億の近道

個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を。執筆陣は現役の証券・金融業界の人間ばかりです。プロの目から見た各種分析や銘柄を参考にして、「億」の資産を目指しましょう!既に読者は1万人を越えています。各種コラムやイチオシ銘柄が大好評。濃い内容に自信有り。

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億の近道増刊みんなの運用会議 2018/02/15

2018/02/15

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投資情報メールマガジン億の近道増刊 ☆ 第12回 〜みんなの運用会議〜

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[要旨]


 − アナリストレポートとは? フロイント産業と日本ベル投資研究所ー
   by yamamoto

 − 3995 SKIYAKI  〜ファンサイトのプラットフォーム提供〜
   byやのや

 − 6294 オカダアイヨン 決算フォロー by Ono

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=== アナリストレポートとは? フロイント産業と日本ベル投資研究所ー
     by yamamoto

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2018年1月26日。日本ベル投資研究所からフロイント産業のアナリスト
レポートが発行されている。

これはすごいレポートだ。伝えたい熱意に溢れている。
37ページの渾身のレポートだ。

HPのご紹介であり、レポートを転用するわけではないので、そのままベル研
のレポートをご紹介したい。

まずは、ご一読を。

ベル研究所 フロイント産業レポート
https://double-growth.com/wp-content/uploads/2018/02/%E3%83%98%E3%82%99%E3%83%AB%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80.pdf

日本ベル投資研究所は、代表取締役 主席アナリスト鈴木行生さんが経営する
リサーチハウスである。
残念ながら、鈴木さんとは面識なく、いつかお会いしたいなと思っている。
Web上で一般にご公開されている。

リサーチハウスには様々あるが、独立系のリサーチハウスの多くはヘッジファ
ンド向けに会社訪問の結果を即座に伝える売買アイデア型のリサーチハウスだ。
ARJとJERが有名である。
ほとんど一般には知られていないのは、レポートのほとんどは非公表だからだ。
(Advanced Research Japan,Japan Equity Research)

彼らは情報の鮮度を重要視する。少人数で調査をして、限られた顧客、主に、
ヘッジファンドにレポートではなくて電話で詳細を伝えるのが仕事だ。
「なぜ買いか?」「なぜ中立か?」というポイントだけのレポートである。
それでも生業として成り立つのは、ヘッジファンドが膨大な売買手数料を払う
ので、その一部が調査への対価となっている。

一般投資家に馴染みが深いのが、証券会社から出るレポートである。

多くの証券会社のアナリスト・レポートは、売買をしてもらうことで証券会社
が収入を得るためにレポートを出している。セルサイドアナリストといわれて
いる人たちだ。

だが、最近は、四半期決算の報告が中心となり、会社の本質に迫る渾身のレポ
ートの率は大幅に減少している。
やむを得ないことだが、証券会社である限り、短期売買を否定することはでき
ない。また、大胆な業績を予想しても、注文はネット証券に流れるので、アナ
リストたちは、最初に、自分の懇意の顧客に電話をして、レポートの方向性を
示唆し、顧客に売買の猶予を与えた上でレポートを発行するケースが昔は多か
った。よくないことである。

アナリスト・レポートの中には残念なものが多い。

レポート読むより、自分で短信やIR資料を見た方がよっぽどわかるのだ。

シェアドリサーチというものがあり、企業サイドの依頼を受けて良質な情報を
投資家を選ばずに公表するというビジネスモデルのリサーチハウスである。
シェアドリサーチは、どうしても企業寄りになりやすく、大胆なアナリストの
予想は載せない。にも関わらず、ニーズがあるのは、セルサイドアナリストが
カバーしない、あるいは、カバーをしても、企業の事業内容の理解が会社側か
ら見て不十分に思うからなのだろう。
四半期報告に明け暮れるアナリスト・レポートは社会にとって必要とはされて
いない。

鈴木さんのように、企業寄りにならず、投資家の目線で、フロイント産業の業
績が悪いときに、そして、これからさらに悪化する局面で、いつも渾身のレポ
ートを書く、何十年とリサーチの第一線でやってこられた。
こういう人がやはりマーケットから尊敬されるのだ。

普通?のアナリストは業績が悪いときは見捨てるのが普通だ。

そして、フロイントは来期19年2月も減益になる見通しだ。
そんなとき、昨年は、レーティングの引き下げが相次いだ。
業績は思ったよりも悪かったからだ。

フロイントは新規ビジネスに社運をかける。当然、固定費は上がるだろう。
まったくもって利益の方向性という意味では、「買っていけない」というタイ
ミングに思える。
一般の投資家には。

しかし、いま、ここでフロイントの「買い」の準備をすることは、非常に合理
的なのだとわたしも思っている。
昨今の不人気さと相場の調整によって、よい投資機会が現れて、わたしは購入
を検討しているところだ。

おそらく、投資家の大多数の方々にはまったくもって理解が難しい判断である
と思う。


以降、フロイント産業に注目が集まる理由についての完全版はこちらからどうぞ
https://double-growth.com/analyst_report_rec1/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。
万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発
行者は一切の責任を負いません。)


