点が背中だとハーゲンに教える。


第三幕(ライン川のほとり森の中、ギービヒ家の館)

翌日、ライン川のほとりに3人のラインの乙女が現れラインの黄金が奪われた
ことを嘆いている。そこへ狩りの途中ジークフリートがやってくる。乙女たち
から指環が欲しいと言われ一度は渡す気になるが、乙女たちが指環に呪いがか
かっていると警告するので、渡すのを拒否する。乙女たちは今日のうちに指環
はブリュンヒルデが相続することになるだろうと予言し去って行く。

ギービヒ家一行がジークフリートと合流し、休憩の酒盛りが始まる。沈んでい
るグンターを励まそうと、ジークフリートは自分の武勇伝を語り始める。ハー
ゲンは記憶を呼び戻す薬を酒に入れてジークフリートに勧める。酒を飲んだ
ジークフリートはブリュンヒルデとの出会いを思い出し話してしまう。その
ジークフリートの背中にハーゲンが槍を突き立てる。瀕死のジークフリートは
ブリュンヒルデとの愛を回想して息絶える。

夜になり一行がギービヒの館に帰ってくる。ジークフリートの死を知ったグー
トルーネは狂乱してグンターを詰り、グンターはハーゲンの犯行だと明かす。
本性を現したハーゲンは指環は自分のものだと主張する。グンターは指環は自
分とグートルーネのものだと拒絶するが、ハーゲンに倒される。ハーゲンが
ジークフリートから指環を奪い取ろうとすると、ジークフリートの手が高く持
ち上がるので、一同は驚愕し身動きできなくなる。
    
そこへ、ブリュンヒルデが登場する。グートルーネがブリュンヒルデもジーク
フリートの死に加担したと非難するが、ブリュンヒルデが本当の妻であると聞
いてグートルーネはショックを受ける。

ラインの乙女たちから全ての事情を聞いたブリュンヒルデは、ギービヒ家の男
達にライン川のほとりに薪を積み上げることを命じ、ジークフリートの亡骸を
薪の山の上に運ばせる。指環を手に取り薪に火をつけ、愛馬グラーネに乗って
燃え上がった炎の中に飛び込む。その炎にギービヒの館も包まれ崩れ落ちる。、
ライン川が氾濫して大洪水となる。ハーゲンは指環を奪おうと水の中に飛び込
むが、ラインの乙女に水中に引き込まれてしまう。乙女たちは指輪を手に入れ
泳ぎ去る。炎は天上に広がり神々の住むヴァルハル城も炎上する。



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【 雑 談 】

1755年に再発見された「ニーベルンゲンの歌」は、18世紀終わりからドイツ・
ロマン主義運動が起こると、多くの人々の興味と関心を集める題材となり、
ワーグナーが構想を持ったころには、すでに13点の演劇化やオペラ計画も2点
あったと言われています。

1845年ドレスデンで「タンホイザー」が初演された頃、すでに次作の「ローエ
ングリン」の台本も完成させていたワーグナーは、友人達の前で朗読し、好意
的な反響を得ていました。

1848年10月初め、ワーグナーはエッセイ『ニーベルンゲン神話』の草稿を書き、
これをもとに10月21日には『ジークフリートの死』全3幕の散文草稿を書きあ
げました。

その2つをエドゥアルト・ドゥヴリアン(俳優・演出家)に朗読して聞かせま
した。ドゥヴリアンは絶賛しながらも、一般になじみの少ない北欧神話を題材
としたこと、内容に叙事的な語りが多いことへの懸念を示したそうです。

そのため、ワーグナーは新たに序幕として「ノルンの情景」、ブリュンヒルデ
とジークフリートの別離の情景を草稿に追加し、韻文による『ジークフリート
の死』初稿が完成しました。


1849年、ドレスデンで起こったドイツ三月革命の革命運動に参加し。当地に来
ていたロシアの革命家バクーニンの影響下に入ります。バークニンがジークフ
リートのモデルと言われています。マルクスの友人である社会主義者の革命詩
人ゲオルク・ヘルヴェークとも親交を結びます。

しかし革命運動は失敗し、ワーグナーは指名手配され、リストを頼ってスイス
へ逃れ、数年間を過ごすことになりました。

この亡命時代に、ヘルヴェークから厭世哲学と資本主義批判を吹き込まれます。
『ニーベルングの指輪』は革命の渦中から生まれた作品と言えましょう。実際
ワーグナーは当初革命劇として構想したようです。


※ 参照 ウィキベディア「フリー百科事典」


この作品で初めて登場する運命の女神ノルン (古ノルド語:norn) は、北欧神
話に登場する運命の女神。複数形はノルニル (古ノルド語:nornir) 。

世界樹ユグドラシルの根元にあるウルザルブルン(「ウルズの泉」)のほとり
に住み、ユグドラシルに泉の水をかけて育てる役割もあります。

ギリシャ神話でも、モイライ(古典ギリシア語: Moirai)が「運命の三女
神」がいます。

ブラームスの作品にも「運命の女神の歌(Gesang der Parzen)」 op.89 とい
うのがありますね。西洋人には馴染みのある女神のようです。


ちょっと前にドイツのテレビ番組で、「ラインの黄金伝説」について放送され
ました。ライン川の底に黄金が眠っているというのは、昔ローマ人がゲルマン
民族を支配しようとライン川を船で下ってきた時に沈没した、その積荷に黄金
の装飾品や金貨などがあった。という説明でした。2000年以上前の話だとライ
ン川の流れる位置も現在と違っているので、実際、ライン川とは別の場所から
古代ローマ船の積荷らしき財宝が見つかったと紹介されていました。


