音楽

ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

皆さんオペラやオペレッタ見たことありますか?私も日本では見たことありませんでした。ドイツに住んで十数年、私が今までに観賞したオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエ、演劇の紹介です。

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ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

2005/10/13

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    ドイツ発『劇場訪問記』〜もっとオペラを楽しもう〜

        『仮面舞踏会』ヴェルディ
                                第90号
                            発行2005.10.12
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こんばんは、マリナです。「黄金の秋」とドイツ語で呼ばれている美しい季節
になりました。木の葉が色付き、実りの季節でもありますが、夏よりも太陽が
斜めから射してきて薄靄の風景が黄金色がかって見えます。早朝の朝靄も幻想
的で映画の1シーンのようで私も大好きな季節です。

お天気が良いとすぐ散歩したくなります。森の小道をリスが忙しそうに横切っ
る姿を見かけると思わず微笑んでしまいますが、先日は他のカモ達がゆったり
泳いでいる間を、黒鳥が1羽くぅくぅ悲しげに鳴きながら何かを求めて泳いで
いく様子を見かけて心配になりました。ここには黒鳥が2羽いるはずなので、
相棒の黒鳥を探していたのでしょう。それ以来池の周りを散歩する度に黒鳥の
姿を探していますが、1羽も見かけなくなりました。


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 ☆☆☆今回の目次☆☆☆
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      ★オペラ(41)『仮面舞踏会』ヴェルディ

   ●最近の新聞記事より
    <ブサンゾン国際指揮者コンクール>〜9月30日、プサンゾン発
    <第2回ルビンシュタイン・ピアノ・コンクールに60名の参加者>

   ●最近の話題のプレミエ
    『運命の力』ヴェルディ       9月24日(土)
    『妖精ヴィッリ』プッチーニ    10月12日(水)
    『仮面舞踏会』ヴェルディ     10月2日(日)
    『トゥーランドット』プッチーニ  10月2日(日)   
   
   ●ドイツ国内の歌劇場、劇場紹介(69) ザールブリュッケン

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 ★★★オペラ(41)★★★

   『仮面舞踏会』ヴェルディ 
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ヴェルディのオペラ台本の多くは小説や戯曲を翻案したもので、主に歴史的な
題材がよく取り扱われています。今回ご紹介する作品は21作目のオペラで題名
の『仮面舞踏会』からは、とても華やかな内容が思い描かれますが、実際に起
こったスエーデン国王グスタフ3世(1746-1792)の暗殺事件を素材にしていま
す。オペラでは政治的配慮から舞台や登場人物を変えて初演されました。


原 題  :  Um ballo in maschera(イタリア語)

原 作 : スクリーブ(Eugene Scribe,1791-1861)の戯曲
          「グスタフ3世、または仮面舞踏会」
           
台 本 : ソンマ(Antonio Somma,1809-1865)

初 演 : 1859年、ローマ


【 あらすじ 】(ご存知の方はとばして下さい)

17世紀、イギリス植民地時代のアメリカ・ボストン。リッカルド伯爵が総督と
して赴任している。リッカルドは密かに自分の秘書であり腹心の部下レナート
の妻アメリアに恋心を持っている。


第一幕(総督官邸の広間、ウルリカの家)
 
朝の謁見に一同集まっている。彼らの中にはリッカルド反対派もいて不穏な空
気が漂っている。リッカルドが現れ小姓オスカルが仮面舞踏会の招待客リスト
を持ってくる。リッカルドはリストの中にアメリアの名を見つけ、また彼女に
会えると喜ぶ。そこへ秘書レナートが現れ、反対派がリッカルドの命を狙って
いると告げる。判事が女占い師ウルリカの追放を決める書類にサインを求めに
来る。しかしオスカルはウルリカの占いが良く当たると弁護するので、興味を
持ったリッカルドは変装してウルリカの家に行くことにした。

