音楽

ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

皆さんオペラやオペレッタ見たことありますか?私も日本では見たことありませんでした。ドイツに住んで十数年、私が今までに観賞したオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエ、演劇の紹介です。

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ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

2005/10/30

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    ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

        『燃える炉』ブリテン
                                第91号
                            発行2005.10.30
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こんばんは、マリナです。ヨーロッパでも鳥インフルエンザ感染が見つかり、
家畜や食用鳥類も戸外に出さないようにと注意が呼びかけられています。100
年程前に流行し多数の感染死者を出した「スペイン風邪」が鳥インフルエンザ
の特別変異で人間に感染したということで、予防接種や薬の生産もすすんでい
るようです。

このインフルエンザ・ビールスは高温で7分以上(?)処理すれば大丈夫だとい
うことですが、東ヨーロッパ、トルコで鶏への感染が見つかり、私が働いてい
るホテルでも朝食用半熟卵は希望者にのみサービスするようになりました。使
用している卵がどこから来ているのかわからないから、という理由です。

半熟卵の注文を受ける度に、仕事が増えるから断って欲しいと内心願って鳥イ
ンフルエンザのことを説明していますが、誰も気にすることなく半熟卵食べて
います。


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 ☆☆☆今回の目次☆☆☆
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      ★オペラ(42)『燃える炉』ブリテン

   ●最近の新聞記事より
   <Echo Klassik 賞の受賞式がミュンヘンである>〜10月12日
   <ブレーメンの劇場が救いを求めている>〜10月25日
   <14,47百万ユーロがベルリン・フィルに>〜10月26日
   <エルベ・フィルハーモニーにゴー・サイン>〜10月27日

   ●最近の話題のプレミエ
    『道化師』レオンカヴァッロ『カヴァレリア』マスカーニ 10月16日
    『王の子供達』フンパーディンク   10月29日(土)
    『パッサージオ』ベリオ   10月3日(月)

   ●ドイツ国内の歌劇場、劇場紹介(70) シュヴェーリン

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 ★★★オペラ(42)★★★

   『燃える炉』ブリテン 
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今回の作品はベンジャミン・ブリテンの教会3部作と言われる『カーリューリ
ヴァー』(1964年)、『燃える炉』(1966年)、『放蕩息子』(1968年)の中の1つ
で、ブリテンが日本の能舞台をオペラに再現しようと試みた作品です。

どれも1時間程の1幕の作品で、楽器編成も少なく男性のみで演じられ、教会
内で上演されるようになっています。


原 題  :  The Burning Fiery Furnace (英語)

原 作 : 旧訳聖書ダニエル書第三章
           
台 本 : ウィリアム・プルーマー(William Plomer,1903-1973)

初 演 : 1966年、イギリス


【 あらすじ 】(ご存知の方はとばして下さい)

紀元前7世紀、バビロンの国ネブカデネザル王の宮殿

修道長、修道士達が教会の中に入ってきて、修道士達は楽器の傍に座る。修道
長が観客の方に向き、バビロンに赴任したイスラエルの3王子が起こした神秘
劇の説明をする。王子らが父親と交わした唯一の約束は「己の信仰を裏切らな
いこと」であった。修道長はこれから行われる劇で、自ら悪い占星術師の役に
なることを伝える。殺人的な炎の世界に神のご加護がありますようにと祈り、
各々劇の衣装に着替える。

最初に伝令がネブカトネサル王がイスラエルの3王子、アナニア、ミサエル、
アザリアをバビロンに招き地方総督に就任させることになり、今夜はその祝い
の宴が開催されると口上する。王が占星術師の助言に反してイスラエルから迎
えた3人を総督にしたため、占星術師は面白くない。3人は占星術師の占いに
よりバビロン風に改名させられた。宴では道化師達がバビロンの悪習を演じ始
める。

王子達は宴の食べ物や飲み物に手をつけなかった。占星術師の指摘でそれに気
付いた王は宴に加わるように王子達に言ったが、王子達はイスラエルの信仰に
反する食べ物だと答え手をつけない。占星術師は王を侮辱したと怒り、異教徒
に対する王の優遇がバビロンに危機をもたらすと異教徒に対する嫌悪と慎重さ
を促がす。占星術師の忠告に戸惑った王は引き上げ、残された王子達は話し合
い己の信仰を変えないことを確認し合う。

