社会・社会学

暦のツボ

「○○の日」って、誰がどうやって決めたの?「旬の魚」って、どんな魚なの?生活や食、歴史の視点から、暦や記念日に関する疑問を一歩踏み込んでズバッと解決!年中行事の由来や背景も、民俗学的にサラッと解説!さぁ、暦の「謎学」を楽しもう。

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KOYOMI_Tsubo[Jan-1] 2010 今年もモー終わり

2009/12/31


        「寒すぎる」という皆様の声に逆らって、
     今年も言わせてもらいます、大晦日恒例のオヤジギャグ。

          明日からスタートする2010年の寅年、
        皆様がタイガードラマの龍馬のように颯爽と、
       新しい目標にトラいして、見事成功シマすように。
        
            それでは皆さん、よいお年を。
          (駄洒落もタイガーいにしろの声多数)

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■この日の由来  2010年  1月 1日〜 1月10日分      January / 睦月
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1日(金) 先負 八白 [旧暦十一月十七日・望]

  【元日】
   「新しい希望と決意とを持って新しい年の始めを祝う日」とする国民の
   祝日のひとつ。最も大切な年中行事であるお正月は、元日に門松で年神
   様を迎え、井戸から若水を汲んで供え、雑煮やお節料理を食べて祝う。

  【少年法施行の日】
   1948年(昭和23年)のこの日、20歳未満の少年の健全な育成を目的として
   少年院法とともに施行された。

  【神戸港記念日】
   1868年(明治1年)1月1日、神戸港が外国船の停泊地として開港したこと
   を記念して。神戸港は古くは「大輪田の泊」と呼ばれる。

  【鉄腕アトムの日】
   1963年(昭和38年)にフジテレビではじめての国産アニメとして「鉄腕ア
   トム」が放映開始された。ちなみにアトムの誕生日は2003年(平成15年)
   4月7日。

  【太陽暦施行の日】
   太政官布告により、従来の太陰太陽暦を廃し、太陽暦を採用すると公布
   された。太陽暦が採用され、明治5年12月3日が明治6年1月1日となる。


2日(土) 仏滅 七赤 [旧暦十一月十八日]

  【初夢の日】
   1月2日の夜から3日の朝にかけての夢を初夢とすることで生まれた日。
   初夢に見ると縁起がよいといわれるのは「一富士、二鷹、三なすび」。

  【初荷】
   この日に多くの職業で年が明けてから初めての仕事が行われるが、荷物
   を運ぶことの多い商店ではこの荷物のことを初荷と呼ぶ。

  【月ロケットの日】
   1959年(昭和34年)の今日、旧ソ連の打ち上げた月ロケット「ルナ1号」が、
   月付近を通過後、太陽の周囲を公転する史上初の人工惑星となった。

  【皇居新年一般参賀】
   天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下らが、おおむね7回、皇居・長和殿
   のベランダにお出ましになる。

  【筆始祭(ふではじめさい)】
   書道の神でもある菅原道真を祭神とする京都・北野天満宮にて行われる
   祭礼。子供達が書いた書初が奉納される。


3日(日) 大安 六白 [旧暦十一月十九日]

  【ジョン万次郎帰国の日】
   1851年のこの日、ジョン万次郎こと中濱万次郎がアメリカ船に送られ、
   琉球国の摩文仁(まぶに)間切小渡浜に上陸、日本へ帰国を果たした。
   万次郎は1841年の14歳の時に出漁して嵐に遭い、太平洋の無人島・鳥島
   に漂着。その後、アメリカの捕鯨船に救われ、本人の意思でアメリカへ
   渡った。坂本龍馬の世界観にも影響を与えたといわれている。

  【かけおちの日】
   1938年(昭和13年)に女優の岡田嘉子と杉本良吉が、樺太国境を越えてソ
   連へ亡命したことによる。 

  【ひとみの日】
   ひとみをいつまでも美しくという意味で、「1」「3」を「ひ」と「み」
   と語呂合わせした。


4日(月) 赤口 五黄 [旧暦十一月二十日]

  【石の日】
   お地蔵様、狛犬、墓石など、この日に願いをかけた石ものに触れると願
   いがかなうということで、「1(い)4(し)」と語呂合わせした。

  【官庁御用始め】
   1873年(明治6年)の太政官日誌で、官庁の公休日を1月1日〜3日、6月28
   日〜30日、12月29日〜31日と決めたことからこう呼ばれた。


5日(火) 先勝 四緑 [旧暦十一月二十一日]

  【小寒】
   24節気のひとつ。寒の入りにあたり、冬至と大寒の中間。これから大寒
   に向かい、寒さが厳しくなっていく。天文学的には太陽の黄経が285度
   の点を通過する日。

  【いちごの日】
   いちごの日は、15歳という高校受験を間近にした世代を応援するために
   設けられた。1月15日も同じく「いちごの日」と呼ばれるが、これは、
   全国いちご消費拡大協議会が制定したもので、文字通り「苺(いちご)」
   の日。