ウルリカの家には占いを求める人が集まっている。水夫が自分の運勢を見ても
らいに来る。ウルリカは手相を見て金と地位が手に入ると予言する。それを聞
いた猟師に変装したリッカルドは、水夫のポケットにお金と昇進辞令をしのば
せる。水夫がそれを見つけ占いが当たった皆が驚く。そこへ高貴な女性が秘密
の占いにやって来たので、ウルリカは人払いをしその女性を招き入れる。その
女性はアメリアで不義の恋を忘れる方法を尋ねにきたのだ。ウルリカは真夜中
に死刑台の下に生える草を摘むことを告げる。リッカルドはその話を盗み聞き
し、アメリアに会うため自分もそこへ行く決心をする。

皆が部屋に戻り、リッカルドが手相を見てもらう。ウルリカは尊い人の手だと
言い当てる。その後言い渋るがリッカルドの要求で、今から彼と最初に握手し
た者の手で殺されると告げる。彼は周囲の人々に握手を求めるが、誰も彼の手
を握らない。そこへ遅れて来たレナートが何も知らずに彼の手を握る。最も信
頼する物が暗殺者のはずはないとリッカルドは笑い、ウルリカも彼が総督であ
ることに気付く。


第二幕(死刑台のある丘)

真夜中、アメリアが恐ろしい丘に人目を忍んでやって来て愛しい人を忘れる淋
しさを悲しんでいる。そこへリッカルドが現れアメリアに愛を告白する。アメ
リアは夫に対する操に苦しむがリッカルドの情熱に負けてしまう。そこへレ
ナートがリッカルドの命を狙っている暗殺者が迫っていることを報せに来た。
リッカルドはベールを被った連れの女性の顔を見ないで町に送り届けるようレ
ナートに頼みその場を去る。暗殺者達が現れリッカルドが逃げたことを知り、
腹いせに連れの女性の顔を見ようとレナートと争う。もう逃げられないと観念
したアメリアは自らベールを取り素性を明かす。リッカルドの相手がレナート
の妻だったことが分かり、暗殺者達はレナートを嘲り笑う。


第三幕(レナート邸、総督邸)

妻と総督に裏切られた屈辱からレナートは妻に死を命じる。死を覚悟したアメ
リアは最後に息子と会うこと切望する。レナートを訪ねてきた2人の暗殺者に
リッカルドに復讐することを誓い、仲間になることを申し出る。3人は誰が直
接手を下すか決めるためにそれぞれの名を書いた紙を壷に入れ、アメリアに引
かせる。アメリアが引いた紙はレナート。そこへ小姓オスカルが仮面舞踏会の
招待状を届けに来る。

一方リッカルドはアメリアのためにレナート夫妻を本国イギリスへ赴任させる
決心をする。そこへオスカルが見知らぬ夫人から預かったという手紙を持って
くる。手紙には今夜の仮面舞踏会で命が狙われると書いてあった。しかしリッ
カルドは最後にもう一度アメリアに会いたいがために出席を決心する。

大広間は仮面をつけた招待客で賑わっている。暗殺者達はリッカルドを探して
歩き回っている。レナートはオスカルを見つけリッカルドの扮装を聞き出す。
アメリアはリッカルドを見つけ逃げるように説得するが、リッカルドは一緒に
ダンスを踊りながら、レナートをイギリスへ赴任させることにしたと別れを告
げる。踊っている二人を見つけたレナートは怒りに燃え剣でリッカルドを刺す。
瀕死のリッカルドはレナートに辞令を渡し、アメリアの無実を誓う。そして陰
謀者を許すように言い残し息絶える。


※追 記

レナートがルネになることもあります。現在ではオリジナルの舞台、スエーデ
ンのストックホルム宮殿に、登場人物もリッカルドがグスタフ3世、レナート
がヨハンで上演される場合もあります。