伝令がやってきて「音楽が鳴ったらバビロンの神メローダックの偶像を拝む時
間だ。もし偶像を拝まない者がいたら直ちに燃える炉の中に投げ込まれるであ
ろう」と王の命令を伝える。怖れた王子達は音楽が鳴っている間神に助けを求
め祈る。人々は平伏して偶像を拝み偶像崇拝がクライマックスとなるが、王子
達は立ったまま祈っている。占星術師は王に刑罰を要求するが、始めは聞き入
れなかった王も王子達の答え「我々はあなた方を傷つける気はありませんが、
あなた方の神に仕える気も金の像を拝む気もありません」を聞き、怒った王は
炉を激しく燃え立たせ王子達を燃える炉の中へ投げ入れることを命じる。

燃盛る炉の中に入れられた3人はすぐに燃え尽きるものと思われたが、王子達
が炎の中で神に祈ると一人の天使が炎の中に現れ、王子達は火傷もしない。こ
の奇跡に驚いた王は王子達を炉の中から出し、虚実の占いで王を騙していた占
星術師を突き飛ばし、彼らを救った神を讃え自らもその神を信じることを誓い、
偶像を打ち砕く。

衣装が脱がれ、修道長が再びこの奇跡劇の意図を説明し、神に祈り教会から出
て行く。

※ 追 記

ネブカデネザル2世、紀元前562没、前605年バビロン王となり、ユダ王と上層
階級をバビロンに連行(第1回バビロン捕囚、紀元前597年)。前586年エルサレ
ムの街と神殿の徹底破壊しユダ王国を滅亡させる。バベルの塔と空中庭園を建
造したことで知られる。


【 雑 談 】

Benjamin Britten(1913-1976)は20世紀のイギリスを代表する作曲家、早くか
ら音楽の才能を示し、Frank Bridge やJohn Irelandに師事、その後1939〜
1942年アメリカで学ぶ。交響曲、管弦楽曲、室内楽、宗教曲、声楽曲など様々
なジャンルの作品を書いているが、なかでも12作のオペラが今日でもよく演
奏されている。テノール歌手で友人、生涯のパートナーとなるPeter Pearsと
の関係も知られている。死後貴族の称号を与えられた。


1950年中頃、すでにオペラ作家として名声を高めていたブリテンは新しい音楽
を求めていました。1956年冬5ヶ月間に渡りパートナーのテノール歌手ペー
ター・ピアーズのピアノ伴奏者としてアジア各国を訪問し、各地の劇場や音楽
を見聞し、特にバリ島と日本での滞在がブリテンの興味を引きます。

日本で鑑賞した能「隅田川」に感動したブリテンは、1920年代日本に住んでい
たことがある小説家ウィリアム・プルーマーになんとかこれに似た作品が作れ
ないかと相談します。1958年台本は完成しブリテンも作曲に着手しますが、日
本的な能の世界を再現することの困難さを認め、台本の変更を余儀なくされま
した。

舞台を中世イギリスに移し、幕切れの仏教的な思想をキリスト教的思想に置き
換え、教会内で上演する中世奇跡劇に仕上げました。1964年オーフォード教会
での『カリュー・リヴァー』初演はブリテン自身の指揮で行われましたが、演
出家Colin Grahamが全く能を観たことがなかったため、能舞台とはかけ離れた
演出となりブリテンやプルーマーを落胆させます。

その後ブリテンとプルーマーは同様の教会オペラを作りますが、より一層キリ
スト教的観念が強くなると同時に音楽もよりアジア的になります。また演出家
Colin Grahamも能への知識を深めていきました。


能が最初に海外に紹介されたのは、1880年Basil H. Chamberlainによる4つの
作品の外国語訳(たぶん英語)です。その後、William G.Aston(1903)、Karl 
Florenz(1906)、Noel Peri(1909-13)、Ernest Fenollosa(1916)、Arthur 
Waley(1922)、Peter Weber-Schaefer(1963)らにより約80作品が英語、フラン
ス語、ドイツ語に訳されています。