  【囲碁の日】
   日本棋院(きいん)が囲碁の普及を進めるために提唱。「1(い)5(ご)」の
   語呂合わせから。


6日(水) 友引 三碧 [旧暦十一月二十二日]

  【色の日】
   カラーコーディネーターなど、色彩に関する職業の人たちの記念日で
   「1(い)6(ろ)」の語呂合わせにより制定。

  【ケーキの日】
   1879年(明治12年)に上野の風月堂が日本初のケーキの宣伝をしたことに
   よる。

  【消防出初】
   1659年1月4日に旗本率いる定火消(じょうびけし)が上野東照宮前で一年
   の働きを誓ったのが始まり。消防の出初め式がこの日に慣例になったの
   は1953年(昭和28年)から。

  【良寛忌】
   江戸後期の曹洞宗僧で、歌人・能書家でもある良寛の命日。享年74。
   天衣無縫な万葉風の和歌は高く評価されている。生涯寺を持たず、晩年
   は托鉢して回ったり、子供らと遊んだり、農民と酒を飲んだりと、無欲
   で自由な生き方を貫いた。

  【ホリー・スリー・キングス・デー】
   幼いイエスのもとに、東から贈り物を持った3人の王(東方の三博士)が
   訪れたことを祝う日。ヨーロッパ地域ではこの日がクリスマスの幕切れ
   であり、ツリーのオーナメントなどが外される。


7日(木) 先負 二黒 [旧暦十一月二十三日]

  【七草】
   セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ(オオバ
   コ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)が春の七草。この日の朝、七
   草を入れたおかゆを食べると健康に過ごせるといわれる。

  【千円札の日】
   1950年(昭和25年)に初めて聖徳太子の肖像画入り千円札が発行された。

  【つめ切りの日】
   新年になって初めて爪を切る日は、昔から七草爪といってこの日に決ま
   っていた。草を浸したお湯に爪をつけて柔らかくしてから切ると、その
   年は風邪をひかないといわれた。

  【鷽替(うそかえ)】
   福岡・大宰府天満宮の神事。人々が広場で手にした鷽を交換しあう。


8日(金) 仏滅 一白 [旧暦十一月二十四日]

  【「平成」元号施行の日】
   昭和天皇の崩御により1989年に元号が「平成」になった。

  【外国郵便の日】
   1873年(明治6年)に結ばれた日米郵便交換条約により、1875年(明治8年)
   に外国郵便を取り扱いが横浜郵便局ではじめられた。

  【勝負事の日】
   「1」「8」を「イチ」か「バチ」かと語呂合わせして制定された。


9日(土) 大安 九紫 [旧暦十一月二十五日]

  【とんちの日】
   「1(いっ)9(きゅう)」=「一休」の語呂合わせで制定。

  【風邪の日】
   1777年の春場所から63連勝(4年間)の記録を樹立、230回中、負けが11回
   という第4代横綱、谷風梶之介(たにかぜ かじのすけ)が、1795年当時流
   行したインフルエンザにかかり、現役中にこの世を去った。

  【かるた名人位・クイーン位決定戦開催】
   滋賀県大津市の近江神宮にて、かるた第56期名人位と第54期クイーン位
   の決定戦が開催される。翌日には古式ゆかしい「かるた開きの儀」が執
   り行われ、その後「第59回高松宮賜杯全国かるた大会」が開催される。


10日(日) 赤口 八白 [旧暦十一月二十六日]

  【明太子の日】
   1949年(昭和24年)のこの日、食品会社ふくやの創業者である川原俊夫、
   千鶴子夫妻が「明太子」をはじめて店頭に並べた。福岡名産「明太子」
   の誕生の瞬間である。

  【110番の日】
   1985年(昭和60年)12月に警察庁が制定した日で、翌年の1986年(昭和61
   年)より実施している。110番通報の大切さとその適切な利用をアピール
   する日で、110番を日付にすると1月10日になることからこの日に。


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■今月のキーワード                                            【1月】
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【自然】   小寒・大寒、 霜くずれ、みぞれ、 異常乾燥、冬型気圧配置、
           北西の風、つらら、雪雲、寒気、初富士、初日の出、初鳩、
      初東雲、初凪

【暮らし】 年始の挨拶、年賀状書き、整理、新年会、お正月の後始末、防火
           対策、年計、仕事始め、鏡開き、晴着の手入れ、年玉、能初、
      初荷、獅子舞、初伊勢、十日戎、歌留多、双六、福笑い、独楽、
      寝正月、福引、初市


