文学

日々雑感

内科医のエッセイです。思いつくままに、医療、医学、科学、社会、政治、芸術、自然、文化、食べ物、本、昔の思い出、などについて語ります。

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日々雑感(43)

2007/05/08


(続きです)




                 5月8日に思ふ




                    6




     この後、この記事は、更に、次の様に指摘します。



          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
          八九年に共産主義政権が崩壊してからは、ポー
         ランドとチェコの人々も、ナチスの蛮行による自
         国民の苦しみだけでなく、ドイツ人の苦難にも目
         を向けはじめた。
          たとえばポーランドでは、旧共産主義政権はソ
         連との同盟関係を正当化すべく「反独感情」をあ
         おったのだと認識されるようになった。共産主義
         時代には、ドイツ人への迫害について語ろうとす
         るポーランド人はごく少数だった。
          これまで東欧の人々は、歴史のこの一章をほと
         んど無視してきた。一方、ドイツ人は恐怖の記憶
         を克明に記録していたものの、それを口に出せな
         かった。ドイツの民間人がこうむった苦しみもわ
         かってほしいと願う半面、被害者としての立場を
         強調すれば、歴史を書き換えようとしていると非
         難されかねないからだ。
          東欧からのドイツ人引き揚げに大きな悲劇があ
         ったことに疑いの余地はない。行方不明者も含め、
         死者は約二○○万人にのぼるともいわれる。
          ドイツの敗色が濃厚になった時点でヒトラーが
         戦争をやめていれば、多くの命が助かっていたこ
         とだろう。だがそうはいっても、東欧でドイツ人
         が迫害されたことは厳然たる事実だ。しかも犠牲
         者の中心は、銃後に残った女性と子供、老人、病
         人だった。

        
       (アンドルー・ナゴースキー「終戦後の『民族大虐殺』」
        ニューズウィーク日本版・1995年5月17日号
        43ページ)




     この事実を、皆さんは、どうお考えになるでしょうか?


                                 (続く)





    核時代59年(西暦2004年)8月5日(木)













                       西岡昌紀(にしおかまさのり)

              http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=bruckner2001

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創刊日:2003-04-05  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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