経営

オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記

大型店や不況の波に揉まれながらも、頑張る商店のオヤジさんオカミさんのために、経営指導・商店街活性・地域活性のプロが、様々な事例を分かりやすく解説しながらお届けします。

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オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記 Vol.33

2006/01/12

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      〜〜経営コンサルタント「M」の店舗診断日誌〜〜
            http://dot.eee.ne.jp/raffinet/

     ◆◇オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記 Vol.33◇◆

                    ラフィッネット総合企画 水井澄人
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   ○ご意見・ご感想をお寄せください。:宛先:<meguro@eee.ne.jp>
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        ◆「茨城県境町の商店主が今、動き出した!」
           Vol.33「オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記」
          さかい一店逸品事業の申し子的存在の店「萬梅堂」

 (5)片や着々と進んだ“新名物”さかいの赤豆大福づくり

 店づくり計画が進む一方で、もう一つの課題である、例の“甘さたっぷり、歯ごた
えグチャ”の1個100円の大福の改良である。まずは「小豆にこだわりたい」との
私の注文に対し、山下さん親子が示してきた答えは「北海道十勝の大粒小豆」に変え
ることだった。原価的には今までのものよりも少々高くなるが、これで行けるという
ことになり、小豆は「北海道十勝の大粒小豆」に変えることとなった。

 それから程なくして、数日後に「北海道十勝の大粒小豆」を使用した餡の試作品が
出来上がった。山下さん的には、相当甘さを控えたようだったが、それを試食した私
と芝田さんにとっては、まだまだ甘かったのである。そこで「もう少し甘さを控えら
れませんか」とさらに注文をつけた。
 それには、さすがの山下さんも「これ以上甘さを控えたら日持ちがしなくなります
。」と反論してきた。すかさず私は、「いいんです!今日売るものは、今日の分だけ
作れば…」

 さらに「今日作ったものは、明日は売らないでください。」とも付け加えた。この
言葉には、山下さん親子は、きっと「菓子の事も分からないこのドシロウトが…」と
思ったはずである。

 しかし、ここが山下さんの偉いところである。「分かりました、先生の言うとおり
にやってみましょう」と二つ返事で、さらに餡の甘さを控えることに快く了承してく
れた。

 そして、次は“あの食感グチャ”の皮の改良である。これの改良にも数日を要した
が、ある日「何とか歯ごたえのある皮が出来ました。」との連絡が入り、出向いたと
ころ「いやぁ、結構苦労しましたがコレならいけると思います。」と自信たっぷりに
いう山下さん親子のニコニコした顔がそこにあった。
 

(6)“新名物”さかいの赤豆大福が誕生

 早速、芝田さんと二人で試食させて貰った。
  「ウマイ!」…。
 餡の甘さも改良され、皮の食感もモチモチ感があり、以前食べた大福とは全くの別物
である。ひとつをペロリとたいらげ、思わず2つ目に手を出した程のうまさである。
  「コレ、いけますよ!」
 が芝田さんと二人で出した答えだった。
 
 しかし、確かに以前の大福とは格段に違うものの、私的には、何かもうひと味の付加
価値が欲しかった。そこでひらめいたのが「外装」である。
 山下さんに「何か折り紙くらいの大きさの和紙はないですか」と尋ねたところ、「以
前何かに使えるのではないかと思い仕入れておいた紙があるんですが…」と言いながら、
山下さんは奥から絵柄のきれいな和紙を数枚持ってきてくれた。

 早速その和紙に大福を包み、ワイヤーテープで止めてみた。そこに出来たものは、
まさに「さかいの新名物」にふさわしい、新たな大福だった。
 そして“さかいの赤豆大福”と名付け、シールを貼り、1個130円で売り出すこと
が決まった。

 その時点では、この先萬梅堂の大ヒット商品になることは、誰一人として予想してい
なかったはずである。正直なところ、私自身ですら今まで100円でも大して売れなか
ったものが、餡を変え、皮を変えたくらいで果たして130円で本当に売れるだろうか
との不安さえ抱いたものだった。

                               〜次号に続く〜
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創刊日:2002-06-08  
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