【 雑 談 】

Giuseppe Fortunio Francesco Verdi(1813-1901)は北イタリアのパルマ市近郊
で生まれ、父親は居酒屋兼宿屋の主人。早くから音楽に強い関心を示し、7歳
から村の教会オルガニストから音楽を習う。18歳でミラノに留学、音楽院への
入学を拒絶され(14歳以下まで入学可)個人授業で作曲を学ぶ。

1839年、最初のオペラ『サン・ボニファーチョの伯爵オベルト』をミラノで初
演、この間に二人の幼子を病気で亡くし、翌1840年には妻も喪い失意の中、ミ
ラノ・スカラ座支配人メレルリの依頼で『ナブッコ』を作曲し成功を収める。

『リゴレット』(1851年)の大成功により、世界的オペラ作曲家としての名声を
高め、続いて『トロヴァトーレ』(1853年)『椿姫』(1853年)でその地位を確立。
1874年「レクイエ ム」を作曲後隠遁生活に入るが、1887年に『オテロ』、
1893年80歳で最後のオペラ『ファルスタッフ』を作曲。


この作品の本来の舞台はスエーデン、国王グスタフ3世(1746-1792)の暗殺事
件を元にしています。グスタフ3世は1771年即位後クーデターを起し議会を解
散、王権強化のため憲法改正等を行い絶対君主として君臨、さらに軍備も増加。
一方拷問を廃止し、言論の自由を成文化し法律化させ、病院や孤児院を建設し
国民には人気がありました。

在位前にはパリに滞在していて、フランスの華やかな宮廷文化に憧れ文化活動
にも力を注ぎます。1788年ロシアに戦争をしかけ貴族から反感を買い、1992年
ストックホルムのオペラ座での仮面舞踏会の夜、秘書のアンカルストレーム伯
爵(1762-1792)にピストルで射たれ、その場では一命は取り留めましたがその
後余病を併発し死亡。


グスタフ3世とアンカルストレーム伯爵夫人との間の恋愛物語はスクリーブの
戯曲での創作です。当時の舞台では王が政治的な理由で暗殺される話はご法度
ですから、暗殺の理由を愛憎劇に仕立てました。この戯曲に1833年オーベルが
同名のオペラを作曲しています。ヴェルディが1857年ナポリのサン・カルロ劇
場からオペラ作曲の依頼を受けた時、台本作家ソンマと協議の末この戯曲を取
り上げることに決め、2ヵ月半で作曲を終えました。

ところが1933年パリでは問題にならなかった内容に、当時ナポレオン3世の統
治下にあったナポリの検閲局が主権者の暗殺事件を舞台で演じることに難色を
示します。題名や登場人物、舞台を変えても、ちょうどパリでイタリア人革命
家がナポレオン3世の暗殺未遂事件を起こしたことで、一掃厳しくなりました。

検閲局の要求は舞台はヨーロッパ以外、時代は中世、相手の女性は人妻ではだ
め、舞台上での殺人シーンは禁止、仮面舞踏会ではなく仮面の着用しない普通
のパーティにすること。もちろんヴェルディもこんな要求は呑めませんでした。

劇場側はヴェルディに損害賠償を請求しましたが、代りに『シモン・ボッカネ
グラ』を上演することで折り合いをつけました。

その後ローマのアポロ劇場がこの作品の初演を強く望みローマでの初演が決定
しましたが、法皇庁の検閲でも上演許可がおりず、ソンマはスクリーブが書い
た、ボストンを舞台にした戯曲(1829年)を参考にまた台本を書き直し、舞台を
イギリスの植民地ボストンに、スエーデン王をボストン総督リッカルドに変え
てようやく初演を迎えることができました。

舞台や時代、登場人物が変わり、実際の殺人も政治的な対立から暗殺されるの
ではなく、妻と総督との不倫の誤解が招いた悲劇となることで、普遍的テーマ
となりました。最後には暗殺者達もリッカルドの死を讃え冥福を祈るという平
和的な結末です。


