金融・保険

アクティブ・シニア・クラブ

リストラ、パワハラ、給与ダウンに負けるな!中高年サラリーマンよ。国からしっかりお金(年金、給付金、助成金)をもらう方法を社会保険労務士&行政書士の國井正が伝授します。

全て表示する >

アクティブ・シニア・クラブ

2005/12/20

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

アクティブ・シニア・クラブ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「リストラ、パワハラ、給与ダウンに負けるな!
中高年サラリーマンよ。
国からしっかりお金(年金、給付金、助成金)をもらう方法を
社会保険労務士&行政書士の國井 正が伝授します。」
_____________________________________

社会保険労務士&行政書士の國井 正です。
与党は、2006年度税制改正大綱を決定しました。

所得税と個人住民税の定率減税を2007年度に廃止し、酒税やたばこ税の
見直しや不動産関連の登録免許税や不動産取得税の軽減措置の縮小などの
増税が目白押しで、約2兆円の増税となる改正です。

何といっても一番増税の影響が大きいのが、定率減税の廃止であり、家族4
人で年収800万円のサラリーマン所帯の場合、2006年と2007年の
両年に年5万5600円ずつ所得税と住民税の増税となり、最終的には、1
1万1200円の増税となります。

目新しいのが、所得税で最大5万円の地震保険料控除の新設ですが、現行の
損害保険料控除から順次切り替えが行われるので、明らかな減税とは言えな
いものです。

年など社会保険の保険料は上がり、税金まで上がるのでは、本当に厳しい現
実が来る2006年となります。

今回は、労災保険の遺族(補償)給付について、お話しいたします。

◇◇◇◇第98回いよいよリストラ!準備はできているか?◇◇◇◇
その4 労災保険の仕組を知ろう!<遺族(補償)給付>

<1>遺族(補償)給付とは

遺族補償給付は、労働者が業務災害により死亡した場合に遺族に支給され、遺
族給付は労働者が通勤災害により死亡した場合、その遺族に対し支給されます。
なお、船舶・航空機に乗っていた労働者が沈没・墜落などの事故により行方不
明となり、その生死が3カ月間わからない場合には、労災保険法上、行方不明
になった日に死亡したものと推定されます。遺族補償給付又は遺族給付は、原
則として年金の支給となりますが、遺族が死亡労働者に扶養されていなかった
場合のように、年金を受ける資格のないときは一時金の支給となります。

<2>遺族補償年金および遺族年金

遺族補償年金又は遺族年金は、遺族の数に応じ次表に掲げる額の年金とされ、毎
年2月、4月、6月、8月、10月、12月の6回に分けて支払われます。

遺族の数              年金額
1人     給付基礎日額の    153日分
 〃                175日分
                                 (遺族が55歳以上または障害状況の妻)
2人        〃       201日分
3人        〃       223日分
4人以上      〃       245日分

それぞれの年金の対象となる遺族は、年金を受ける権利を有する受給権者と、
受給権者となることのできる資格を有する受給資格者とに分けられます。

1.受給資格者

遺族補償年金又は遺族年金の受給資格者となるのは、労働者の死亡の当時その
者の収入によって生計を維持していた配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉
妹です。

ただし、妻以外の遺族にあっては、一定の高齢又は年少であるか、あるいは一
定の障害の状態にあることが必要です。

すなわち、年齢については労働者の死亡の当時、夫や父母、祖父母にあっては
55歳以上、子や孫にあっては18歳に達する日以後の最初の3月31日までの
間、兄弟姉妹にあっては18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間又は
55歳以上でなければなりませんが、対象年齢には該当しなくても、障害等級
第5級以上の身体障害若しくはこれと同程度に労働が制限される状態にあれ
ば、受給資格者になります。

遺族補償年金又は遺族年金の受給資格者となる遺族のうち、配偶者については
事実上婚姻関係と同様の事情にある内縁関係も含まれ、また、労働者の死亡の
当時に胎児であった子は生まれたときから受給資格者となります。

2.受給権者

遺族補償年金は、受給資格者の全員がそれぞれ受けられるわけではなく、その
うち最先順位者だけが受けることになります。つまり、最先順位者が受給権者
となるわけです。受給権者となる順位は次のとおりです。

(1)妻、60歳以上または一定障害の夫
(2)18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子または一定
の障害の子
(3)60歳以上または一定障害の父母
(4)18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある孫または一定
障害の孫
(5)60歳以上または一定障害の祖父母
(6)18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある兄弟姉妹もし
くは60歳以上の兄弟姉妹または一定障害の兄弟姉妹
(7)55歳以上60歳未満の夫
(8)55歳以上60歳未満の父母
(9)55歳以上60歳未満の祖父母
(10)55歳以上60歳未満の兄弟姉妹

最先順位者が2人以上あるときは、その全員がそれぞれ受給権者となります。
ただし、(ト)〜(ヌ)の受給権者については満60歳に達するまで、年金の支
給が停止されます。

次回も、遺族(補償)給付についてお話いたします。


メールマガジンに関するご意見、ご相談は、こちらへどうぞ!
メールによるご相談は原則として初回は無料です。(2回目以降は相談内容に
より決めさせていただきます。)

総合事務所クニ・コンサルティング・オフィス
mail : kuni-con@dg7.so-net.ne.jp

発行:総合事務所クニ・コンサルティング・オフィス
   社会保険労務士 行政書士  國井 正
HP:http://kuni-con.com/ 
Mail:kuni-con@dg7.so-net.ne.jp
このメールマガジン転送はOKですが
掲載された記事の内容を許可なく転載する
ことを禁じます。問い合わせ下さい。 © Copyright –2005
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇構成◇

<年金財政逼迫!自分の年金は大丈夫か?>
1.年金制度改革とは?
2.年金の種類は?
3.老齢給付
4.障害給付
5.遺族給付
6.年金と税金
7.年金改正のすべて(号外)

<いよいよリストラ!準備はできているか?>
1.助成金を活用して資格を取ろう!
2.雇用保険の仕組みを知ろう!
3.健康保険(含む介護保険)の仕組みを知ろう!
●4.労災保険の仕組を知ろう!
5.個人事業主のメリット・デメリットを学ぼう!

<どっこい会社は辞めないぞ!生き残る方法は?>
1.パワハラに負けるな!労働者の権利を主張しよう!
2.ウィークエンド企業家を目指そう!
3.妻を社長にして会社を立ち上げよう!
4.定年後の再雇用制度を活用しよう!

<いっそのこと独立してやる!その方法は?>
1.雇用・能力開発機構や商工会議所の創業セミナーを活用しよう!
2.助成金・最低資本金特例・NPOを活用して会社を設立しよう!
3.国や国民生活金融公庫などの融資を活用しよう!

以上の順番で発行していきます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
総合事務所クニ・コンサルティング・オフィス
社会保険労務士&行政書士  國井 正
HP::http://kuni-con.com/
E-mail:kuni-con@dg7.so-net.ne.jp
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-02-02  
最終発行日:  
発行周期:週一回発行  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。