アイルランド人のノーベル文学賞作家William Butler Yeats(1865-1839)も能
の影響を受けたことで有名で、1917年に発表された『At the Hawk's Well』は
1970年東京の能舞台で初演されています。

ドイツでは演出家Max Reinhardt(1873-1943)が日本に滞在していたフランス人
Paul Claudel(1868-1965)の『クリストフ・コロンブスの本』を能を手本に
Darius Milhaudの音楽をつけオラトリウムとして1930年ベルリンで初演してい
ます。劇作家Bertolt Brecht(1898-1956)も能に興味を持ち、『たにこ』(漢字
が分かりません)を元に『Der Jasager』(1929)と『Die Massnahme』(1930)を
書いてベルリンで初演しています。

オペラとしてもブリテン以外に、Renato de Grandiが『影清』を元に『Hyuga
の盲人』(1969)、Pierre Boulez,Karlheinz Stockhausen,Dieter Schnebelら
の作曲家も能の音楽を西洋音楽に取り入れた作品を創っています。


この作品は近郊の町で開催された音楽祭とこの町の劇場の共同公演でした。原
作は英語ですから、ドイツ語訳で上演されることはごく稀だそうです。音楽祭
終了後この町でも3回教会内で上演され、チケットは完売でした。

会場となった教会は戦後に建てられたものらしく、カトリック教会にしては珍
しく内部の柱に彫刻などの装飾が施されていないシンプルな内装、壁は白色、
窓のステンドガラスと入り口上部にあるパイプオルガンが唯一の装飾でした。

正面入り口近くに洗礼で使用する水杯があり、中央通路の両側に礼拝用長椅子
が並び、さらに外側は両側とも回廊になっていています。正面に階段が数段あ
りちょうど舞台のように奥行きがある祭壇へと続きます。

実はこの教会、5月にコーラスで歌った場所で、コーラスが階段の上に立って
歌い階段下にオーケストラが椅子を並べて座れるほどの充分なスペースがあり
ます。シューボックス型(箱型)で天上が高く天上は板張りになっていて音がよ
く響きます。

夜8時半からの公演で7時45分から30分間解説がありましたが、私が解説を聞
かずに8時15分頃教会内入った時には、長椅子はほぼ満席でした。座席は全席
自由でしたから、空いていた後ろから2列目の端の方に座りました。

正面の祭壇の上に高さ1メートル、横3メートル程の緑色の光を放つ水槽のよ
うな物が目に付き、多分これが「燃える炉」になるんだろうなと思いました。
両側の回廊部がブルーの照明で照らされていて、暗い教会内は洞窟のようなイ
メージでした。

上演時間になると、すぐ後ろから賛美歌の合唱が聞こえ始め、後ろを振り返る
と、黒い頭巾付きのマントを着た修道士達(少年も何人か混じって)が歌いな
がら登場し、中央の通路を通って祭壇の方へゆっくり向かいます。中には歌っ
ていない人もいたので、彼らが楽器演奏者だと思いました。

席が後ろの方だったので、楽器演奏者がどこに座ったか見えませんでしたが、
パンフレットによると、フルート、ホルン、トロンボーン、ビオラ、コントラ
バス、ハープ、打楽器と指揮者の8名のはず。

祭壇の上に立った修道長が歌い始めるのですが、声が教会内に響き過ぎて、何
を言っているのか殆んど聞き取れません。黒いマントを脱ぎ、修道長(占星術
師)は青、王子達は白、ネブカデネザル王は金色、廷臣たちは赤とそれぞれ色
違いのマントと同色の円筒形の帽子を身につけ、腰の部分に着物風の太帯をお
互いに手伝い合って巻き、衣装換えが完了。役者達の顔は真白く塗られていて、
墨で書いたような眉に赤い口紅でした。