そして、ニーベルンゲンの歌も実際にあった出来事をもとにしているという説
明がありました。

「ニーベルンゲンの歌」は、1200年代初頭に名前不詳の詩人によって書かれた
ものですが、この中の話は実際に起きた出来事を。700年以上かけて語り継が
れたものたと言われています。

史実は語り継がれていくうちに、いつしかプリュンヒルト伝説とブルグント伝
説と交じり合い、変化していきました。


私たちが世界史で学んだ中に「ゲルマン人の大移動」というのがありました。
試験勉強で覚えるだめで、その内容はほとんど習っていなかったと思います。
この物語はその頃の話です。


※以下参考 ウィキペディア「フリー百科事典」

ゲルマン人の移動は(ローマ領内に移動、侵入)すでに紀元前2世紀末ごろか
ら絶え間なく行われていました。2世紀の中ごろから移動を開始したのはゴー
ト族とブルグンンド族。前者はヴィスワ川右岸から黒海北岸に移住し、後者は
オーデン・ヴィスワ間の地域からマイン川領域に移りました。

369年、ローマ皇帝ウァレンティニアヌス1世は、他のゲルマン民族との戦争
で、ブルグント族の支援を受けたと記録されています。この戦争後ブルグント
族はゲピード族の王ファスティダに敗北し、ほぼ全滅しました。

その約40年後、406年から408年にかけて、西ローマ帝国の将軍スティリコが西
ゴート族のアラリック1世との戦いのための兵を引いたのを機に、北の部族が
ライン川を越えてローマン帝国の領域に侵入(ゲルマン民族の大移動)。その
中にはアラン人、ヴァンダル族、スエビ族、そしてブルグント族がいました。
ブルグント族は西方に移住してライン谷に定住しました。。

411年、ブルグント族の王グンダハールはアラン人の王ゴールと協力して傀儡
皇帝ヨヴィヌスを擁立。彼の支配下にあるガリア人皇帝の権威によって、グン
ダハールはラウター川とナーエ川の間のライン川左岸地域に定住し、 ヴォル
ムス、シュパイアー、ストラスブールの各都市を支配することになりました。

フォエデラティ(ローマ帝国の同盟者)としての新しい地位にもかかわらず、
ブルグント族はローマのガリア・ベルギカ北部地域を襲撃したため、436年に
ローマの将軍アエティウスがフン族の傭兵を呼び入れます。

437年、アッティラ王が率いるフン族の傭兵は、ボルビトマグースやヴォルム
スといったケルト系ローマ人定住地の首都とともにラインラント王国を滅ぼし、
グンダハールは大部分のブルグント族とともに、戦闘で殺害されました。


このフン族によるヴォルムスとブルグント王国の破壊が、後に叙事詩『ニーベ
ルンゲンの歌』の一部となる英雄伝説のテーマとなりました。

その物語では、ヴォルムスにグンテル王と女王プリュンヒルトが王宮を構え、
ジーフリトがクリエムヒルトに求婚するという構図になっています。

ジーフリト死後のクリエムヒルトの再婚相手エッツェルはアッティラがモデル
とされています。



この作品はプレミエを1人で、翌年にいつも一緒に行くドイツ人の友人と、計
2回見ました。最初の「ワルキューレ」から毎年1作品づつプレミエ公演して
いったので、4年かけて全作品を鑑賞したことになります。

私は特にワーグナー・ファンではありませんが、それでも最初に「神々の黄
昏」を見終わった時は涙が出そうになるくらいこの物語の中にのめり込んでし
まいました。

「もう1度見たい!」

とすぐに思ったくらいです。


いつも一緒に劇場に行く友人も、他のワーグナーの作品は1回見たら充分と言
っていたのに、この「指輪」に関しては全く別問題で「ラインの黄金」も3回
見ているし、いつもは劇場で買う作品のパンフレットも読んですぐ捨てていた
のに、この「指輪」の分だけは全て記念に取っているという徹底ぶりです。

この作品の題材がドイツ人にとって特別なものであるのでしょう。歴史上の物
語、神話の部分など日本人の私にとって馴染みがないので、よく分からないと
ころがありましたが、友人は色々と神話の話や登場人物について休憩時間に教
えてくれたので助かりました。


4つの作品には、時間の経過があり、最初の『ラインの黄金』では、フラン
ス革命直前、神々の衣装はロココ調。『ワルキューレ』では第1次世界大戦の
前の時代。『ジークフリート』では1960年代ピッピーの衣装、眠りから覚
めたブリュンヒルデは『ワルキューレ』の時の衣装のままで、白いドレス。

