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お金の学校

借金・債務に苦しむ人のための「目からうろこ」のメールマガジン

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お金の学校

2008/04/26

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               $¥$ お金の学校 $¥$
                   第129回

              発行 お金の達人養成塾
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                   「デフレの達人」を読み返す 第41回
   
   中島先生の待望の新著が出ました。
   「破産、倒産、競売も呪縛を解けば大爆笑!」です。
   売れ行きも好調なようですのでうれしい限りです。
   今回はこの本についての感想を書いてみました。ぜひ皆様にも購読して
   いただきたく、短くまとめて見ました。よろしくお願いいたします。
   新著「破産、倒産、競売も呪縛を解けば大爆笑!」は深刻な内容である
   にもかかわらず、文章に切れがあって、中島節が冴え渡ります。楽しく
   読めてためになる本だと思います。
   しかしそれは直接読んでいただくことにして。
   
   先生の本がマニアックで詳しい類書と一線が引かれるのは、経営の哲学
   があることです。単なる法解釈の問題とか、小手先の解決策にとどまっ
   ていないことです。
   今回はこの点についてだけ書いてみたいと思います。
   
   先生がおっしゃっていることは、行き詰っている現実があるとして、そ
   の延長線上で努力し続けることをやめ、考えの枠組みを変えろというこ
   とです。そうしなければ助からないとおっしゃっているのです。
   従来の考えに固執すること、このことを「常識の罠」とおっしゃってい
   ます。
   なぜならば本人が自分の考え、あるいは常識であると錯覚しているもの
   は実は外から誰かの都合のよいように吹き込まれたものであることが多
   いからです。
   
      人生は一瞬一瞬が決断と実行の連続です。
   変化していくこの世の中で波に乗るように人生を楽しむには、自らがこ
   の世の中を見る見方を変え、自らを変化させていかなくてはなりません。
   そうして生き切る事が人生を生きるということです。

   しかし今の時代は恐怖心とか虚栄心また嫉妬心、過度な自由に対する錯
   覚などが意図的に強調され、またこうであるべきなどとの余計なお世話、
   過度の干渉がいたるところで行われています。それは必ずわれわれの心
   を支配しようという何かの意図があって行われているのです。
   そういった固定的な考えに縛られて自分が変化することが出来ない自縄
   自縛の状態に陥ったときに、破滅が待っているのです。仮に経済的には
   破綻しなくても自分の考えで生きていけなくなるということはやはり人
   間としての破滅であると私は思います。
   しかし今の時代、自由に生き切ることはとても難しくなっています。何
   もしないでいると確実に奴隷の道を歩まされてしまう、そんな時代です。
   
   
   人間は不完全な存在で、観念に支配されると現実が見えなくなるのです。
   大脳皮質の発達はそういうバーチャルな物に対して反応してしまうとい
   う根本的な欠陥を生み出してしまったのです。そしてその欠陥を利用し
   て他の人々を支配しようとする人たちもまた多数出現してきているとい
   うのが現代の様相です。テレビや新聞マスコミを使って本当は存在しな
   い仮想現実で世界を覆ってしまっているのです。
   
   そんな時代であっても自由に自分の生き方を貫いていくことが出来るた
   めの処方箋としてこの本はあると私には思えるのです。

   破産、倒産、競売など最悪と思われるピンチこそは人生の深層に迫る大
   いなるチャンスなのです。薄い皮に覆われた常識なるもの、張りぼての
   社会体制なるものがいかに儚い物であるか、真に体験する機会なのです。
   今まで絶対と思っていたことどもがいかに脆く儚く頼りないものであっ
   たのか、そしてそんなものに自分の自由を奪われていたのか、と愕然と
   するのです。

   ですから先生のすべての著作は、切り口としては直面しているお金の問
   題の解決をどうするのか、収入を得るために必要な堅実な経営とは何か、
   ということに絞って語られているのですが、読み終わって見ると自分が
   どうやって自分らしく生きていくべきなのかという設問が自分の目の前
   に提示されてくるのです。それは先生自身が自由に生きることを決心し、
   実践されてきたわけで、その生き方そのものが読者の私たちの前に現れ
   てくるからなのかもしれません。
   
   またさまざまな考え方が非常にわかりやすいフレーズとなって凝縮され
   ているのも先生の特徴であるといえます。「首くくるな腹くくれ」「借
   金は踏み倒すな踏み越えろ」「マイホーム取られた振りして取り返せ」。
   まるでヘーゲルの正反合の弁証論を地で行くような論理の活用でもって
   呪縛を振り切り高く飛翔していきます。ただ自由に生きるといっても論
   理的思考力があってこそ常識の罠から脱出できるのです。これを如実に
   あらわしたのがこれらの目からうろこのフレーズです。説明とか説得に
   なっておらず、心から納得させられてしまう。ここに知識と知恵の違い
   を感じるのは私だけでしょうか。

   実務を通して自分の自由を勝ち取る。ここに先生の真骨頂があると私は
   いつも感心するしだいです。
   
   それでは今回も「デフレの達人」ご覧ください。
   
                                文責 浦田公彦 gakkou@sugoude.com
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             11  マイホームも、こうして取り返せる
   