※10日配信分では【健康】【花】【園芸】を、20日配信分では【季語】【誕
  生石】【誕生花】を、月末配信分では【自然】【暮らし】をお届けしてい
  ます。


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■今月の旬                                                【1月の魚】
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【蜆(しじみ)】
 寒さが一段と厳しさを増すこの頃に食べ頃になるのがシジミ。シジミの旬は
 冬と夏だが、寒シジミは1月が美味。小粒より大粒を選び、口が閉じている
 のが鮮度がよい。シジミは黄疸を直す薬効があるといわれ、味噌汁の具にす
 ると旨みやエキスが出ておいしい。必須アミノ酸、カルシウム、ビタミンB
 2、B12も豊富で肝臓、貧血に効果がある。

【鮟鱇(あんこう)】
 旬は冬から早春。味はフグに比較される。からだが柔らかくぬめぬめしてい
 るので、アンコウの口の骨にカギをかけて、つるし切りする。野菜や豆腐と
 一緒に割り下で煮込んだアンコウ鍋がおいしい。身ばかりか皮や内臓もあま
 すところなく食べ、特に肝臓(トモ)、胃袋(水袋)、卵巣(ヌノ)、ほお骨(柳
 肉)、エラ、ヒレ、皮は、アンコウの「七つ道具」といわれ、珍味としても
 てはやされている。

【金目鯛(きんめだい)】
 タイと名が付いているが、タイ科の魚ではない。旬は冬だが、6月頃も脂が
 のっており、その刺し身はプリプリした歯ごたえと脂の甘さがあっておいし
 い。煮魚の場合は、目玉の回りのトロリとしたところまで食べるのがよい。
 頭とヒレの付け根の肉は歯ごたえもあり美味。

【鮒(ふな)】
 小鮒は、甘露煮や昆布巻きに利用される。大きな活魚は洗いや辛子味噌和え
 に、特に寒鮒が美味。

【眼抜(めぬけ)】
 赤魚鯛の一種で、両者を混同して売っていることも多い。濃いめの味で煮付
 け、空揚げ、粕漬けなどに向く。脂肪が多いので、鍋物や汁物にする時は湯
 通しするのがコツ。

【牡蠣(かき)】
 流通しているカキは、養殖物が主流とはいえ、やはり冬場がおいしい。カキ
 の旨さは、二枚貝の中でも脂質、グリコーゲンを多く含むためである。グリ
 コーゲンは、肝臓の働きを助ける効果がある。また、銅や鉄などの無機成分
 や脂溶性、水溶性のビタミンを多く含み、貧血にも効果がある。

【鰤(ぶり)】
 天然物は冬が旬。現在では天然物をブリと呼び、養殖物をハマチと呼んで区
 別することが多い。脂ののった寒ブリはおいしく、刺し身、塩焼き、照り焼
 きなどにする。

【楚蟹(ずわいがに)】
 山陰地方では松葉ガニ、福井では越前ガニと産地によって呼び名が変わる。
 メスはオスに比べ小さい。特に卵を抱いているものは珍重され、未成熟卵の
 内子(うちこ)を持っているものは市場価値が高い。オスは足の肉は多く、し
 かも甘くコクがあるので、グルメにとってはカニの王様といわれる。


※10日配信分では「旬の野菜」を、20日配信分では「旬の果物」を、月末配
 信分では「旬の魚」をお届けしています。


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■こよみこらむ
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 来月7日の午後7時から、学問の神様である菅原道真公を祀り、多くの受験
 生が合格祈願で訪れる福岡県の大宰府天満宮で「鷽替(うそかえ)」神事が
 行われます。「鷽替」の「鷽」とは、130円切手にもデザインされている実
 在する鳥のこと。その漢字が「学」の字に似ていることなどから、天神様
 のお使いの鳥といわれているそうです。

 鷽替の当日限定には、この鷽を模した木彫り人形「木鷽」が授与されます。
 そして、その木鷽をお互いに取り替えることで、1年間ついてきた嘘を清算
 し、新しい気持ちで新年を過ごそうと祈願するんです。※

 この木鷽の取り替え方が、ちょっと変わっているんです。木鷽を授与され
 た人たちが境内の注連縄で囲った広場に集まって、夜の闇の中で「替えま
 しょう、替えましょう」と呼び合いながら、木鷽をお互いに交換していく
 んです。なんかクリスマスのプレゼント交換会みたい。

 しかしこの神事、プレゼント交換会というより、宝くじ的なイベントなん
 です。というのも、交換する木鷽には当たりが6体混ざっていて、それを
 手にすると純金製の「金鷽」がもらえるんです。年末ジャンボ宝くじで涙
 を呑んだ皆様、確率的には宝くじより遥かに高確率な上、1年の幸運も授
 かれるこのイベントに参加してみては?(笑)

 ※前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、新年は吉となることを祈願する
  行事とする神社もあります。

 ・・・ということで、今号が2009年最後の『暦のツボ』となります。
 今年一年間、『暦のツボ』をご購読して下さり、本当にありがとうござい
 ました。
 明日からの2010年も、ヨロシクお願い致します m(_ _)m

                 (暦.com 酒井 ☆ tsubo@koyomi.com)

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