道化劇のシーンは4人の少年達が金色の杯を掲げて踊るのですが、この時の台
詞が能というより狂言風に尻上りになってました。役者達はこの劇のために特
別に能のビデオを見、身体の動きもトレーニングしたそうですが、全体的にゆ
っくりとした動作で、伝令は赤い細長い棒を日本刀のように振り回して太極拳
のようでした。

金の偶像は舞台後方からの金色のサーチライトで表現。回廊の照明も効果的に
色が変化したり流れるように点滅していました。燃える炉は想像通り水槽のよ
うな箱が赤く色づき、王子達は中に入るのではなく、階段を登って水槽の上に
乗りました。天使(若い女性)は中央通路の後方に現れ、王子達と歌詞がないメ
ロディだけで前の舞台と後方で声の掛け合いをしていました。

奇跡劇の終了後、再び役者達が修道服姿に戻り、ラテン語の賛美歌を最初と同
様に歌いながら、中央通路を後方まで歩いて最後に修道長がお説教めいた台詞
でしめるのがちょっと余計に感じました。オペラというより教会の説教を聞き
に来た気分にさせられました。多分『能は神に捧げられる劇』と西洋に紹介さ
れているため、キリスト教色を強く表現した結果だと思います。

日本人が能舞台から受ける印象と西洋人が教会内で感じる印象が似ているので
しょうか?キリスト教信者でない私が教会で賛美歌を聞いても、あまり厳かな
気分に浸れないのでよく分かりませんでした。どちらかというとパイプオルガ
ンの荘厳な響きの方が心が引き締まる気がするのですが。

音楽は日本風というより太鼓とトロンボーンがうるさくて東南アジア風。歌の
部分もドイツ語歌詞とメロディのアクセントが合わないのが聞き取り難い原因
かもしれませんが、耳慣れないメロディでした。実はブリテンのオペラは以前
『ねじの回転』と『アルバート・ヘリンゲ』を観ているのですが、どうしても
メロディや楽器の使い方に馴染めなくてよく分からないのです。

日本人の私の感想としては、オペラとも能とも教会のお説教とも区別がつかな
い不思議な作品でした。


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  最近の新聞記事より 
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<Echo Klassik 賞の受賞式がミュンヘンである>〜10月12日、ミュンヘン発

Deutsche Phono-Akademieは、今年新しく販売されたクラシックCDの中から
専門家達によって推薦された優れた奏者とアンサンブルにEcho Klassik 賞を
与えた。計200のノミネート作品から19部門45名の芸術家が選ばれた。受賞者
は10月16日ミュンヘンで開催されるガラ・コンサートに出席し賞が受賞される。

ロシア人ソプラノ歌手 Anna Netrebkoとメキシコ人テノール歌手Rolando 
Villazonが『歌手賞』を受賞、Anne Sophie Mutterは『楽器演奏賞』Daniel 
Barenboimはイスラエル・アラビア・青少年オーケストラを組織し『特別賞』
を受賞。他にも多くのゲストがコンサートに参加しドイツ国営放送で放映され
る。

詳しいことは下記のホームページで(ドイツ語)

http://www.zdf.de/ZDFde/inhalt/28/0,1872,2383868,00.html


<ブレーメンの劇場が救いを求めている>〜10月25日、ブレーメン発

ブレーメンの劇場が4,7百万ユーロの負債を抱え倒産の危機に直面している。
現在430名の団員の給料が未支払いとなっている。ブレーメン市議会の説明で
は市の財政も貧窮しているため特別補助金は出せないとのこと。来年度の予算
を前払いし、当面給料支払いを差し控え2,5百万ユーロ節約する見通し。


<14,47百万ユーロがベルリン・フィルに>〜10月26日、ベルリン発

ベルリン市議会がベルリン・フィル財団法人に将来年間14,47百万ユーロの補
助金を計画している。現在補助金として1,2百万ユーロが宝くじ資産から出さ
れているが、将来なくなる予定なのでその分を市が補助しなければならない。
この補助金契約は2010年まで継続する予定。契約にはベルリン・フィル財団法
人が年間120回のコンサートをベルリン市内と遠征地で開催し、ベルリンに関
する記念行事などに協力することが盛り込まれている。


