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週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.636(2011/11/26)

2011/11/26

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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* 
  *■□■■□□■☆彡*           第636号* 
  *■■■■■■■■■*2011/11/26      * 
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。 
==【もくじ】======================================================== 
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第636号 
  ■映画インプレッション『アントキノイノチ』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム (Vol.302)
  ■「エンジンのかからない映画レビュー」第86回
  ■石男的衛星電影案内(Vol.567) 
  ■編集後記 
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『アントキノイノチ』
  監督:瀬々敬久 主演:岡田将生、榮倉奈々
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  ☆さだまさしの同名小説を「ヘヴンズ ストーリー」の瀬々敬久監督
  が映画化しました。遺品整理業という仕事を通して、もがき苦しみな
  がらも成長する若者の姿を描く感動作です。

  高校時代に親友を“殺した”ことがきっかけで、心を閉ざしてしまっ
  た永島杏平は、父の紹介で遺品整理業“クーパーズ”で働くことにな
  る。先輩社員・佐相、久保田ゆきとともに現場に向かった杏平。死後
  1ヶ月経って遺体が発見されたその部屋では、ベッドは体液で汚れ、
  虫がチリのように部屋中に散乱していた。最初は誰もが怖気づくとい
  う現場に杏平は黙って向き合うが、ゆきに遺品整理のやり方を教わっ
  ている最中、彼女の手首にリストカットの跡を見つける…。

  遺品整理業という特殊な仕事を通して「命」の重さ、人と人が繋がる
  尊さを描いた本作は、『おくりびと』に通じる人間の「死」と「命」
  を考えさせられる作品です。孤独死をリアルに描いていて、美術スタ
  ッフの非常に細かな作り込みは秀逸です。

  主人公、杏平は、吃音がある事から、学校でイジメを受けており、見
  て見ぬふりをする周囲の友達や先生への憤りから怒りが爆発するシー
  ンはとても共感出来ました。彼を演じた岡田将生がとてもナイーブで
  純粋な演技でこの役に合っていまし、見事な演技でした。

  さだまさしの原作とは設定もラストも違うので、賛否両論ありますが
  『余命1ヶ月の花嫁』みたいなお涙頂戴演出ではなく、声高にセリフで
  説明して泣かせるような演出はせずに淡々と描いていました。その中
  でも物語のクライマックスではないのですが、初老の男・柄本明が妻
  が大事に残していた留守番電話のテープを聞くシーンは、同じような
  経験があって涙が止まりませんでした。

  個人的にこの作品に他人事とは思えないのが、昨年、知人がまさに孤
  独死(脳梗塞で突然死して数週間後に発見)ということがありまして
  私も独り暮らしということもあって、もし自分が死んだらこの部屋の
  ガラクタは全部「ご不用品」として捨てられて、周りの人に迷惑が掛
  るんだろうなと、自分の死後をリアルに想像してしまいました。

  宣伝文句のように誰でも泣ける感動作ではなく、誰もが「死」を感じ
  「命」の尊さを考えさせる、心に残る佳作でした。
  
  公式サイト http://www.antoki.jp/index.html

  STONEMAN推薦度★★★☆ 部屋を片付けたくなる度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)

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『アントキノイノチ』原作本(さだ まさし著)幻冬舎文庫
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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.302)
  『ゴーストライター』
  監督;ロマン・ポランスキー  主演;ユワン・マクレガー
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  ☆アメリカ合衆国統領ラング(ピアース・ブスナン)の自叙伝を執筆
  中のライターが不慮の事故で亡くなった。その後任者としてようやく
  その仕事を得た英国人(E・マグレガー)は、大統領の海辺の別荘へ
  と向かった。執筆の材料を探し求め取材をしていくうちに、大統領と
  その妻ルース(オリヴィア・ウィリアムズ)の不和や、彼が戦犯者で
  あるかもしれないこと、また彼の過去に隠された秘密が徐々に明かさ
  れていき・・・。

  往年のポーランド人の監督R・ポランスキーが繊細につづったヒッチ
  コック・テイストのサスペンス。80歳にちかくなりながらも、力強
  い製作意欲と、製作自体を楽しんでいる感じが否めない。多くの力作
  「ローズマリーの赤ちゃん」「テス」「赤い航路」「戦場のピアニス
  ト」などを生み出してきたものの、1977年に起こした事件(アン
  ジェリカ・ヒューストン宅での13歳モデルをレイプしたとして。)
  によりずっとアメリカで暮らす(逃亡したまま)ことになったシチュ
  エーションが、この作中のラングの状況と重なる。

  それで、ポランスキーがこのロバート・ハリスのベストセラー「ゴー
  ストライター」を選択したのかもしれない。脚本の面白さに、主人公
  のゴーストライターにはまったく名前を名乗らせず、大統領への自己
  紹介のときにでさえも「私はあなたのゴーストです。」という台詞は
  印象深い。そして、そのゴーストライターが取材を重ねていき、何か
  を探り当て始めたとき、前任のライターの車のナビの過去の記録に連
  れられ、とある人物の家にたどり着くのだが、この様子もまさに
  “ゴースト”の絡むような出来事でうまくストーリーが構築されている。

  ポランスキー監督にすれば、大作というほどの作品ではないにせよ、
  繊細な人物描写や起こりつつある出来事の流れを描く神妙な様はポラ
  ンスキーならではのスタイル。ポランスキーらしく一辺倒にダークな
  イメージで雨が多く、イギリスからアメリカへ、そしてまたイギリス
  へと移りつつも、ブラックでコミカルなラストシーンには見事さを
  痛感する。

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『ゴーストライター』原作本(ロバート・ハリス著)
 http://goo.gl/UOokT(←amazonでチェック!)