ここの劇場では珍しくイタリア原語公演でした。普段ドイツの地方劇場ではほ
とんどのオペラがドイツ語訳で上演されておりますが、以前にお伝えしたジョ
ルダーノの『アンドレア・シェニエ』のプレミエで、主役のアンドレア・シェ
ニエを歌うテノール歌手が急病になり、呼ばれた代役がシェニエだけイタリア
語で歌うというハプニングの後、この劇場でもオペラを原語で上演するべきだ
という論議が再び持ち上がった結果です。

劇場側も言葉の点には非常に気を使っていて、毎回開演(19:30)前に劇場の休
憩場であらすじ紹介時間(18:45-19:15)を設け、上演時にも舞台上部に電光掲
示板に文字が映し出されるようになっていました。ところがこの字幕(?)は歌
の内容を簡単に説明しているだけで、表示される3行の内容は1曲の間変わる
ことがありませんでした。

舞台は中央にプラットホームのように細長い小舞台が縦に置かれ、登場人物は
ほとんどその上で演じていました。一幕の総督官邸では中央に椅子がおかれリ
ッカルドはマントを羽織って謁見、他の重臣達は2列に並んだ金ボタンの軍服
姿とオリジナル時代(アメリカ植民地時代)に合わせてました。

ウルリカの家も同様の小舞台ですが黒い衣服の信者達が小舞台の奥で半円を描
き歌い踊る中赤い布が炎のように上部に吊り上げられていくシーンが印象的で
した。ウルリカ役は長い白髪のかつらをつけ、胴回りを強調したドレスで登場。
呪文のアリアは低音部が低くて難しそうでした。

二幕の死刑台の丘、幕が上がると観客が一瞬息を呑むほどの美しさ、暗い舞台
一面に雪が舞い、細長い小舞台が白い道のように奥に伸びています。中央に白
い薄布を頭から被ったアメリアが現れると、まるで雪の精のようでした。最初
のアリアとリッカルドとのデュエットは先日コンサートで聞いたばかりでした
が、演技を見ながら聞くとまた一段と感情移入でき、言葉の違いは問題外です。
上のドイツ語説明も必要ありませんでした。

三幕のアメリアが最後に子供に会わせてと懇願するアリア、床に倒れて搾り出
すようにして歌い始めるのですが、このソプラノは悲しみを表現するがすごく
上手いので、テノールのアリアにも良い曲があるのですが、このオペラで1番
の出来だと私は思います。仮面舞踏会のシーンは、招待客の衣装が華やかで女
性は傘のように広がったスカートのドレスにカツラとヴェルサイユ風、オスカ
ルは道化師、男性は黒いマントやウサギの耳をつけたりと動物の扮装もありま
した。


先日テレビで映画「誰がために鐘がなる」を見ていたら、ジプシー女がゲー
リー・クーパーの手相を見て口をつぐむシーンがありました。クーパーが何度
尋ねても女は「何もない」と答えてくれませんでしたが、見ているものには悪
い運命、すなわち死とすぐに判ります。

オペラでも同様です。リッカルドは無理に自分の運命を聞く必要なかったので
はないでしょうか。それともすごく鈍感が楽天家、もしくは占いを全く信用し
ていなかったから?それとも本当は悪い予感がしていたけどウルリカに否定し
て欲しかったのでしょうか。

恐らくウルリカの占いを信じていなかったからでしょう。最初に握手した相手
が腹心の部下レナートで、彼に殺される筈がないと高をくくっていたから、仮
面舞踏会でもレナートのことは頭に浮かばなかったようです。

これがワーグナーだと、随所にウルリカや死のテーマが出てきてフィナーレに
向けて緊張感が高まっていくのでしょうが、ヴェルディの場合は悲劇の中にも
道化劇が入り、適度に緊張感を抜き、また新たな緊張を作っていきます。

