北海道・東北

下北・神奈川いきいきサイクル

電力大量消費地の神奈川から、核のゴミ捨て場にされようとしている下北半島の現状と核燃料サイクルの虚構や危険性を訴え、再生可能エネルギによる地球にやさしい暮らしを提案します。

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下北・神奈川いきいきサイクル第111号

2012/05/12

**放射能汚染がれきの広域処理はやめよう!**

岩手県と宮城県の震災瓦礫を広域で受け入れて処理を進めることについては、「被災地の復興支援」のためにと、マスコミの論調も推進支持が圧倒的です。

だけど、はるか沖縄まで運んで処理しようとか、愛知県は中部電力の敷地にこれから処理施設を建設して受け入れようとか、なんか変じゃないですか。

地震で地盤が沈下し、防潮堤や港などを作り直さないといけない三陸沿岸の自治体にとっては、瓦礫といえど使い道はあるんです。

「使いたいように使えない」と地元を縛っている法律や制度を見直さないで、単純に阪神淡路と同様に2年以内に瓦礫を全量処理しよう、そのためには全国の力が必要だという枠組みが間違っています。

そして、阪神淡路との大きな違いは、岩手や宮城の瓦礫といえど放射能汚染と無縁ではないということです。

復興国債の予算は、本当に地元の復興のために使ってほしいです。

札幌市長がとても分かりやすく、明快な見解を公表しています。

http://www.city.sapporo.jp/kinkyu/20120323mayor.html
http://www.city.sapporo.jp/seiso/saigaihaikibutu.html

以下、プルトニウムフリーコミニケーション神奈川のニュースレター「さよなら原発! さよなら空母!」(創刊号、2012年4月27日発行)に掲載した記事を転載してご紹介します。

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―上田札幌市長は「安全の確証が得られない」と震災がれきの受入れを拒否    
 
環境省が協力する形で、3月9日、東京都内において、首長有志による「みんなの力でがれき処理プロジェクト」の発起人会が開催され、岩手・宮城の震災がれき広域処理キャンペーンが強化されました。プロジェクトには5県12市町村の首長が発起人として参加し、神奈川県は、黒岩神奈川県知事、林横浜市長、阿部川崎市長、加山相模原市長の4氏が名前を連ねています。(環境省のホームページに載っています)

3月18日夕方には、川崎駅前でキャンペーンイベントが開催され、環境省職員が何十人も動員されて、ちらし配り、通行人の整理、広域処理に反対する市民への対応などにあたっていました。イベント会社にも相当な費用を支払ったことでしょう。

札幌市には3月16日付で、野田佳彦総理と細野豪志環境大臣から「東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する特別措置法第6条第1項に基づく広域的な協力の要請について」という要請書が届きました。全国の多くの首長が「被災地を助けないのか」という人情論に流され、受入れれば処理費用を収入として見込めるというそろばん勘定に走る中で、上田文雄札幌市長は、3月23日、「東日本大震災で発生したがれきの受入れについて」市の見解を公式ホームページに掲載しました。
長文なので、ここでは一部をご紹介します(下段)。

そして、4月4日、政府に対して正式に「現在、国から示されている基準や指針では、放射性物質に汚染された災害廃棄物の処理体制として、安全の確証が得られる状況にはないと考えており、現時点で安全性が明確にされていない災害廃棄物を受け入れることはできません。」と回答しました。
神奈川県知事、横浜、川崎、相模原の3市長をはじめ全国の首長に見習ってほしいものです。

***札幌市の見解***

東日本大震災により発生したがれきの受入れについて

(前略)『放射性廃棄物は、基本的には拡散させない』ことが原則というべきで、不幸にして汚染された場合には、なるべくその近くに抑え込み、国の責任において、市民の生活環境に放射性物質が漏れ出ないよう、集中的かつ長期間の管理を継続することが必要であると私は考えています。非常時であっても、国民の健康と生活環境そして日本の未来を守り、国内外からの信頼を得るためには、その基本を守ることが重要だと思います。
(中略)
札幌市の各清掃工場では、一般ごみ焼却後の灰からの放射性物質の濃度は、不検出あるいは1キログラム当たり13〜18ベクレルという極めて低い数値しか出ておりません。私たちの住む北海道は日本有数の食糧庫であり、これから先も日本中に安全でおいしい食糧を供給し続けていかなくてはなりません。そしてそれが私たち道民にできる最大の貢献であり支援でもあると考えます。
(中略)
私自身が不安を払拭できないでいるこの問題について、市民に受入れをお願いすることはできません。
 市民にとって「絶対に安全」であることが担保されるまで、引き続き慎重に検討していきたいと思っています。
2012年3月23日
札幌市長 上田文雄

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【お知らせ】

◎もう原発は動かさない!発信する女たち 6.2集会

 日時:6月2日(土)開場13時
 開会:13時30分 閉会:16時
 場所:日本教育会館(地下鉄神保町駅徒歩3分)
 プログラム
  お話「脱原発と福島の現状」満田夏花さん(国際環境NGO FoE Japan)
 発信する女たちパート1
  田中優子さん(法政大学教授)
  神田香織さん(講談師) 
  渡辺一枝さん(作家)
  坂田雅子さん(映画監督) 
  上野千鶴子さん(NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)
 発信する女たちパート2
  コーディネーター:古今亭菊千代さん(落語家)
  若い世代から「福島に生きる選択・福島を離れる選択」
 参加費:1,000円


◎福島ぽかぽかプロジェクトに、ご支援を!

 「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」にみなさまの暖かいご支援を頂き、誠にありがとうございました。おかげさまで、第1期は3月末で無事終了いたしました。プロジェクトは、3月末日までに、延べ335家族、1,640人にご利用頂きました。ほぼ毎週末、ぽかぽかイベントも開催され、子どもたちや親御さん、おじいちゃんやおばあちゃんも、温泉とイベントを楽しんでいただきました。

また、島根、広島、和歌山、熊本、北海道、沖縄・・・から、有機野菜やお米、卵の差し入れ、本当にありがとうございます。安全でおいしい食材の提供に、参加者のみなさまからも、旅館からも大好評でした。本来でしたら、みなさまお一人お一人に感謝すべきところ、この場をお借りしての御礼とさせていただきます。

わたり土湯ぽかぽかプロジェクト第2期は、第1期の振り返りを生かして、対象地域を福島市・伊達市・伊達郡に拡大し、「福島ぽかぽかプロジェクト」として、5月からの開始を予定しております。みなさまから引き続きあたたかいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

★引き続き、暖かいご支援を!

福島ぽかぽかプロジェクトはみなさまの寄付で支えられています。

<お振込み口座> 
(東邦銀行とゆうちょ銀行に、独立した口座を開設しました)

1)東邦銀行本店・普通口座3697748
  口座名義:わたり土湯ぽかぽかプロジェクト 代表 菅野吉広(かんのよしひろ)
2)ゆうちょ銀行・記号18230・番号29132261
  口座名義:わたり土湯ぽかぽかプロジェクト

※口座にお振込後、下記の申込フォームで、1)お名前(団体名)、2)金額、3)連絡先、4)メッセージなどをご連絡下さい。 
https://pro.form-mailer.jp/fms/1715ebc124776 

※頂いたご寄附は、福島の子どもたちおよび親たちが、土湯温泉などの低線量地域で過ごすための宿泊費用や交通費、福島のみなさまに対する低線量被ばくや健康管理などに関する情報提供、プロジェクト運営費に使わせていただきます。プロジェクト終了後、収支報告書を公開する予定です。

詳しい活動内容はこちら
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-c0b1.html

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創刊日:2001-03-07  
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