<エルベ・フィルハーモニーにゴー・サイン>〜10月27日、ハンブルク発

ハンブルク市に新豪華コンサート・ハウス「エルベ・フィルハーモニー」がで
きる。市民と市議会が昨日「港都市の顔」となる建物にゴー・サインを出した。
未来型ガラス建築ホールの建築費は約186百万ユーロ。そのうち市が77百万
ユーロ負担する予定。コンサート・ハウスは2009年完成の予定。

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ドイツは連邦共和国のため、各劇場への公的補助金も地方自治体にまかされて
います。ブレーメンの劇場では10月分の給料が本当に支払われていないそうで
す。この状況でいつまで劇場経営が継続できるのか疑問ですし、劇団員の生活
保障も心配です。かたや桁違いの予算がオーケストラのために出せるところが
あるのですから・・


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  最近の話題のプレミエ
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ミュンヘン ゲルトナープラッツ州立劇場

 『道化師』レオンカヴァッロ『カヴァレリア・ルスティカーナ』マスカーニ
  10月16日(日)
    指揮:David Stahl   演出:Christian Sedelmayer

http://www.staatstheater-am-gaertnerplatz.de/


ミュンヘン 州立歌劇場

  『王の子供達』フンパーディンク   10月29日(土)
   指揮: Fabio Luisi   演出:Andreas Homoki

http://www.bayerische.staatsoper.de/c.php/index_bso.php?dom=dom1&


マンハイム  ナショナル劇場

    『パッサージオ』ベリオ   10月3日(月)
     指揮:Frederic Chaslin   演出:Joachim Schlomer

http://www.mannheim.nationaltheater.de/


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  ドイツ国内の歌劇場、プレミエ紹介 (雑誌「Opernwelt」参照)
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70 シュヴェーリン   Schwerin

http://www.theater-schwerin.de/

※「ヴェルテル」マスネー:11月25日
※「ルクセンブルク伯爵」レハール:2006年1月20日
※「フォルスタッフ」ヴェルディ:3月24日
※「椿姫」ヴェルディ:6月23日


【 おわりに 】  

先日2回目の『アンドレア・シェニエ』を観に行きました。プレミエ時には主
役のテノール歌手だけがイタリア語で歌うというハプニングがあったので、も
う1度ドイツ語のみで鑑賞してみたいと思ったのですが、また同じメキシコ人
のテノールがイタリア語でシェニエを歌っていました。

バックナンバー  2005年3月1日発行を参照してください。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000090683


ところが今回2幕と4幕でマッダレーナがシェニエと歌うシーンが台詞からイ
タリア語になっていました。三幕でのジェラールとのやり取りや「私の死んだ
母が」は残念ながらドイツ語でしたが。このソプラノ歌手、現在ここの劇場で
は昨シーズンから持ち越しの『アンドレア・シェニエ』のマッダレーナ以外に
も『ボッカチョ』のイザベラ役、『タンホイザー』のエリザベート役、今シー
ズンは『仮面舞踏会』のアメリア役(イタリア語)をこなしています。

ドイツの劇場はシーズン中に複数の作品をローテーション形式で上演していく
ので、1週間内で違う作品を歌う場合もあります。ドイツ語の歌詞を覚えるの
だけでも大変だと思うのですが、そのプロの心意気に大感動しました。

私などコーラスのドイツ語歌詞も全然覚えられなくて、早口言葉みたいな歌詞
に毎回四苦八苦しているので歌詞ぐらい暗記しなくては、と心を入れ替える決
心をしました。が・・コンサートまでまだ充分時間があるし、今覚えてもすぐ
忘れるから、やっぱり間際に覚えることにしよーっと。学生時代からの一夜漬
けの癖は変わらない、怠け者マリナです。
 

それでは、またこのメールでお会いできますように。
次回も  オペラの予定です。


   このメールに関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

   アドレスはこちら matsuno_marina@hotmail.com
   タイトルは    「燃える炉」でお願いします。


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ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜 
編集・発行 / 松野マリナ  matsuno_marina@hotmail.com
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