総督を讃える合唱の裏で囁かれる陰謀、舞踏会の華やかなシーンとダンスの軽
やかなメロディに観客が目を奪われている間にも、少しづつ近づく暗殺者と明
暗の表現が絶妙です。

最近何かの雑誌で読んだのですが「上手い話し手は聴衆を前後に動かす」これ
は聴衆の興味を持たせる話題を出して、聴衆が話をよく聞こうと身を前に乗り
出す、その後話しを軽い内容にして聴衆の緊張を解き、聴衆が安堵して後ろの
椅子の背もたれに身を委ねるということを繰り返すからだそうです。このよう
に聴衆が身体を前後に動かすことで、適度な疲労感が生まれ話を聞いた満足度
も上がるというような内容でした。

ヴェルデイのオペラにもこの法則が当てはまるような気がします。劇場で暗い
内容の演劇を観た後は、足取りも重く疲労感はあっても満足感が得られません
が、この作品を観た後はすごく楽しくビールも美味しく感じました。


話は変わりますが、グスタフ3世時代にスエーデンの貴族、ハンス・アクセ
ル・フォン・フェルセン伯爵(1755-1810)がいます。「ベルサイユのばら」で
フランス革命を学んだ世代にはよく馴染みのある名前だと思います。

グスタフ3世にはフェルセン伯爵がフランス王妃マリー・アントワネットと親
密になることで、王妃を旨く操り自国に利益をもたらそうという思惑があった
ようです。フランス革命時にもフェルセン伯爵に命じ国王一家の亡命の手引き
を計画実行しますが、全て失敗に終わりました。

歴史に「もしも」は禁物ですが、もしグスタフ3世が暗殺されずに、フェルゼ
ン伯爵がフランス王一家の亡命に成功していたら、今でもヨーロッパのどこか
で王政制度が続いていたかもしれませんね。


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  最近の新聞記事より 
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<ブサンゾン国際指揮者コンクール>〜9月30日、プサンゾン発

18歳のフランス人Lionel Bringuierが今年で49回目を迎える若い指揮者のため
のコンクールで優勝した。226名の参加者から26名が9月18日〜23日に開催さ
れた最終選考会に進んだ。審査員はLawrence Foster(USA)、Peter Csaba(ハン
ガリー/フランス)、 Philippe Fenelon(フランス)、Ernest Fleischmann(USA)、
Paul Hughes(イギリス)、Elena Siltanen(フィンランド)、Luis Pereira 
Leal(ポルトガル)。またLionel Bringuierは観客から選ばれる≪Prix du 
Public≫にも選ばれた。

12.000ユーロの賞金以外にも多数の演奏会が開催される。Lionel Bringuierは
今コンクール最年少優勝者。前回のフランス人優勝者が1981年のPhilippe 
Cambreling。このコンクール優勝者から下記のような有名指揮者が生まれてい
る。Alexander Gibson, Sergiu Comissiona, Gerd Albrecht, Seiji Ozawa, 
Michel Plasson, Zdenek Macal, Jiri Kout, Jesus Lopez Cobos, Hubert 
Soudant, Sylvain Cambreling, Yutaka Sado.


<第2回ルビンシュタイン・ピアノ・コンクールに60名の参加者>〜10月10日
ドレスデン発

現在ドレスデンのゼンパー歌劇場では『第2回ルビンシュタイン国際ピアノ・
コンクール』が開催されている。2003年に成立した今大会に、予選を勝ち抜い
てきた世界17カ国から60名の若いピアニスト達が参加している。コンクールの
優勝者には賞金4.000ユーロと30.000ユーロ相当のグランド・ピアノが贈られ
る。


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  最近の話題のプレミエ
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ベルリン ウンターデン・リンデン歌劇場

