文学

日々雑感

内科医のエッセイです。思いつくままに、医療、医学、科学、社会、政治、芸術、自然、文化、食べ物、本、昔の思い出、などについて語ります。

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日々雑感(55)

2007/05/10


(続きです)




                  5月8日に思ふ




                     18




     この「驚くべき」事実は、戦後永い間、全く語られずに、封印されて続
    けて来ました。ところが、それを、戦後半世紀近く経って、詳細に調査、
    発表したのは、ユダヤ人でもあるアメリカのジャーナリスト、ジョン・サ
    ック(John Sack)氏だったのです。そのサック氏とサック氏が
    調査、発表した、戦後ポーランドにおける、ユダヤ人によるドイツ人への
    「復讐」の歴史について、前出のニュースウィーク日本版の記事は、こう
    述べて居ます。




          こうしたケースのなかでもとくに事情が複雑なのが、
         戦後ユダヤ人の手で運営された収容所だ。
          ユダヤ系アメリカ人ジャーナリストのジョン・サック
         は、近著『目には目を』An Eye for an Eye で物議をか
         もした。戦後ポーランドの共産主義政府は、ナチスに対
         する復讐を目的として、ユダヤ系国民を収容所に召集し
         たというのだ。サックによると、彼らは収容者にナチス
         の罪を着せ、罪を認めれば罰として暴行を加え、認めな
         ければ拷問に及んだ。

        (アンドルー・ナゴースキー「終戦後の『民族大虐殺』
         ニュースウィーク日本版・1995年5月17日号
         44ページより)




     サック氏は、この事実を調査、発表した事で、同胞であるユダヤ系アメ
    リカ人たちから、裏切り者呼ばわりされ、孤立を強いられています。それ
    にも関わらず、この問題に取り組み続けたサック氏は、私が、世界で最も
    尊敬するジャーナリストです。

                                 (続く)





    核時代60年(西暦2005年)5月8日(日)

    ヨーロッパで第二次世界大戦が終結して60年目の日に










              
                     西岡昌紀(にしおかまさのり)

      http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=bruckner2001
 

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創刊日:2003-04-05  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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