   「全財産を失う恐怖」は、中小零細企業の現場だけでなく、一般のサラ
   リーマンの家庭でも起こっています。つまり「マイホーム争奪戦」です。
   
    政府は平成5年と6年に、不況対策の柱として「住宅政策」を打ち出
   しました。
   住宅産業は経済の波及効果が高くて広いからです。また「土建政治」と
   いわれるように、土木・建築業者を守るためにも必要な政策だからです。
   
    このプロジェクトのキーとなったのが「ゆとり償還ローン」でした。
   窓口の金融機関は「住宅金融公庫」になりました。
    制度の特色は、!)「100%融資」を住宅金融公庫が出すので、頭金
   がない人でもマイホームが持てる。!)当初5年間は「75 年ローン」で計
   算した額を返済すればよい。この二つです。
    つまり始めの5年間は、通常の「25 年ローン」の3分の1の額を毎月
   返済すればよいというわけです。
   申込者の年齢にもよりますが、6年目からはローンの返済額は約5割近
   く跳ね上がりますが、政府は5年もたてば景気は回復するだろうし、債
   務者の給料もアップするだろうから返済できるだろうとタカをくくって
   いたのです。
    もし返済に行き詰まった人は、そのときの不動産相場も値上がりして
   いるだろうから、家と土地を売れば返せるだろうとも思っていました。
   
    この政策に協力し、「ゆとりローン」を利用した人は、平成5年と6
   年の2年間で130万世帯に達しました。
   業界も大いに潤いました。貸した公庫も利用者も、誰もが「マー、なん
   とかナルダロー」と楽観していたのです。
    しかしご承知のように、5年経っても景気は回復するどころか、全く
   逆の展開となりました。「不良債権処理」のおかげで「資産デフレ大不
   況」になってしまったのです。
   平成10 年4月から、ローン返済額が急上昇する6年目に入りました。毎
   月10 万円返済していた人が、一気に15 万円前後返済になってしまった
   のです。
    ただでさえ返済困難になったところへ、ボーナスカット、給料カット、
   リストラでローン地獄に陥った人は全国で何百万人を超えたでしょう。
   
   次ぎ次ぎに返済停止、任意売却、競売、自己破産の現象が雪崩れを打っ
   て発生しました。
    ここでも「不動産売却」による「資産デフレ」が起こっていたのです。
   一戸建てもマンションも、マイホームの資産価値は、郊外で5分の1、
   地方で3分の1となったのです。
    でも、資産暴落を嘆くだけでなく、ブティック夫婦のようにこれを逆
   手にとって、マイホームを取り戻すチャンスを掴むことが大切です。
   こういうことが可能なのも、歴史上初めての「資産デフレ」時代だから
   なのです。ここでも「逆転の発想」をしましょう。
   資産が暴落している現在、売却しても返済に足らない、手元に何も残ら
   ないという結果であっても、その売却金は全て金融機関に召し上げられ
   るのです。そればかりかなお「無担保債権」という借金が残ります。
   サラリーマンは、住宅ローンを組んでマイホームを買うと、「ついに俺
   はマイホームのオーナーになったのだ」と大満足、女房子供も大喜びし
   ます。
   しかしこれは、錯覚なのです。銀行ローンが残っている限りマイホーム
   ではなく、「バンカーズホーム」なのです。
    ですから、マイホームは借金がある限り、金融機関のものだったので
   す。ローン返済を続けている家は、「マイホームになる可能性がある家」
   と言うのが正確な表現でしょう。
   借金とは、ローンとは、基本的にこのような性質のものであることも知
   っておくべきです。
   (サラリーマンがマイホームを取り返した例を入れて、ブティック夫婦
   の物件も、娘ムコが買い取ることになったことを書く)
   ブティック夫婦は、最低競売価格が1000万円以下になったら「身内
   に落札」してもらう計画でいます。娘さんのご主人である娘ムコが、協
   力してくれることになったのです。
   予想される価格は920万円前後でしょう。このくらいなら娘ムコがお
   金を用意してくれるとのことです。そうしたら店舗も住居も取り戻せる
   でしょう。誰も競争相手がいないからです。
   「取られたフリして、取り返せ」作戦です。
    つまりこれは、強制競売をしても入札者がまったく現れない、しかた
   がないから裁判所は最低競売価格を、当初の相場評価額の3000万円
   からドンドン落していって、落札できる金額まで最低競売価格が下落し
   たら、親戚一同力を合わせて落すという例です。
    債務者本人や、同居親族保証人は入札できません。しかし、それ以外
   の人は落札できるのです。このような例は、現在、日本中いたるところ
   で起こっています。
  

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             ★中島寿一 経歴★
      1945年生まれ。早稲田大学政経学部卒業以来、1度も就職経験の
   ない自由人であり、約15種類の事業を立ち上げた起業家でもある。
   バブル景気のど真ん中で大儲けをし、その崩壊のど真ん中で大借金、
   それを乗り越えた稀有な経験を持つ実務の人。
   現在、経営難に陥った中小企業の救済活動を展開している。
   著書に『デフレの達人』(河出書房新社)、『借金地獄から抜け出す
   合法的裏ワザ』(二見書房)、『倒産させない〜中小企業復活のプロ
   グラム〜』(ワニブックス)など多数。
      経営者フォーラム東京ランド株式会社 代表取締役
      
             ★東京ランドへのお問い合わせ★
      東京都千代田区五番町2-14カーサ五番町202  FAX 03-3264-3609
      MAIL nakajima@sugoude.com  URL http://www.sugoude.com

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