文学

広島のメリー・クリスマス

広島を舞台にした小説です。原爆投下は正しかったと言うイギリス人が、クリスマス・イヴの日、広島で、奇妙な老人に出会ひ、百物語と呼ばれる降霊術に招かれると言ふ物語です。

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広島のメリー・クリスマス(18)

2006/05/07


(続きです)




                 広島のメリー・クリスマス




                       18




     それは、一応、イングランドで目にしそうな、二階建てのレンガ造りの家であ
    った。しかし、それでゐながら、入り口の門柱は日本風で、その建物と門柱の不
    釣合いは、いかにも、和洋折衷と言ふ趣の家であった。それを見て、イギリス人
    は、その場で、「ふん」と馬鹿にした様に、鼻をならした。すると、それに気付
    いた老人は、イギリス人の顔を見て尋ねた。
    「どうかなさいましたかな?」
    「いいえ。」と、イギリス人は、冷笑を浮かべながら答えた。
    「ただの癖です。」そう言って、イギリス人は、荷物と共に、その家の入り口に
    向かったのだった。

                                    (続く)





    核時代59年(平成16年)2月1日(日)
















                          西岡昌紀(にしおかまさのり)

                 http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=marcopolo3


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創刊日:2002-07-17  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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