文学

日々雑感

内科医のエッセイです。思いつくままに、医療、医学、科学、社会、政治、芸術、自然、文化、食べ物、本、昔の思い出、などについて語ります。

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日々雑感(44)

2007/05/08


(続きです)




                 5月8日に思ふ




                    7




     そして、皆さんは、次の証言をどうお読みになるでしょうか?




         あれから半世紀がたった今でも、ヒルデガルド・
        ブーブリツは、恐怖の記憶におののいている。家族
        とともに東プロシアを逃げ出したときの体験だ。
         ある夜のこと、ブーブリツは家族や仲間と民家の
        地下室に隠れているところをソ連兵に見つかった。
        ソ連兵たちはまず、腕時計を巻き上げた。次に欲し
        がったのは、女だった。
        「私たちの中に女性教師がいた。四五歳で男性経験
        のない人だった。」と、ブーブリツは語る。
        「彼女は、一○人のソ連兵にレイプされた。血に染
        まった下着姿で戻ってくると、大声で泣き叫んだ」
         この教師の母親は、娘を抱きかかえてこう言った
        という。−−「私がカミソリの刃を持っているから」。
        そして、親子は外に出ていった。
        「二人は森の中で死んでいた」と、ブーブリツは言う。


       (アンドルー・ナゴースキー「終戦後の『民族大虐殺』」
        ニューズウィーク日本版1995年5月17日号
        42ページより)




     一体、この親子が、何をしたと言ふのでしょうか?


                               (続く)





     平成16年8月15日(日)

     第二次世界大戦が終結した日に













                     西岡昌紀(にしおかまさのり)

         http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=bruckner2001

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創刊日:2003-04-05  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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