文学

日々雑感

内科医のエッセイです。思いつくままに、医療、医学、科学、社会、政治、芸術、自然、文化、食べ物、本、昔の思い出、などについて語ります。

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日々雑感(41)

2007/05/08


(続きです)




                 5月8日に思ふ




                    4




     この記事の続きです。




         ズデーテンラント地方のドイツ系少数民族は、そこが
        中世ごろからの故郷なのに、着のみ着のままで国外に追
        放された。途中で殺された人たちも少なくない。


        (朝日新聞社「アエラ」1992年4月7日号18ペー
         ジ「チェコ終戦時のドイツ人虐殺を謝罪/謝罪を国賊
         視する反撃を受けてもハベル大統領は動じない」より)




     ズデーテンラントと言ふのは、チェコとドイツの国境地帯に当たる
    地域です。この地域は、第一次大戦後、チェコスロヴァキアが独立し
    た際、チェコスロヴァキアに編入されましたが、そこに住む住民は、
    圧倒的にドイツ人で、歴史的に言えば、ズデーテンラントに住むそ
    れらのドイツ系住民は、アエラ(朝日新聞社)のこの記事も認めてゐ
    る様に、「中世ごろから」そこに住んで来た人々でした。ですから、
    これらのドイツ系住民は、ただ、そこにドイツ人に生まれただけで、
    何ら「侵略者」などではなかったのです。
     ところが、第二次大戦が終はると、この地域に住むドイツ系住民は、
    ただドイツ系であると言ふだけの理由で、中世以来住み続けて来たこ
    の土地から、一方的に追放されたのでした。そして、その際、それら
    のドイツ系住民の多くが、この記事が述べる様に、チェコ人によって、
    無残にも虐殺されたのでした。

                               (続く)




    核時代59年7月20日(火)












                     西岡昌紀(にしおかまさのり)

         http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=bruckner2001

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創刊日:2003-04-05  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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