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■「エンジンのかからない映画レビュー」第86回byかからないエンジン
  http://mentaiazi.blog115.fc2.com/

 『実録 ブルース・リーの死』(1975年 香港)
 監督:ロー・マ 主演:ベティ・ティンペイ
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  ☆作品紹介・・・若くして亡くなった伝説的大スターブルース・リー。
  その死の現場にいたただ一人の女、ベティ・ティンペイ。彼女の口から
  語られる、二人の愛の日々。
    
  ブルース・リーの愛人とされているベティ・ティンペイが原案を出し、
  自ら主演を務めた実録ロマンポルノアクション。『友は風の彼方に』の
  ダニー・リーがブルース・リーを熱演。
    
  「ブルース・リーの愛人(とされている)が自分とリーの愛の生活を映
  画にした」もうこの経緯だけでも何だか凄まじいものがあるのですが、
  映画の内容自体もそれはそれは凄まじい。100分以上がベティ・ティ
  ンペイとダニー・リー(ブルース・リーのつもり)のベッドシーン。事
  あるごとに二人がベッドの上でナニし続ける。なんじゃこりゃ。

  ダニー・リー扮するブルース・リーがこれまた酷い。マリファナやりま
  くり、酒飲みまくり。女(主にベティ)とやりまくり、挙句の果てに怪
  鳥音は「プチャー!」「プチャプチャー!」。おまけに劇中で再現され
  る『ドラゴン怒りの鉄拳』は間違え過ぎで全く再現になってない。道場
  主が夜店の金魚すくい屋にしか見えないぞ!

  映画に映るものの8割以上がツッコミ所のトンデモ映画なのですが、ま
  あ、人によっては面白いのではないかと思います。
  
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『実録ブルース・リーの死』 [DVD]
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■石男的衛星電影案内(Vol.567) 11/26〜12/2 by.STONEMAN 
    
  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 
  <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 
  11月29日(火)22:00 
  『地獄門 デジタル・リマスター版』('53 日本) 
  監)衣笠貞之助 主)長谷川一夫、京マチ子
  ※平清盛全盛のころ、反清盛派によって起こされた乱を背景に、人妻
   への恋に身をやく若武者の激情を描く。日本初のイーストマン・カ
   ラー作品で、和田三造画伯の色彩指導のもと絢爛たる映像美の平安
   絵巻が展開される。アカデミー特別賞(最優秀外国語映画賞)、衣
   装デザイン賞およびカンヌ映画祭グランプリを受賞し、国際的に評
   価された豪華時代劇ロマンをデジタル・リマスターした美しい映像
   ・音声で放送。

  <WOWOWシネマ> デジタルBS-5(191)ch 
  11月27日(日)21:00 
  『ヘヴンズ ストーリー』('10 日本)
  監)瀬々敬久 主)寉岡萌希
  ※突然、愛する人の命を不条理な形で奪われてしまった幼い娘や若い
   夫のその後の人生の軌跡が、複雑に交錯し、衝突し合いながら、多
   面的な人間模様を紡ぎ出していく様子を、瀬々監督が、全9章、4時
   間38分もの異例の長さをかけてスリリングに描写。その苦悩の果て
   に彼らが辿り着く善悪の彼岸を、鮮烈なタッチで見事に描き切り、
   第61回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞をはじめ、国内外で数
   多くの映画賞に輝き、絶賛を浴びた。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 633ch 
  11月29日(火)22:50ほか 
  『夕凪の街 桜の国』('07 日本) 
  監)佐々部清 主)中麗奈 麻生久美子
  ※原爆をテーマに、過去と現代に生きる2人の女性の人生を描く。生
   きることの喜びや平和への願いが静かに胸に染み入る感動作。原爆
   投下から13年後。広島で母親と暮らす皆実は、被爆した心の傷や生
   き残った罪悪感に苦しんでいた。それから半世紀後。現代の東京に
   暮らす七波は、家族に内緒で出かける父親の後をつけて広島へ行き、
   伯母・皆実の残した想いや家族のルーツを見つめ直すことに…。

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『夕凪の街 桜の国』 [DVD] 
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■編集後記 
  ☆昨日から広島のクレドホールにて「ダマー映画祭」が開催されてい
  ます。短編映画のコンペティションと招待作品の上映や映画について
  学ぶことが出来るプロの方が講師のワークショップなど面白いプログ
  ラムで映画三昧の3日間です。お近くの方は是非お越しください。
  http://www.damah.jp/home.html
  
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STONEMANオススメ曲
 ミドリカワ書房NEWアルバム『愛にのぼせろ』
 http://amzn.to/qpLCzm

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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.636(2011/11/26) 
■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com 
■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) 
■問合せ先(ご意見ご感想も)> mailmaga#ulc-stone.com(#を@に変えて下さい) 
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