  『運命の力』ヴェルディ    9月24日(土)
   指揮:Michael Gielen    演出:Stefan Herheim

http://www.staatsoper-berlin.org/


ベルリン ドイツェ・オ−パー

  『妖精ヴィッリ』プッチーニ  10月12日(水)
   指揮:Renato Palumbo    演出:Hellwart Matthiesen

http://www.deutscheoperberlin.de/


フランクフルト  

  『仮面舞踏会』ヴェルディ   10月2日(日)
   指揮:Paolo Carignani    演出:Claus Guth

http://www.oper-frankfurt.com/


ハノーファー  

  『トゥーランドット』プッチーニ  10月2日(日)   
   指揮:Shao Chia Lu           演出:Thomas Bischoff

http://www.staatstheater-hannover.de/


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  ドイツ国内の歌劇場、プレミエ紹介 (雑誌「Opernwelt」参照)
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69 ザールブリュッケン  Saarbrueken

http://www.theater-saarbruecken.de/

※『ドン・カルロ』ヴェルディ:9月24日
※『マハゴニー市の興亡』ワイル:11月12日
※『ボエーム』プッチーニ:12月25日
※『エレクトラ』R.シュトラウス:2006年2月25日
※『ドン・ジョヴァンニ』モーツァルト:4月22日


【 おわりに 】  

最近ドイツの連続テレビドラマ『公爵と娘』にはまっています。内容は70歳以
上の公爵が50歳も年が若い一般家庭出身の娘に恋し結婚、ところがこの結婚を
快く思っていない公爵の妹が様々な手段を使って、その娘と産まれたばかりの
跡取り息子の邪魔をする。その娘の方にも実は複雑な出生の秘密が・・

内容的にはよくあるお話ですが、私が注目しているのは登場人物、特に女性の
ファッションと豪華なインテリア類です。お城の内部には骨董品がふんだんに
飾られていますが、その中にモダンな家具やプラズマ・テレビなどが少しも違
和感なく置かれているところなどをチェックしています。

執事やコック長との会話など、今の世の中では無縁の世界と思えますが、ドイ
ツでは現在でも貴族の名称が残っており、貴族同士の結婚が新聞の記事になる
ほどです。もちろん他の国の王族ほど大袈裟ではありませんが。この町にも公
爵が住んでいるお城があり、劇場も元々は公爵家が建てたものですから、劇場
での記念行事には必ず「プリンス」と呼ばれる王子(もう40歳過ぎだと思いま
すが)が出席しています。

私の友人がこのプリンスの奥さんから電話を貰い家へ呼ばれたそうです。広大
な庭に大きな家、どう呼び鈴押そうかと悩んだ末呼び鈴を押し、出てきた女性
に挨拶したら、奥へ案内されて豪華な調度品が並んでいる部屋へ通されました。
とても感じの良い奥さんから4歳の息子の子守りが出来ないかと打診されたそ
うですが、休暇旅行にも同行して欲しいと言われ、他の仕事も掛け持っている
友人は後ろ髪を引かれる思いで断ったそうです。

友人はとても興奮して「他に使用人が5人もいて、料理や掃除担当が分かれて
いるの。私は4歳の子の面倒を見るだけで他に何もしなくていいって言われた
けど、泊りの仕事はできないし、すごく残念だけど断ったわ」と話してました。

このプリンス家には確か子供が4〜5人いて、他の友人の娘がプリンスの息子
と小学校で同じクラスだと数年前に聞いたことがあります。その息子の誕生
パーティにクラス全員が招待され、山の中の「狩りの家」で子豚の丸焼きをご
馳走になったと聞きました。

友人の娘にもプリンセスになる可能性が少しはありそうですね。テレビドラマ
の夢物語が妙に現実味をおび、ますます画面から目が離せなくなってきました。

 

それでは、またこのメールでお会いできますように。
次回も  オペラの予定です。


   このメールに関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

   アドレスはこちら matsuno_marina@hotmail.com
   タイトルは    「仮面」でお願いします。


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編集・発行 / 松野マリナ  matsuno_marina@hotmail.com
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