そして、今回の『神々の黄昏』では、時代は私たちの時代を飛び越えた近未来。
それでも、同じ場所だということが分かるように、常に舞台の後方に世界樹が
あります。



ブログの中にもこの作品を紹介しています。

ドイツ「小京都」での日常

http://marina5050.at.webry.info/theme/e65d0c779f.html

(この中のリンクで舞台の写真が見れます)



序幕では後方に、枯れ果ててみすばらしい姿の世界樹、その前にワルキューレ
でブリュンヒルデが目覚めた岩山。3人のノルンたちが黒い衣装を着て運命の
綱をお腹の中から腸を引き出すように引っ張り出していました。

ブリュンヒルデとジークフリートの衣装は「ジークフリート」の時の同じで、
ブリュンヒルデは白いドレス、ジークフリートは60年代のヒッピー姿。馬は
でてきませんでした。

グンターの館は、宇宙船エンタープライスのようで、家臣達がコンピューター
の画面を見ながら操作していました。未来のギービヒ族は緑色のマントを着て
います。

ジークフリートがタイムマシーン(?)で未来に呼ばれるという演出なので、
突然照明がビリビリとなったと思ったら、舞台の中央の椅子にヒッピー姿の
ジークフリートが登場します。

ブリュンヒルデを連れてくるところでは、ジークフリートが銀色の小さな隠れ
蓑を顔に被りグンターに化けていると、観客の想像力に任される場面が色々あ
りました。

二幕始めに、アルベリヒがハーゲンの前に現れる場面、大きな光の輪が降りて
きて幻想的でした。

集められた家臣たちは紫の衣装で腕時計のように小さな機械を全員つけていて、
携帯のメールでも打っているように指で押しながら歌っていて、後でコーラス
の人たちが、いつも腕を上げてボタンを押す動作をしているから腕が痛くなっ
たと言っていたそうです。

狩りの場面では、仕留められたイノシシや熊などの獣が血を流して上からぶら
下げられていたのが、残酷に見えました。

三幕、ライン川はもうないのか水道管がある場所にホームレスのようなライン
の乙女たち、狩りに来た家来たちが他のホームレスの女たちを捕まえて袋に入
れて引きずっていきました。

休息の昼食の場面は、家臣たちが板を数枚運んできて舞台前面の横一列に並べ
白いテーブルクロスをかけて食卓を用意。テーブルの後ろに椅子を並べ、ジー
クフリートを中心に皆が横1列に座ります。

お酒を飲んで過去の話を思い出しているジークフリートの背中をハーゲンが槍
で刺し、そのままテーブルに突っ伏して息絶えました。家臣たちがジークフ
リートをテーブルの上に寝せ、テーブルクロスで包んで運ばれていきました。
少ない舞台道具をうまく利用した演出だと感心しました。

英雄の死の行進曲の場面では、この町の近郊に立っている「ゲルマンの英雄」
の像が中央に現れ、ウォータンがその英雄に敬意を示すように折れた槍を掲げ
ました。

その後ハーゲンはグンターを剣で刺し殺し、バーゲンは自分の妻に殺され、ブ
リュンヒルデはジークフリートと一緒に炎に焼かれます。

舞台の右上に浮いているヴァルハラ城(「ラインの黄金」の最後の場面と同じ)
が現れ、赤く焼かれて壊れていき、ラインの黄金が「ラインの黄金」の最初の
シーンど同じように泉の中央に戻ると、その後ろの枯れ果てていた世界樹に新
芽が出ているの見えてました。神々が滅んだけれど、また新しい世界が始まる
という予感がする結末でした。



【 おわりに

昨年からテレビでズービン・メータ指揮、ラ・フラ・デルス・バウス(La Fura
 dels Baus、スペインのパフォーマンス集団)が演出した「ニーベルングの指
輪」全作品が放送されていました。

日本でも放送されていたようなので、ご覧になった方もいらっしゃると思いま
す。大きなスクリーンをバックに未来的な映像と人間の群舞というアナログな
対比が、古い神話の世界と未来的なSFの世界という異空間を表現していて面
白い演出でした。


ワーグナーの作品、今の時代だとメルヘンよりSFの方が似合っているような
気がします。オペラの演出には色々な意見もあると思いますが、私は物語、音
楽の妨げにならない演出を好みます。



さて、今シーズンも夏休みが終わり地元の劇場でも新しいプログラムが上演さ
れています。先週はヴェルデイの『椿姫』のプレミエに行ってきました。この
田舎の劇場には珍しくイタリア語原語上演で、主役の2人(ビオレット、アル
フレードがゲスト歌手)だったので、結構いいレベルだったと思います。

「ニーベルングの指輪」を上演できるようにオーケストラ・ピットも工事して
広くなったので、これからも大きな編成のオペラが上演されるようになると楽
しみです。




それでは、またこのメールでお会いできますように。
次回も  オペラの予定です。


   このメールに関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

   アドレスはこちら matsuno_marina@hotmail.com
   タイトルは    「神々の黄昏」でお願いします。


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皆さんが、健康で幸せな生活が送れてことを願っています。

 
                          松野マリナ

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創刊日:2002-05-22  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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