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=== 3995 SKIYAKI  〜ファンサイトのプラットフォーム提供
     byやのや

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2月4日のセミナー後の懇親会では、ベテラン個人投資家の方々とお話できる
機会をいただけて、とても有意義で楽しませていただきました。
みなさん銘柄をすごく研究されて投資されていらっしゃる方ばかりでした。
こちらに掲載しているやのやの文章も読んでくださってる方もおられ、嬉しく
思いました。

さてさて、2月は月初の2日からダウが大きく崩れ、ダウは反発しても予想外
の円高で日経平均は弱い状況が続いています。ダウはほとんど戻したというの
に、日経平均、小型株が大きく下がったままで、短期的な下落で大変な日々で
すね。。

冒頭からボヤキになってしまいました。
こういうときこそ、マーケットウォッチから少し離れて、長い目で純粋に良い
会社を見極めるべく、しっかりリサーチする良い機会になるかと思います。
良い会社を知っておくと、安心して自分の好きなタイミングで投資できますし
ね。
地道にコツコツと努力を積み上げていくことが大事ですよね。


本日やのやが取り上げる企業は去年10月に上場した3995SKIYAKI
です。

SKIYAKIと名前を聞いただけでは、すき焼きを連想し、飲食店の会社か
と思われるかもしれない。この会社は「創造革命で世界中の人々を幸せ」を企
業理念に掲げ、アーティスト・クリエーターとファンをつなぐファンクラブサ
イトのプラットフォームを提供する会社です。
2017年10月からはCCCとの協業で音楽にとどまらず、あらゆる趣味の
ファンクラブサイトの運営もスタートさせています。

設立

2003年に設立。代表の宮瀬氏は、早稲田大学理工学部卒で元々テクノミュ
ージックでアーティスト活動をしていた芸術家の一面も持つ。ソニーミュージ
ックに入社した後、20代半ばで起業した。
当初は携帯キャリアのiモードサービスなどでファンクラブの運営をしていた。
その会社をアドウェイズに全株売却したが、2011年に同社SKIYAKI
に共同代表という形で参画した。その後、宮瀬代表が全株買取し、単独での代
表取締役に就任した。
アミューズは上場で全株放出したが、CCC(カルチュア・コンビニエンス・
クラブ)は2013年から出資しており、持ち分52%保有で子会社。新株発
行で48%に保有比率が下がったが、役員を一人派遣し、事業面でのつながり
もあり、売却の予定はなく、需給面での懸念はない。
2017年10月26日マザーズ上場。公募価格3400円、初値8400円。

2013/1期からの業績動向

16/1期までは立ち上げでエンジニアや管理部門の固定費が重く、損益分岐
点売上に達していなかったことから、赤字が続いていたが、会員数型のストッ
ク収入モデルなので、分岐点を超えると収益化した。
また16/1期はファミリーマートと組んでキャラクターグッズ販売を在庫保
有して行ったが、想定以下の売上となり、商品評価損をした影響を受けた。
これがなければ、16/1期の営業利益はフラットだったようだ。
16/1期の失敗から在庫ビジネスはやらないで受注生産とした。


以降、ビジネスモデルの特徴など図表満載の完全版はこちら
https://double-growth.com/3995skiyaki/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。
万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発
行者は一切の責任を負いません。)


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=== 6294 オカダアイヨン 決算フォロー by Ono

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 相場のボラティリティが高まり、短期的にバリュエーションの高い企業や、
決算発表を受けて株価が下落する企業も増えてきました。

私たちがWEBサイトで発表している企業についても、同様です。
決算を受けて株価が大幅上昇した企業や反対に大幅調整を強いられている企業
も。

今回は中でも大きく売られた企業についてフォローレポートを書かせていただ
きます。

6294 オカダアイヨン
これは前回の”みんなの運用会議”で私から発表させていただいた企業です。

以前のレポートはこちらです。
https://double-growth.com/6294okada_aiyon/


まとめ
・一時的な要因が重なった
・来期を見るとプラス要因もある
・国内事業が成長をけん引できる状況に変化なし


2月15日の終値が1,512円 時価総額110億円

発表された決算を整理します。

2月9日引け後に発表になった第3四半期決算は
(単位:百万円)
売上高 10,715(前年同期比+16.6%)
営業利益 945(同+21.7%)

業績の修正を発表しています。
売上高 14,000→15,300(前期比+16.7%)
営業利益 据え置き 1,250(同+12.9%)
最終利益 810→630
営業利益を据え置いたのは、買収した南星グループののれん償却、アドバイザ
リー費用などを織り込んでのもの

予想に対する進捗率は
売上高 70%
営業利益 75%


〇一時的な要因が重なった
株価下落の要因は2点あったと思われます。
その2点とも一時的な要因です。
確認しましょう。
1)想定外であったこと
 特損の計上
 得意先の民事再生適用により特損2億円を計上
 これにより通期予想が増益から最終減益になりました。
 取引先が減ったわけですが、現状納期に間に合わないくらい受注を受けてい
 る状況にあり、売り上げが落ちるということではありません。
 売り上げへの影響はほぼないと考えてよいでしょう。
 来期は特損がなくなります。

