ビジネス一般

1から学ぶ店づくり〜MDとVMDのノウハウ満載

お店の成功に店づくりの科学は欠かせない。科学とは誰もが実行すること、個人の感性の入る余地などないこと。科学と感性を分けて整理するノウハウ、入店客と買上率のアップなどMDやVMDのノウハウを1から学ぶことは店舗を開業する人にも役立つ。

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1から学ぶ店づくり〜MDとVMDのノウハウ満載-5

2008/12/20

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■目次
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1.違和感を覚える表現・・・「VMDを導入する」

2.小売の科学の3つの欠落その2・・・型数を決めることができない

3.お知らせ

4.付録  勝ち組の良いところを学ぶ


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■違和感を覚える表現・・・「VMDを導入する」
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時々 「VMDを導入する」 という表現を目にすることがあります。

私はとっても違和感を覚えます。

VMDとは、一言でいうと 「品揃えをお客様に伝えること」 です。

これは店頭に立つ人なら誰でもやらなければならない当たり前の事です。

売り場ができた、その瞬間から、店頭に立った瞬間からやることです。

さほどノウハウがなくても、自分なりの考え、経験、感性で売り場を作ります。

品揃えの中身をお客様に上手に伝えることのできる売り場、

ほとんど伝わらない売り場があります。

しかし、うまくできていない売り場も、それが皆無ということではなく、

基本的な知識も実践的なノウハウのない人も

それなりに売り場は作ります。

ですから0ではありません。

売り場によってVMDのレベルに違いがあるということです。

どのような売り場でも、できた瞬間から、レベルの違いはあるにしろ、

VMDはなされていることです。


それを改まって、「導入する」とはどういうことでしょう。

今まで0だった所に、新たに持ち込むということなのでしょうが

述べたように0という事はあり得ません。

VMDのレベルを5段階に分けたとしても、1から5までです。0はありません。

1を2や3レベルに上げるために努力する、ということはあっても

0のところに新たに導入する、という類いのものではありません。

小売の実務を経験している人にとっては違和感を持つ表現

と言って良いでしょう。



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■小売の科学の3つの欠落その2・・・型数を決めることができない
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本来できているはずの科学の部分で欠落していることがあります。

とても重要なのにできていない欠落部分

それは

1.分類を明確に決められない

2.型数を決めることができない

3.仮説を立てることができない

です。

この3点を12月2日付け「繊研新聞」にて述べました。



今回は「2.型数を決めることができない」を紹介します。





大・中・小・小々分類を明確に決めて、分類ごとの売り上げ予算を

決めたら、次はどのような内容でその予算を達成するのかを決めます。

より多くの仮説をたて、有効な対策をたてるためには、様々な切り口で

型数を決めなくてはなりません。そのためにアイテム別の型数を決めます。


あるメンズショップがあります。

大分類がアイテム別の「ブルゾン」「シャツ」「パンツ」です。

仕入れ予算を3千万円とします。「シャツ」は1千万円です。

ここまでは明確になっています。

しかし、プランがここまでなら、バイヤーはどんなシャツを仕入れしても

構わないことになります。

とにかく1千万円分仕入れすれば良いということです。

バイヤーの感性が頼りです。
 
シャツには綿、綿ポリなどの素材違い、襟のデザインも様々、柄も色々

あります。

その中身を決めることが品揃えを需要に近づけると判断したら、

素材別の型数、襟のデザイン別型数、柄別型数を決めます。

つまり、まずシャツ全体で何型かを決め、その次に素材別などの型数を

決定します。
 

分類決定の手順や型数の算出の仕方については、

拙著「伊勢丹に学ぶ『売れる!』店作り」(PHPビジネス新書)

に詳述してあります。





繊研新聞の掲載文全てを弊社ホームページでご覧になれます。

    ↓

http://www.storeclinic.co.jp/


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■お知らせ
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■付録
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2008年9月5日に配信したメルマガ「小売りの勝ち組・負け組24号」

を参考のために紹介します。


この号では、百貨店の勝ち組の代表「伊勢丹」を取り上げました。

伊勢丹で良いのは本店のみで支店は良くない、という人がいます。

私は支店も素晴らしいお店が多いと感じています。

そのような私の考えを知っていただきたく、ご紹介します。



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●勝ち組の良いところを学ぶ
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 百貨店の勝ち組の代表と言えば、伊勢丹がすぐ思い浮かぶことでしょう。

 私もそうです。

 しかし、伊勢丹と言えども完璧ではありません。

 時には失敗することもあります。

 確かに、小倉伊勢丹も撤退を余儀なくされました。

 伊勢丹だって判断を誤ることはあります。


 人間に完璧な人がいないのと同様、企業も完璧なところはありません。

 ソニーも失敗を重ねて、ここまできました。

 ビデオのベータはVHS陣営に完敗しました。

 トヨタも出す車種すべてがヒットした訳ではないでしょう。

 レクサスも日本では苦戦しているようです。

 アメリカで成功しても、日本で成功しないこともあります。

 世界に冠たる一流企業でも常勝ではありません。



 伊勢丹新宿本店は良いが支店は良くない、と言う人もいます。

 見方は人により様々です。お店の良い悪いの評価を科学的にできる人も

 いれば、感性的な評価に終始する人もいます。


 私は支店の大半も高く評価しています。

 数年拝見していない店舗もありますが、昨年から今年にかけて拝見した

 浦和店、立川店、相模原店は伊勢丹らしい、魅力的なお店です。


 90%が良くて10%が悪い場合、10%に着目してそれをクローズアップし、

 冷ややかに批判するよりは、90%に着目してそこから少しでも学ぶ、

 という姿勢が重要ではと考えます。

 そうでなければ、どこからもどんな優れたことも学ぶことはできません。

 せっかくの学ぶチャンスを活かせないことになります。


 「欠点に着目して批判する」、「良いところをきちんと学ぶ」、

 どちらが賢い選択か、それは明らかと思いますが、

 皆さんはどう考えますか。

 
 これは伊勢丹に限った話ではありません。

 ネガティブな発想、マイナスな発想からは何もプラスはないと思います。

 少しでも良いところがあれば、そこから学ぶようにしましょう。



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●勝ち組から学ぶことは多い

 勝ち組のあら探しをして批判するだけでは、何のプラスにもならない。

 悪いところは反面教師にして、良いところを評価する、

 そのような学ぶ姿勢が大事と考える。



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編集:Alice
発行責任者:武永 昭光

http://www.storeclinic.co.jp/


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