 *売上への影響はほぼないとは書きましたが、
 倒産というのはとても残念なことであります。
 かかわった方のことを考えると、”影響がない”などと喜んでかけることで
 はありません。
 同社にとってもお得意様であったわけで、
 IRの方に確認をしたときも、少し神妙な感じでお答えいただきました。

2)海外の鈍化(に見えたこと)
 海外事業は
 売上高 2,102(前年同期比+28.8%)
 営業利益 353(同+71.5%)
 と高い成長を達成している。
 しかし、3Q単独では営業利益率が10.8%と2Qまでの営業利益率
 19.1%から半分近くに落ち込んだように見える。
 2Qまでの営業利益が前期比倍増ペースであったため、
 ネガティブにとらえられたのでしょう。

 海外事業は例年秋ごろまでは活況ですが第3四半期からは鈍化する傾向にあ
 ります。
 しかし、今期は第3四半期にも仕事は続いています。
 3Q単独比較で
 売上高+15%
 セグメント利益+11%
 と好調。
 欧州に出張所をだすなど先行投資の状況ですが、
 現在、投資ステージですが好調で少しずつ成果が出てきています。


〇プラス要因もある
 プラス要因はのれんの縮小と来期の数字がイメージできたこと
 今期、南星グループを買収しました。
 当初
 買収金額8億円
 純資産3.3億円
 のれん4億円を5年で償却する計画であったが、実際の形状は約2億円でし
 た。
 不動産評価益、保険の含み益などがあったため、
 約2億円を圧縮することができました。
 今後のれんを5年間で償却するうえで年間4千万円程度の費用圧縮ができた
 ことになります。

 また、第3四半期は3か月分の連結で売上高7億円ですが来期は通期寄与と
 なるため大幅増収となります。


完全版はこちら
https://double-growth.com/6294okada_aiyon2/


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。
万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発
行者は一切の責任を負いません。)


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 プロフィール 山本 潤

NPO法人イノベーターズ・フォーラム理事。
メルマガ「億の近道」執筆17年間継続。
株式投資で勝率8割の外資系投資顧問の元日本株式ファンドマネジャー。

1997−2003年年金運用の時代は1000億円の運用でフランク・ラッ
セル社調べ上位1%の成績を達成しました。
その後、2004年から2017年5月までの14年間、日本株ロング・ショ
ート戦略ファンドマネジャー。
1997年−2017年ライフタイムの日本株投資成績はロングのフル投資換
算でTOPIXを400%を大きく上回る成績を残しました。

コロンビア大学大学院修了。
法哲学・電気工学・数学の3つの修士号を持っています。


 プロフィール 矢野 光(やの ひかる)

企業年金基金を預かる英系、仏系の投資顧問でアナリストとして経験を10数
年積んできた。
小売サービス、食品トイレタリー、ネット、不動産、金融と内需系企業の分析
を得意とし、銘柄選択でパフォーマンスを支えてきた。

格差社会が広がる昨今、機関投資家として莫大な資産の運用でさらなる格差を
広げるよりも、経験を生かして、ダイレクトに資産形成が必要な個人投資家に
向き合い、役に立ちたいと思うに至る。


 プロフィール 古瀬 雄明 (ふるせ たかあき)

カリフォルニア州立大学経営大学院ファイナンス専攻MBA。
証券アナリストを志すも、金融危機で断念。
IR支援会社などに勤務するも、株式の運用に関わる夢が捨てきれず、
技術者として金融に関われないかと、2014年にキャリアチェンジを思い立
つ。渡米し、ニューヨークのDevBootcampでプログラミングを学ぶ。
Webエンジニア。
2017年に山本潤とPyconJPに参加。データ収集と分析を担当。
現在、個人投資家が株式投資に活かせるデータ収集、分析のツールを日々開発
中。
また、個人投資家のスキルアップを手助けするため、Python入門講座を
企画。講師としてカリキュラムの立案から運営まで行う。
参入障壁に守られた中小型の割安銘柄が好き。


 プロフィール 小野 和彦(おの かずひこ)

証券界でシステムエンジニア→アナリスト→トレーダーとウン十年生きてきた。
運用の世界で金融による社会貢献の可能性を模索してきたが、どうもこの世界
には存在しないらしいと気づく。
”個人が理想の社会を目指して投資することが理想社会を実現する”という
基本理念に立ち返り、新たなスタートを切ることに。
「みんなの運用会議」(https://double-growth.com)ウエブサイトはオープン
ソースのフリーツールを使って構築してみた。
ウエブサイト構築を通して、改めてオープンでフェアな環境の強さと可能性を
感じた。まだまだ改善途上。
ウエブサイト構築、デザインのプロの方、ぜひアドバイスお待ちしております!


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みんなの運用会議は第一木曜日と第三木曜日に億の近道の増刊号として発行
されています。


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編集者:億の近道発行プロジェクト
    株式会社リンクスリサーチ
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


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